◇第63回朝日レガッタ◇5月3日・準決勝◇瀬田漕艇場◇

 1着のみが決勝進出を許される準決勝は、大会中最も厳しい試合だ。関学大・近大を含む大学生クルーだけでなく、実力者そろいのクラブチーム・BOMBERSも出漕する激戦区。関大フォアは善戦を見せたものの3着に終わり、瀬田での戦いは幕を閉じた。

 まず飛び出したのはやはり近大とBOMBERSの2艇。続く4艇はほぼ横一線で、その中でも関大はやや出遅れていた。コンスタントに入り、徐々に艇差がはっきりしてくる。近大が快調に飛ばし、続くBOMBERS、関大はライバル・関学大を早々に下し、下位争いを抜け3番手につけている。しかし残りは約500m。まだまだ余力を残す2艇に後半、どこまで迫ることができるか。

 もっとも辛いとされる600~750m付近。体力と気力のスタミナが問われるゾーンだ。近大には2.5艇身、BOMBERSにも1艇身をつけられ厳しい関大。疲れからオールもバラついてくる。ここでBOMBERSの艇速が一瞬にぶった。好機とみた関大は一気にスパート。ラスト150m、先頭の近大にはもう届かないが、なんとか2着に入り一矢報いたい。力を振り絞り力漕する関大。BOMBERSはすでに“いっぱい”の気配だ。しかし、4分の1艇身まで詰めたところで決勝ライン。スタートの出遅れがそのまま響き、3着で準決勝を終えた。

 依然としてスタートが弱点の関大。関西選手権やインカレの半分である1000mで行われる朝日レガッタでは致命的だ。持ち味の中盤からの爆発力を生かせる2000mのレースでは、その差しの能力に期待がかかる。体格に恵まれた新人を迎え、一層の活躍を期する関大に注目だ。

▼福田
「BOMBERSに勝つことだけを考えて準決勝に臨んだ。中盤からのスパートで差を詰められたものの、及ばなかった。レース全体としては予選より落ち着いていたし、悪くなかった。でも市民レガッタでタイムで上回った近大に離されたことを考えると悔しい。序盤の課題を克服していきたい」

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