◇平成24年度全日本大学対抗王座決定試合3位決定戦対甲南大◇10月21・22日◇有明テニスの森公園◇

 関西2位で王座へ出場した関大。準決勝では関東1位の早稲田大を相手に1-8で敗北。負けが許されない3位決定戦で対する相手は、リーグで惜敗を喫した甲南大だ。悔しさをバネに、プライドをかけた戦いが今始まる。


 D1で出場したのは福田・池川組。対する相手は沼野・上原組だ。1ゲーム目は連続で失点。池川がボレーを決めデュースに持ち込むが、その後得点を奪えず先制される。2ゲーム目は沼野に池川の横を抜けるショットを決められ、またもデュースに。粘る関大だったが、再びゲームを落としてしまった。しかしその後エースショットが次々と決まっていき、6-2と第1セットを先取。第2セットも勢いは止まらず、第1ゲームを先取するとストレートで2ゲーム目を勝ち取る。3ゲーム目を落としてしまうものの、福田の鋭いショットが相手コートに突き刺さり、第2セットも取得し、快勝を収めた。


 試合終了直後に雨が降り始め、残る試合は翌日に順延となる。迎えた翌日はD2、D3と着実に白星を挙げ、シングルスの試合が始まる。確実に勝ち星を取るためにS6でエントリーした恒松主将。サービスエースを連発し先制すると、続けざまに2ゲームを奪う。その後2ゲームを取られてしまうが、6-2で1セット目を勝ち取った。2セット目はゲームの取り合いとなるが、迎えた7ゲーム目を奪い取る。その後は接戦を繰り広げるも6-3と、最後まで力強く攻めつづけた恒松に軍配が上がった。

 この間にS1の福田が白星を挙げており、恒松の勝利により5勝で3位が決定。「本当に嬉しかった」(恒松主将)。この勝利に続くべく、S2の森田がコートに立つ。対する相手は、リーグで敗北を喫した沼野だ。悔しさを晴らすべく迎えた1セット目、サービスエースやストロークが決まり、次々とゲームを奪っていく。相手の反対をつくショットが突き刺さり、6-0とストレートで1セット目を勝ち取った。続くセットではまたもサーブが決まり1ゲームを先取。その後3ゲームを連取されてしまう。だが、このままでは終わらない。相手のミスを誘うショットでゲームを奪い取っていく。冷静さを欠いていく相手にエースショットを放ち、6-3。勝利を収め、リーグでの雪辱を果たした。

 シングルスで1本落としたものの8-1で圧勝し、見事3位の座を奪い取った関大。4年生は今大会がこのチーム最後の試合となった。来年こそは頂点へ――。関大テニス部の挑戦は、まだまだ終わらない。


▼恒松主将
「(リーグ終わって)課題が見つかって、小さい頃からやってきたような、流してやればしんどくない基本の練習をしっかりやって、一つ一つクリアしていこうとしてきた。プライドから油断もあって、チャレンジャーなのを理解して練習に取り組んできた。どう練習に取り組むのかというところでリーグは甘くて、ひとりひとりから考え方を変えて、目標のためにやるんだという意識でやった。(早大と)準決勝で戦えたのは光栄。1-8だったが、ファイナルに入った試合とか取れただろうという試合を取れていたら5-4だった。勝ちを狙いに来た王座だった。チャレンジャーではあったが、勝てると思っていった。そこが毎年とは違う。手応えはあったので、来年再来年勝てると思う。(甲南大は)リーグで負けていて悔しい思いをした相手。関西1位を信じていたし、勝って証明できた。プライドを取り返すために圧勝する目標だった。8-1で目標はクリアできた。ダブルスは競らずに勝って、実力通りの結果を出してくれた。安定感があってよかった。ダブルスは3つとも取れて、S1取ってS2で5勝して3位で、やることはやりきった。(自身のシングルスで3位が決まり)本当に嬉しかった。ダブルス・シングルスをレギュラーでやって、勝つ気持ちよさを知っている分。7月に、引退も考えるくらいの大きい怪我をして、そこから復帰できて褒めてやりたい気持ち。このシングルスで勝てたのは、今まで嬉しい瞬間はあったが、その中でも一番。使ってくれた監督やコーチに感謝の気持ちでいっぱい。(3位は)悔しい気持ちもある。(嬉しさと)半分半分くらい。(監督からは)最後の1ヶ月あれだけできたのは4年生がしっかりやってくれたおかげ、感謝している、と言われた。主将としてやってくれたというのも言ってもらった。怪我は手術後半年から1年ないと復帰できないものだが、復帰して戦えることを示したのは大きい成果で可能性とか努力が実ると下のみんなも気づいてくれたし、社会に出ても忘れずやっていってほしいと言ってもらった。(主将としての1年を振り返って)大変だった。(主将は)やったことがなくて、戸惑いながら進めていった。怒られるのは自分で厳しいものを求められたが、自分の成長を実感できた。やり甲斐の分しんどかったが、良い後輩たちが慕ってくれて、いろんなところで支えられた。いい思い出。(4年間)テニスに捧げてやってきた。小さい頃からやってきたので、変わらずテニスだけだった。関大のテニス部に入ってよかった。他の大学もいいところはあったが、今のメンバーでできて、本当に良かった」

