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◇平成25年度全日本学生選手権大会◇8月26日◇岐阜メモリアルセンター◇

 春関では単複ともにベスト4に散った藤原女子主将。今年で最後の全日。この大会にかける気持ちは人一倍だった。

 第6シードにエントリーし、2回戦からの登場。「初戦からいい選手とあたった」。苦戦はするも4回戦までを勝ち抜き、続いて迎えたのは準々決勝。相手は第1シードの山本(亜大)だ。昨年のインカレのシングルス準優勝している強敵。第1セットは相手のペースにのまれストレートで落としてしまう。しかし、ここで動揺することなくすぐに立て直し第2セットは奪い返す。勢いそのままにファイナルセットを6―3で制し、見事ベスト4進出を決めた。

 準決勝の相手は王座7連覇中の強豪・早大の吉冨だ。この試合も厳しい展開が予想されたが、それを覆し第1セットを先制。第2セットはタイブレークまで引っ張られ惜しくも落とすも、ファイナルセットを6―3で勝利した。

 決勝前夜「ここで負けたら1回戦負けと同じ」と士気高め、試合へと向かった。決勝の相手は再び早大。そして同じく主将の長谷川だ。先に行われた男子シングルスは早大の同士討ちだった。関西代表のファイナリストは藤原1人。「関西も強いというところを見せたかった」。いよいよ女王が決まる。

 先制したのは藤原。順調に弱点を突き、ミスを誘う。クロスでラリーを重ね、タイミングを計り、ストレートにも打ち分ける。完全に主導権を握った藤原は1ゲームも落とすことなく、第1セットを物にした。この勢いのまま試合は進むかに思えたが、相手もここまで勝ち上がってきた実力者。「1つギアを上げてきた」。そう簡単には勝たせてくれない。第2セット1―1から先制したのは長谷川。連続でネットにかけるなど自らのミスでさらにリードを許してしまう。カウント1―3と2ゲーム差をつけられた。しかし、ここで藤原は引くことはなく積極的な攻めの姿勢を見せ続ける。難しいコースを決めて見せ、勝負強さを示した。第5から8ゲームを連取し、形勢逆転に成功。5―3となり優勝まであと1ゲームに迫った。しかし、さらに相手は調子を上げ肉薄する。2ゲームを連取され、5-5のイーブンとなった。しかし、ここで天候不良により一時中断。その間も集中力を途切れさすことなく、ときを待った。30分後試合が再開され、相手の立ち上がりを一気に攻め立てる。6―5とし王手をかけた藤原だったが、徐々に相手ペースに引き込まれ第12ゲームを落とし、タイブレークへと持ち越された。
 タイブレークに入っても長谷川の勢いは止まらないが、劣勢の藤原も徐々に点差を詰める。コースを振り分け、相手のリズムを打ち崩す。マッチポイントを握られる場面もあったが、相手を上手く前にひきつけ、ミスを誘発。難を脱し、デュースに持ち込んだ。続いて激しいラリーを長谷川がアウトすると逆転に成功し、藤原はマッチポイントを奪った。そして、最後の一球。前方に上がったチャンスボールを藤原がクロスにたたき込み試合終了。創部初、自身初のタイトル獲得に笑顔がはじけた。

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 見事女王となった彼女。次に見据えるのは9月上旬の夏関、そして、リーグ戦だ。リーグ戦では昨年1部昇格1年目で3位。狙うは2位以上で得られる初の王座出場だ。女王は再び歴史を塗り替える。

▼藤原女子主将
「ラスト1年。今まで全国ではいい成績を残せていない。関東が毎年上位に入っているけれど、関西も強いことを示したい。自分も関西代表、そして関大の主将、エース。シードだし、優勝すると周囲に口にしていたから、負けられなかった。大会までのコンディションはよく入れた。初戦からいい相手とあたって苦戦した。徐々に調子が上がっていい形で決勝を迎えることができた。緊張はしていなかった。ファーストセットは自分の思うようにプレーできた。6―0で回せたことが大きかった。セカンドセットは相手が1つギアを上げてきた。ファイナルセットは避けたかった。まだ優勝の実感はないけど、自分の中で初めての全国優勝で素直にうれしい。夏関までもう時間はないけど、少しでも課題を克服して、今大会とは違ったプレーで優勝したい」

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