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◇第60回春季全関西学生選手権大会及び第19回春季全関西女子学生選手権大会◇5月12日◇能勢町ライフル射撃場◇

 毎年数々のタイトルを獲得する関大射撃部。関西では常に上位入賞している彼らだが、「去年までのレギュラーは4年生が中心だった」(黄瀬主将)。戦力が下がっているとの周囲から心配する声もあったが、それを見返すためにも今大会での優勝も必須だった。

 女子は昨年関西4連覇していたものの例年10mS40で他校に点差を詰められている。今大会に向けそれに重点を置き、練習してきた。その成果が表れ、団体では、土田の393点を筆頭に高得点をマークし、1167点で1位。しかし、もう一つの種目50m3×20も上位を狙いにかかるが、ARに力を入れ過ぎた結果、SBはトップとの差を60点もあけられ、あえなく総合3位に終わる。連勝記録を伸ばすことはできなかった。
 しかし、個人では入賞を多数獲得。個人の10mS40Wではファイナルに4人が出場。2,3,4,5位に入賞する。また50m3×20Wでは田中が6位、50mP60Wでも、田中、そして黄瀬がファイナルに出場。内容は悔しい7位と8位。個人でも優勝はなく女王としては悔しい内容となった。

 男子も団体は、思うように点が伸びず、2位。個人戦へと気持ちを切り替え最終日へ。10mS60Mでは、榎本、畑、髙木、折原、森がファイナルへ出場した。今年からファイナルの方式が変更され、選手たちは探りながらの競技となる。第1シリーズを折原が4位、髙木が3位、森が7位、榎本が5位、畑が2位で通過。第2シリーズは最下位の選手から脱落していく。7射目、榎本が10.5と、この回のベストショットをマーク。8射目でも10.9を叩きだす。怒とうの追い上げで3位に浮上した。また畑も、慎重に1射ずつ放ち、10.6点を射抜く。暫定1位へと躍り出た。しかし、10射目で森が脱落。悔しくも7位に終わる。一方で髙木はさらに追い上げを図る。10.8のベストショットも飛び出した。前半好調だった折原も後半は伸び悩み5位に終わる。髙木も追い上げ及ばず4位。残るは、現在1位の甲南大・西田、榎本、畑。18射目で後半なかなか10点を越えられなかった畑が合計178.2点で脱落。西田と榎本の一騎討ち。榎本は最後の1射を10.4とするも0.8点差を埋められず2位入賞した。

 髙木が予選1位で通過した50mP60Mでは、1射目が響き、第1シリーズ終了時点で2位。しかし、まだまだ好位置に付ける。安定して得点をマークしていき、10点代前半を連発。立命大・山森と常に1、2位争いを繰り広げる。そこに第1シリーズ7位通過の近大・西田が10点代を6連発するなど一気に3位まで上昇し迫る。17射目髙木が唯一10点代を射止めて抜けだす。西田の追い上げもここまで。18射目で脱落。残った髙木と山森の総得点差はわずかに1.0点。油断すればすぐに逆転される点差だ。19射目髙木が9.2。山森が9.4点でさらに点差を縮められ0.8点差。最後の一射を撃つ――。得点の発表を待つ。山森が10.7。髙木が10.5。総合計0.6点差で優勝をつかみとった。
 今大会団体の優勝は逃したものの、髙木の優勝を始め、個人入賞者が多かった関大。次の舞台は西日本。今年は全日本選抜を除き、学生大会は撃ち慣れたホーム・能勢で行われる。関大復活を誓い、彼らは再び己と向き合う。

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▼黄瀬主将
「去年からすれば戦力は落ちたかもしれない。でも毎年調子の悪いAR(10m競技)でも今年は優勝しようと意気込んで大会に入った。すべて含めればよくもなく悪くもなくという感じ。モチベーションは上げて試合に臨めたのでよかったと思う。でもARに集中しすぎてSB(50m競技)の練習をおろそかにしてしまった。新ルールについてはなかなか自分たちのペースでできないのでまだ慣れてはいない。今回でARの実力が上がっていることが証明されたと思う。あとはSBと両立すること。西日本ではこの悔しさを晴らす。男女ともにARとSB両方強い関大といわれるようにしたいと思う」
▼髙木
「練習はたくさん積んできた。その成果がでてよかったと思う。課題はARもSBも両立すること。ある程度新ルールにも対応しきれていたと思う。次(西日本)は頑張る。ただそれだけ」

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