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◇平成26年度関西学生春季リーグ戦◇5月3・4日◇マリンテニスパーク北村◇

 おととしの春季リーグで初優勝し、勢いそのままに王座3位まで駆け上がったソフトテニス部女子。しかし、連覇を狙った昨年春季はまさかの1部最下位。屈辱の入替戦行きを味わった。何とか降格は免れたものの、チームはどん底に落ちた。今までのおごっていた気持ちを一新し、再スタートのきっかけとなった西カレで優勝。その実績を自信に変え、新体制で挑んだ秋季リーグでは準優勝して幸先の良いスタートを切った。そして、迎えた春季リーグ。選手層の厚みが増し、個々のレベルアップを強化するとともにチーム力を濃く、深くすることを意識してきた。どん底から這い上がってきた彼女たちの逆襲は準優勝では満足できない。2年ぶりの頂点を目指し、チームはひとつとなった。

 初戦の立命大を下し弾みを付け挑んだ2戦目は因縁のライバル・関学大。1番手は佐々木美・岡田組。2年生と1年生の若きエースに託された。1ゲーム目は立ち上がりを狙われ落としてしまうも、2ゲーム目以降は佐々木美の安定したストロークと岡田のナイスボレーが冴え渡り3ゲームを連取。ネットに嫌われ1ゲーム落とすも、落ち着いて立て直し、最後は相手のレシーブがネットにかかって1勝目を挙げた。2番手はシングルスの内藤。相手の的確なショットと自らのミスが重なり連続失点。2ゲームを落とし、劣勢となる。3ゲーム目は相手の4連続ミスで逆転勝ち。その後も粘りを見せるも、振り払われ、カウント2-4で敗北。命運は不動の柱である佐々木真・田中組が握る。立ち上がりから接戦を演じ、7-5で取得すると、さらに少ないチャンスを生かし、田中が豪快なスマッシュでポイントを稼ぐ。徐々に流れを引き寄せ、最後は佐々木真が相手の脇を抜くパスショットで勝利を決定づけた。

 開幕2連勝と波に乗り、1日目最終戦は対天理大。勢いのあるチームの強烈なストローク力に太刀打ちできず1番手は惨敗。後がなくなった関大は再び内藤が登場。関学大戦のリベンジを狙う。しかし、冒頭ゲームを連取され、正念場を迎える。3ゲーム目天理大サーブ。(関大)1―3(天理大)のピンチにも内藤は果敢に攻めたて、3-3のデュースに持ち込む。相手を前に誘い、パスショットで先制し、そのままの勢いで押し切り逆転で取得。次ゲームはデュースまで持ち込むも振り切られ、王手をかけられる。だが、ここから怒涛の快進撃を遂げる。相手の取りにくいコースにショットを決め、5ゲーム目を取得すると、6ゲーム目は相手が4連続失点。ゲームカウントを3-3に並べ、試合はファイナルゲームに突入する。加熱する応援と比例し、さらに内藤の勢いは増していく。巧みに
コースを使い分け、ポイントを重ねて6-2でマッチポイントを握る。最後は痛烈なレシーブをストレートに返し、ゲームセット。逆転勝利で最終戦にバトンをつなぐことができた。最終戦は4-0で快勝。1日目を全勝し、暫定1位で大会を折り返す。

 2日目の初戦は千里金蘭大。優勝が現実味を帯びてきた状況でさらに一戦一戦の勝利が重要となってきた。昨日勝利している1番手の佐々木美・岡田組だったが、相手前衛に捕まり、思うように攻めきれず2-4で惜敗する。またもプレッシャーのかかる状況で回ってきた内藤。1ゲーム目は接戦で落とすも、すぐに立て直し、ポイントを連取。その後は覇権を握り、4-1で快勝した。大将戦はもちろん佐々木真・田中組。1ゲーム目はあえなく落としてしまうも、2ゲーム目は互いに譲らず、激しい攻防戦が展開され、11-9で何とか奪い取った。3、4ゲーム目は互いに取り合い、ゲームカウント2-2で迎えた5ゲーム目で抜け出したのは関大。途中相手に連続ボレーを決められるも、佐々木真のカットサーブで翻弄(ほんろう)し、ゲームを取得。勝利に王手をかけると最後はラリーの粘り勝ちで、千里金蘭大を下した。

 他大が4勝以上が不可能になり開幕4連勝を飾った関大は、最終戦を残した時点で優勝が決定。最終戦は関西リーグ最多優勝回数を誇る神戸松蔭大。全勝優勝を懸けて最終戦に挑む。佐々木美・岡田組が満を持して登場。本来のプレーを取り戻し、岡田のファインボレーが炸裂し、佐々木美もラリーで粘り勝ち。4-0で完勝した。内藤も連勝したいところだが、1-4で敗北。最終戦もエースに委ねられた。激しい点の奪い合いが続く。しかし、ここまで負けなしの佐々木真・田中組の実力で徐々に試合を優位に進め、3ゲーム連取。そして、3-0で勝利まであと1点。2人の思い、チーム、そして観客の応援がひとつとなり、最後の1球が決まると2人は抱き合い、歓喜の涙があふれていた。

 全勝優勝を達成し、王座への切符を手にした。どん底から頂点に駆け上がった彼女たちのシンデレラストーリーの次章は全国の舞台。もう二度とこの座は譲らない。

▼今井主将「1年生が入り、2、3年が上回生として意識づけしてきた。全ての試合が山場。全試合天秤(1勝1敗で3試合に入ること)だったが、大将(佐々木真・田中組)だけでなく1番、2番も活躍してくれた。6月の王座では全国で初制覇できるようにしたいと思う」

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