◇平成25年西日本学生選手権大会◇6月16日◇能勢町ライフル射撃場◇

 多くのタイトルを手にし、王座に君臨してきた関大射撃部。しかし、昨シーズンで主力が引退すると前大会の春関でも良い成績を残せず、悔しさをにじませた。起死回生の今大会では女子は団体6連覇を目指す。

 女子団体はまず得意とする10mS40。黄瀬主将、村上、土田が出場。序盤なかなか勢いをつかむことが出来ず、90点前半の得点をマーク。1位の同大に9点差を付けられてしまう。しかし、この後点差を詰め、5点差に追いついた。続く50m3×20に巻き返しを狙う。膝射を終えた時点で点差はわずか1点。だが、次の伏射では思ったような者をすることができず、点差をあけられてしまう。そして最後の立射。相手の失速に加えて点を稼いだ関大。最後まで集中して、的を射る選手たちだったが、あえなく準優勝。6年目にして女王の座を同大に明け渡した。

 個人の50mP60W。ファイナルには関大から黄瀬と田中の2人が出場した。第1シリーズの6発まではファイナリスト達が同じように撃ち、第2シリーズは2発ずつ撃つ。そのときの暫定順位で1人ずつ敗退者が出る。予選の得点も考慮されないため、一射一射の点数が貴重なものになる。安定した得点を出し先頭集団に食らいついていた黄瀬だったが、7位決定戦で敗退。僅差だっただけに悔しさが残った。また田中も暫定6位となりシュートオフへ。しかし、見事勝ち残ると、この後のシリーズでは次々に高得点を挙げた。「負ける気はしないかった」(田中)。最後まで諦めず、自分を信じることで10点代を何度もたたき出した彼女。最後には0.6点差を埋め、優勝を成し遂げた。

 この他にも10mS60Mでは畑が躍進。予選1位で通過すると、ファイナルでは研ぎ澄まされた感覚とコントロールで得点を積み重ねたが最後の最後で逆転を許してしまった。畑は試合後、悔しさのあまり涙が止まらなかった。そんな彼をやさしくも厳しく、応援した選手たちの姿もまた印象的であった。

 「調整しきれていなかった」と振り返った黄瀬。春関に続き、思い通りの成績を残せなかった。しかし、弱気になっている時間はない。次戦には全日本選抜が控えている。新体制となった今、真の強さを見せつけるときはやってきた。

▼黄瀬主将
(今大会に向けて)調整しきれていなかったと思う。成績は春関より全体に下がった。SBの人手不足。例年なら学生同士で教えていたが、学生でSBを教えられる学生が足りない。団体にレギュラーで入った子がプレッシャーにも負けず実力以上を出せていたことが収穫。みんなそれができるように。次の選抜は団体も個人も入賞できるようにしたい」

▼田中
「嬉しい。練習ではARよりSBに力を入れていたので、優勝できるとは予想外だった。ファイナルの6位決定戦では下の順位だったが、シュートオフで勝ち残り、5位確定以降は負ける気はしなかった。諦めなかった。0・6点差を埋めることは簡単なことではなかったが、自分なりに頑張った。また周りの人がサポートをしてくれて、みんなのおかげ。自分1人で取ったものではない。(良かったことは)諦めなかったこと。最後までどうなるか分からないのが射撃なので、妥協は許されない。(選手権のSBに向けて)準備を早くして、姿勢をもう一回確認すること。また団体戦に入れてもらえれば団体戦に貢献して、自己新を出したい。ファイナルに残って入賞したい」

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