◇秋季リーグ第6節対同大◇11月16日◇西京極総合運動公園◇

【前半】関大7-8同大 
【後半】関大7-33同大 
【試合終了】関大14-41同大

 Aリーグ復帰後、苦しい戦いが続く関大。開幕戦以降白星が無く、現在リーグ7位に沈んでいる。今節は連敗脱出をかけ2位と好調の同大と対戦した。

 関大のキックオフで試合が始まる。序盤、ボールを支配したのは同大だった。FWが縦への突進を見せ、BKも左右にパスを回し関大陣内へ攻め込む。だが、ここは関大が踏ん張り、ジャッカルに成功。するとハイパントやゴロパントでうまく陣地を稼ぎ、チャンスを作る。ゴール前5㍍地点で相手の反則があり、早いリスタートでFWが突っ込む。ポイントから左BKに展開しCTB畑中が縦を突くと、SH細井がすばやくWTB増田にパスすると左隅にトライ。キッカーのSO廣岡のコンバージョンキックも成功し7点を先制した。勢いに乗りたい関大だったが、自陣22㍍付近でオフサイドを取られると、相手がペナルティーゴールを決め3点を返される。その後は両チームともパスが乱れノックオンを多発し、攻め手を欠いた。
 しかし、28分に攻撃中にターンオーバーされボールを失うと、相手WTBに左サイドを独走され逆転トライを許す。すると、同大が流れに乗ったように試合を支配し始めた。ポイントからテンポよくボールを出す早い攻撃が続き、関大は守備の時間が長くなる。それでも相手の勝負所でのミスに救われ、7-8で前半を終えた。
 
 ペースをつかみきれなかった同大に対し、関大はロースコアでの折り返しに手応えを感じていた。後半2分、自陣からSO廣岡がパントキックを相手のいないスペースにうまく蹴りこむと、走り込んだWTB廣川がボールを取る。そのまま相手を振り切りゴール右にトライ。逆転に成功し、廣川はガッツポーズを見せた。コンバージョンキックも難なく決め14-8とリードを広げる。勢いづいた関大はディフェンス時のポイントへの集散が早くなり、相手に突破を許さない。しかし、平均体重101㌔を誇る相手FW陣に善戦していたスクラムが崩れ始める。自陣22㍍付近中央のスクラムでコラプシング(故意にスクラムを崩す反則)を取られ、早いリスタートから相手FWが中央に突進。これを止め切れずトライを奪われる。コンバージョンも成功し14-15と再びリードを許してしまう。その時、WTB廣川が「悪いプレーはしていない。落ち込まないでいい」と大声でチームを鼓舞する。前節から細川主将が負傷欠場するなか、4年生がチームを引っ張っていく姿を見せた。
 意地でも食らいつきたい関大だったが、同大が本来のプレーを取り戻す。連発していたミスがいつしか無くなり、連続トライで関大を突き放した。関大もボールの下に潜り込んでトライを阻止するなど、苦しいときも最後まで諦めないプレーを見せたが及ばず。14-41と大差をつけられ敗れた。
 この結果により、2部リーグとの入れ替え戦に出場することが決定した。しかし、まず目の前にあるのはリーグ最終節・京産大戦。「今ある最大限の力を出して、次につながる試合をして勝つ」(畑中)。次こそは関大本来のラグビーを見せつけ、なんとしても勝利をつかみ取る。

▼畑中副将
「前の試合から関大らしさを出すことができているのが収穫。前半の入りは良かったが、後半に入ってフィジカルの違いや集中力が切れてやられてしまった。後半のトライの後に流れをつかみたかったが、それができずに相手のペースになっていた。関大はディフェンスのチーム。ディフェンスで低く入って、リアクションのスピードで勝って、相手のミスをトライまでつなげる。FWとBKが一体となっている。自分たちのラグビーができて来ている。だからこそ残り1試合となってしまって残念だが、次戦は自分たちのラグビーをするだけ。内容も大切だけど結果を重視したい。京産大はディフェンスがうまくて、あまり点を取られていないが、関大らしいプレーができれば崩せると思う。入れ替え戦も決まってしまったが、今ある最大限の力を出して、次につながる試合をして勝つ」
▼廣川
「力の差があるとは思わなかった。自分たちの反則や勢いに乗れないところで相手に流れを持っていかれて自滅してしまった。前半はアタック、ディフェンスともによくできていた。後半はフィジカルの差や、自分たちがトライを取られてからつぶれてしまい、相手を勢いに乗せてしまった。トライのシーンはボールのバウンドが運よく自分のほうに来たので、初めはタックルに入るイメージだったが、そのままトライできた。逆転されたときは『自分たちは悪いことはしていない。落ち込まないでいい』と声をかけた。自分はWTBで一番外にいて全体が見えるし、チームを盛り上げる、ムードメーカー的立ち位置だと思っている。最終戦は自分たちが準備したこと、今までやってきたことを出し切って勝つだけ。結果にこだわりたい」

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