◇秋季リーグ第4節対龍大◇10月19日◇龍谷大学南大日山グラウンド◇
       5 −14             前後計  計前後
関 大 5      59龍 大      1 0 1 T 9 2 7
       0 −45             0 0 0 G 7 2 5
                       0 0 0 PG 0 0 0
                       0 0 0 DG 0 0 0
  
 悲願のAリーグ昇格に向け、開幕3連勝と好調な滑り出しを切っている関大。今回の相手は、1年でのAリーグ復帰を目指す強豪・龍大だ。勝てば昇格に大きく近づく一戦とあって、試合前には入念にFWとBKのコンビネーションを確認。大一番に挑んだ。

 関大の昇格への思いは、試合開始早々に現れる。龍大のキックオフから始まると、龍大DFをいきなり突破。敵陣でチャンスをつかむと、SH西尾がインゴール左へ飛び込んだ。開始1分での、先制トライ。ゴールは外れたものの、ベンチ・観客がどっと沸きかえる。

 しかし、個人の力では劣勢の関大。龍大が繰り出す多彩な攻撃のバリエーションに徐々に苦しめられる。7分には、防御網を突破されトライを許した。ゴールも決められ、逆転される。スクラム・ラインアウトとセットプレーも安定している相手に、なかなか攻撃の糸口が見出せない。敵の圧力に防戦一方の展開となる。

 だが、関大は組織的なDFで懸命に防ぐ。1人に対して、2・3人かけても必ず倒すタックルを徹底。全員がフルの運動量でカバーすると、敵は徐々にペナルティーを犯し始める。敵のボールをTOする場面も幾度か見られ、15分にはPR小澤が相手DFラインを突破して、インゴールに迫るもノックオン。再逆転することがなかなかできない。

 必死に防いで迎えた38分。LO粟谷が、ペナルティーを取られシンビン(10分間の一時退場)を宣告されてしまう。相手より1人少なくなった関大は、懸命のDFを見せるもついに防ぎきれず、ロスタイムにトライを許した。しかし、前半を終えて差は9点。逆転も狙える状態で、後半に挑んだ。

 開始から、FL星野などが積極的な攻撃を見せるが、なかなか敵陣深くまで攻め入れない。すると、徐々に地力の差を出してきた龍大。まずスクラムで、圧倒される。さらに個人の突破などで自陣に押し戻されると、10分にスクラムからトライを許した。

 前半から組織的なプレーで体力をかなり消費してきた関大フィフティーン。徐々に疲れの色が見え始める。敵陣へ攻め入るも、スクラムや、接点のポイントサイドでTOされるケースが目立ち始めると、16分。相手に左端から内に切り込まれ、追加のトライを奪われた。

 すると、徐々に集中が切れてきた関大。前半見せた組織的なDFに綻びが見え始める。相手を倒すものの、ボールをパスでつながれ大きく相手に攻め込まれる。この後、立て続けに3本のトライを許してしまった。

 35分に、敵陣でペナルティーをもらい久々のチャンスをつかむと、西尾がインゴールへハイパントを上げるという奇策に出るも、トライは奪えず。直後に、とどめの1本を奪われ、無念のノーサイドとなった。

 試合後、涙に暮れていた選手も見られた関大。スコアは確かに完敗であったが、前半の組織力を生かしたDFは昇格への並々ならぬ意気込みを感じさせてくれた。まだ、昇格が絶望的になったわけではない。気持ちを切り替え、次の試合は勝利をつかんでくれるはずだ。

▼清水主将「個人・組織・チーム全てが上だった。(セットプレーも)全て負けです。(課題は)個人のタックル力。負けは負けなんで、気持ちを切り替えて。1つも落とせないんで頑張りたい」






このページの先頭へ