◇関西学生春季トーナメント◇6月1・2日◇靭テニスセンター◇


 昨年この大会で2年生にして男子ダブルスを森田・三輪組が制した。また森田は昨冬、室内インカレ、シングルスで創部最高位の3位を記録。また、3月に行われた新進トーナメントでもシングルスで優勝し、関西を代表する実力者となった。今大会はシングルス、ダブルスともに優勝を目指す。女子では昨年の夏関で女子シングルスでは準優勝、ダブルスでは優勝した藤原女子主将が今年はペアを新たに春関へと挑んだ。

 第1シードの森田・三輪組。周囲からの連覇に対する期待が彼らにプレッシャーを与える。2回戦で対するのは、浦上・増尾組(同大)だ。強敵に士気高く向かうも最後まで力を出し切れず敗退。前回王者が陥落した瞬間だった。インカレ予選では新屋・中村侑組との同士討ち。中村侑は今年入学した有力新人だ。関大の1、2番手を争う2組の戦いは、序盤から森田・三輪組のミスが目立つ。そのまま流れをつかむことができず、新屋・中村侑組に軍配が上がった。何とかインカレの補欠枠は獲得したものの、悔しいダブルスとなった。

 シングルスで森田は準決勝で甲南大の上原と対戦。第1ゲームは惜しくも相手に奪われた。だが第2ゲーム、相手に一度はリードされるもサービスエースなどで追い上げを見せ、このゲームを勝ち取る。勢いに乗りたいところだったが、続くゲームを落とすとそのまま流れをつかめずに4ゲームを連取され、第1セットを落とした。迎えた第2セット。2ゲームを相手に奪われるも、サーブやスマッシュでポイントを取得し、第3ゲームを勝ち取った。しかし続く第4ゲームを落とした森田。その後、自身のサービスゲームを獲得するが、相手のサービスゲームを得ることができない。ゲームの取り合いが続き、ゲームカウント4-5となる。そして迎えた第10ゲーム。ミスが続き相手にリードを許すと、相手のうまくコースを突いたショットに手が出せず、ゲームセット。4-6で第2セットを落とし、敗北を喫した。


 女子シングルス準決勝に挑んだ藤原。相手は、ライバル関学大の山本。力強いプレーが特徴である。試合はゲームの取り合いが続く。ゲームカウント4-4から抜け出したのは藤原。相手の逆を突いたストレートに抜けるストロークでセット獲得まで王手をかけた。しかし、そこで簡単に取らせてくれるほど甘くない。それどころか2ゲームを連取され5-6。藤原も粘りのラリーで相手のミスを誘う。何とか1ゲーム取り返し、タイブレークに持ち込んだ。相手の3本連続ミスで勢いに乗りたい藤原だったが自らも4本連続でミス。接戦のなかでも得意のサービスでエースショットを決める。ポイントは7-7のデュース。このプレッシャーのかかる場面で藤原が2本連続のアウト。長い第1セットを先取されてしまった。
 第2セットも接戦。ゲームカウントを3-5とあと一歩まで追い込まれるも、気合で2ゲーム連取し、追いつく。決着の行方はタイブレークへともつれ込んだ。際どいコースが惜しくもアウトの判定を受ける。これもデュースになるが最後は10-12。セットカウント0-2で敗北し、「勝てる試合だったのに」と素直に気持ちを吐露した。

 気持ちを切り替え、藤原はダブルスに向かう。今大会は3年生の大西とペアを組む。テンポの良さが藤原の攻撃パターンとマッチした。2回戦は同士討ちとなり、1年生の畑守・田尻組に先輩の意地を見せ快勝。続く準々決勝では、序盤から大差でゲームをものにしていく。第1セットを6-2で先取した。しかし、直後雨天により一時中断。19時に再開された第2セットも順調にポイントを重ねて6-3で勝利を収めた。
 翌日行われた準決勝は関学大の山崎・村上組。第1セットは大西の絶好調のボレーがさく裂。6-1でセットを先取し、完全に主導権を握ったかのように思えた。しかし、第2セットから歯車が狂い始める。徐々に離されていくゲームカウント。2-5の踏ん張りたい場面でも相手のパスショットが彼女たちを追い詰める。そのまま第2セットを落とし、ファイナルセットを迎えた。第1ゲームは大西が4本連続ボレーを決め、ゲームを取得。だが、相手は手を緩めることなくパスショットを連発していく。焦りからミスを重ねてしまった。結局それ以降ゲームを奪えず1-6で完敗。シングルスに引き続きベスト4で大会を終えた。

 男女ともにシングルス、ダブルスで優勝できなかった今大会。関西の頂点に立ち続けた関大には物足りない結果となった。「でも、収穫はあった」(森田)。目前に迫っている、関関戦。「絶対勝ちます」と藤原は悔しさ交じりに意気込みを語った。いままで1勝もしていない関大を今年こそ彼らが勝利へと誘う。


▼藤原主将「けがなどはなかったが、緊張でうまくいかないときもあった。(大西とのペアは)相性もよかった。ダブルスは完全に気持ちで負けてしまった。シングルスはシードでどちらもタイブレークで負けてしまった。悔しい」
▼大西「大会に向けて、調子は上がってきていた。サーブやストロークに力がある先輩とのペアは動きやすかった。課題も見えたのでインカレまでに直したい。前日から不調だったサーブも確認してもっと正確にしたい。関関戦は出られるなら絶対勝って、出なくても応援でチームのために頑張る」
▼森田「新進で優勝して、単・複で優勝しようと思っていた。シングルスのベスト4は悔しい。でも次につながると思う。ダブルスもインカレの補欠には入ったけど、勝ち続けることは難しい。今までは向かっていく立場でノンプレだったが、関西でも上の立場になってきてプレッシャーで負けてしまった。自分の中でそれをどうリラックスさせられるかが課題。(関関戦は)絶対に負けられない」

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