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◇関西大学対抗リーグ第5節対関学大◇9月20日◇ブルボンビーンズドーム

◇今年こそは関西優勝、そして王座で日本一を狙うテニス部。しかし、今年の関西リーグは波乱の幕開けとなった。昨年の覇者・関学大がまさかの2部から昇格したばかりの甲南大に敗北。ダークホースに関大も警戒して、挑んだ甲南大戦。しかし、勢いに押され、4-5で惜敗。甲南大の優勝が決定し、残る王座への一枠をこの最終戦で勝利した方が得られる。宿敵・関学大との因縁の対決が始まった。


 D1の森田・三輪組。2年生ながらここまでチームをけん引してきた2人。対するは、辻田・黄組だ。春関では関大が勝利したものの、夏関では、優勝を収めた強敵。どちらに軍配が上がるか会場中の注目が集まる。1ゲーム目は、三輪のボレーが連続で決まり、先制した。しかし、辻田の強烈なサーブに手が出せず、2ゲーム目を落とす。接戦を繰り広げ、3-3で迎えた7ゲーム目。ミスを連発してしまい、関大はサービスゲームを落とす。1ゲームを取り返すが、際どいコースに落とされていくボールに1セット目を4-6で奪われる。しかし、やられるばかりではなく、気持ちを切り替え、2セット目を奪取。ファイナルセットに持ち込んだ。だが、終始リードされたまま、追いつくことができず、D1は黒星。残るD2、D3を勝ち取り、2勝1敗とした。


 S4に登場した恒松主将。今大会は、けがのため出場を見合わせていた恒松だが、宿敵を相手に主将自ら勝ち星をとりにいく。試合序盤は、有利に進めていく。しかし、徐々に相手が調子を上げてくる。さらに、自身のミスも重なり、逆転。3-6で第1セットを落とすと、第2セットを0-6で落とし、敗北を喫した。


 主将の敗戦を受け、「絶対に勝たなければ」と残ったメンバーはさらに奮起した。S6の池川が勝利し、3勝2敗。続くS3にエントリーした新屋。昨年から、目まぐるしい成長を見せ、単・複共に出場し、チームの柱となった。2-2で迎えた5ゲーム目。相手のミスにつけいり、一気に攻め込む。このゲームをものにし、続くゲームを連取。第1セットを先制した。しかし、相手も簡単には勝たせてくれない。5-5まで追いつめられながらも、攻めの姿勢を崩さない。6-5とし、勝利まであと1ゲーム。そこに吉報が飛び込む。センターコートで行われていたS5の三輪が接戦を制し、総合4勝2敗。新屋の勝利で関大の王座出場が決定する。チームの応援がより一層大きくなる。あと、1本――。相手のストロークがベースラインを越え、アウト。役目を果たし、コートに倒れ込む新屋。会場に拍手が鳴り響いた。


 センターコートで全員が見守る中、行われたS1。福田が大学生活最後となるリーグ最終戦のコートに堂々と向かう。第1セットは相手のペースにのまれ、1-6。しかし、これだけでは、終わらない。4年間チームを率いてきたプライド、後ろで精一杯応援してくれる仲間の声が彼に力を与える。第2セットを6-2で取り返し、そのままの流れに乗り、6-3で逆転勝利。笑顔で仲間と喜びを分かち合った。
 関西2位で王座への切符を手にした関大。強豪たちが会場と同様のハードコートで練習を重ねてきた中、ハードコートを持たない関大の2位入賞は価値ある勝利だ。しかし、彼らの目標はあくまで〝日本一〟。やっとスタートラインに立った彼ら。関東の強豪たちを撃破し、頂へと突き進め!


▽恒松主将「勝ってよかった。でも、2位は悔しい。今大会で技術面以外でも成長できたと思う。王座での目標は優勝だけです」
▽福田「気合が入った試合だった。チャンピオンにならなければいけなかった。打倒関東を目指してやっている。勝ちたいというか勝つ」
▽森田「今年は悔いの残るリーグだった。王座では日本一になり、関西で負けた悔しさを晴らす」
▽新屋「Dは絶対落とせなかったが、勝利し、流れに乗り、Sにいけた。王座ではSもDも関東に勝ち、4年生に感謝の気持ちを伝えたい」
▽三輪「Dは負けてしまい一人で2敗はできないと思った。気持ちの上がり下がりが激しかった。日本一だけを目指している」
▽古井「ペアとも盛り上がっていけて、一番いい試合ができた。王座では、最高の形で4年生を送り出したい」
▽池川「D・S合わせて10試合。大変だったけど、勝った時の喜びの方が大きかった。修正点を王座までに直し、王座は絶対優勝」

●D1 森田・三輪 4−6 6−4 4−6 辻田・黄
〇D2 福田・池川 3−6 6−0 6−3 杉森・日下
〇D3 新屋・古井 6−4 6−1 鈴置・菊本
〇S1 福田 1−6 6−2 6−3 杉森
〇S2 森田 6−0 6−2 辻田
〇S3 新屋 6−3 7−5 黄
●S4 恒松 3−6 0−6 日下
〇S5 三輪 6−4 7−5 菊本
〇S6 池川 6−2 7−5 衣川
〇関西大学 7−2 関西学院大学

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