▼浅香
「(早稲田戦は)前日調子が良くて、第1セットいけるかと思ったが取られ、最後勝つながって、悔しかった。1ヶ月悔しさから、好きを見せずにやってやるぞという気持ちで臨んだ。出だしが悪くてはなされたが、落ち着いてやって第1セットを取れたので、第2セットを取れた。(3位は)嬉しいが悔しい気持ちもある。この4年間テニスしかやっていない。集大成を見せることができた」

▼森田
「(早稲田大は)強いが、チャンスはあって、片ないと日本一になれないのでかつきで言った。ダブルスは出だしで相手が緊張していて第1セットを取れたが、押しきれなかった。もしかしたら取れたが、甘いところがわかった。シングルスは相手も強いが、自分がどこまで通用するか試す試合だった。まだまだなところがわかった試合。(甲南大には)リーグで負けて優勝できず、悔しい思いを晴らすため、競らずに勝つ気だったのが結果にも出た。試合に対する取り組みも甘く考えず、厳しく考えてやっていけたかなと思う。ダブルスは第2セットの途中で雨で順延になった。負ける気はしてなくて、流れが来そうなところで順延になって、どうなるかというところだったが、実力を出せた。(シングルスは)リーグの時に負けていて、勝っていればリーグで勝てたので、悔しい思いを貼らせたらいいなと思っていた。作戦考えて、試合に挑めた。勝ててよかった。日本一を目指す中で、3位は悔しい気持ちもある。去年も3位で悔しいが、リーグで負けた相手に勝って3位というのはプラスだし、よかった。(1年振り返って)去年全勝して、今年はD2、S2で出て、勝てなくて。上で出て勝てる選手にならないといけない。リーグ勝って、来年もこの舞台に立って、決勝に出て優勝したい」

▼古井
「(早稲田戦で)ダブルスは森田と三輪がやったことあって、いい試合をしていたのでチャンスがあるかなと臨んだが、団体で気迫があって、押されて実力差もあって、レベルが違ったのを実感した。来年いい試合ができるように練習したい。(甲南大戦は)リーグで同じところに負けて、迷惑をかけた。1ヶ月間あのペアに勝つという意識が強くて、調子を上げて臨めた。意識せずに素直に勝ちたいと思っていった。4年生にメダルをあげたかった気持ちが強くて、力を発揮してあっさり勝てた。1年の締めくくりをいい形でできた。チームは日本位置を目指して、(3位は)悔しい気持ちもあるが、3位と4位は違うので、勝ったのは嬉しい。4年生にはアドバイスを頂いて成長できた1年。個人でもインカレいけたのは4年生のおかげ。この試合で恩返しできた。来年一年もひとつ上の人にオン返せるように一年頑張っていきたい」

▼福田
「王座まで他の大会に出ていたので1週間前くらいからしかチームに合流できなかった。でも、しっかり自分のするべきことだけをしていた。D1の池川はもとが最高に強いので自信があった。早大戦以外は全勝できた。早大は実力はそこまで変らないと思った。昨年は実力の差で通用していないと思ったが今は張り合えていると思う。甲南大は、リーグで大失敗してしまったリベンジ。実力を証明する強い気持ちだった。最後の大会だから、よい形で終わりたいと思った。4年間は長いようで短かった。これからは、もっと高い目標を達成するチームになってほしい」

▼新屋
「早大戦の自分たちの状態は悪くなかった。しかし、向こうの方が上手で、テニス人生で一番簡単に負けた試合だった。甲南戦はリーグ負けてしまって、誰もが負けられないと思った。負けてしまって恒松さんに申し訳ないと思ったけど、勝ててよかった。来年は王座で、差もさらに縮んでいると思うし、次は早大に勝って、笑顔で終われるようにしたい」

▼三輪
「早大戦はDの序盤から本調子だった。でも、1ランク上だった。Sは本当に相手が強くて、自分も来年は通用していけるようになりたい。甲南戦は3-0でシングルスに回すことができてよかった。4年生は本当にいい人ばかりで最後よい結果で終われてよかった。このチームで日本一になりたかった。来年リーグで勝って、関東にも勝って、日本一になる」

▼池川
「関東に勝つために攻めの練習をした。Dの練習は少なかったが自分の役割をするだけだった。早大戦はあと一歩が大きかった。あと自分は3年ある。来年の王座で雪辱を果たす。1年間濃い練習が1日が充実していた。来年からは指導する側にもなり、いいチームの土台になりたい」


○D1 福田・池川 2-0 沼野・上原
○D2 森田・三輪 2-0 下向・瀬古
○D3 新屋・古井 2-0 福本・貝野
○S1 福田 2-0 上原
○S2 森田 2-0 沼野
○S3 三輪 2-1 瀬古
×S4 池川 1-2 福本
○S5 浅香 2-0 貝野
○S6 恒松 2-0 早瀬
○関大 8−1 甲南大

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