【第38回関西学生選手権大会決勝戦対大院大】 関大3−1大院大 ◇長居陸上競技場◇
赤く染まったスタジアムに、試合終了を知らせるホイッスルが鳴り響く。〝全員サッカー〟という目標を掲げるチームに、今期初タイトルがもたらされた。
全国の舞台へ続く今大会。決勝トーナメントでは、初戦から圧倒的な強さを見せ順調に勝ち上がる。
迎えた準決勝、立命大戦。1点を追いかける関大は後半ロスタイムに、FW板倉(社1)の起死回生のゴールで同点に追いつく。延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦へ。先攻の関大は1本目を外した後、MF藤澤(経3)、DF宇佐美(社4)、MF中村(経4)が連続で成功し3ー2とする。しかし続くMF西岡(文3)が外してしまう。もう失敗が許されない関大。6人目のDF平野(商4)がしっかりと決め、後攻の相手にプレッシャーを与える。立命大最後のキッカーが放ったシュートは、左枠外へ。激闘の末に、価値ある勝利を手繰り寄せた。
そして「この場に立てるのは2チームだけ。責任を持って臨んだ」(島岡監督)という決勝戦。対する大院大は、堅い守りでここまで無失点。キックオフの笛が鳴り、関西制覇へ最後の一戦が始まった。 序盤からボールを支配し、関大ペースで試合が進む。ゴールの匂いが漂う前半16分、藤澤がドリブルで相手陣内へ切り込む。フェイントでタイミングをずらし、そのままシュート。「得点がほしかったので、積極的に狙いにいった」(藤澤)。鮮やかにゴールネットを揺らし、貴重な先制点を挙げた。
続く前半27分FW金園(文3)がDF田中雄(文3)からのロングパスを受ける。ディフェンスを振り切り、落ち着いてGKの足元を抜きシュートを決めた。
相手に決定機を与えず迎えた後半36分。ダイレクトでパスをつなぎ、FW佐藤(経4)が見事なボレーシュートを打ち込む。勝利を導く大きな追加点となった。後半ロスタイムに1点を返されたものの、3ー1で見事、関西1位の座を手に入れた。
3年ぶりの優勝を成し遂げた関大。しかし「日本一へのステップとしての関西制覇」(清水主将=経4)と、優勝はあくまで通過点。決してぶれることのない目標達成に向け、関大サッカー部の夏はここから始まる。


