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◇平成25年度関西大学対抗リーグ戦◇9月26日◇ブルボンビーンズドーム◇

 着実に進化を続ける関大テニス部がまた新たな功績を残した。男女ともに準優勝を成し遂げ、ともに10月に行われる全日本大学対抗王座決定戦への出場権を獲得。関大の強さを証明した。

 16日に行われた女子1節目の同大戦。悪天候のため開始時間を変更し行われた。D1に登場した藤原・内田組。序盤は相手のボレーにつかまり先制される。しかし、落ちついて流れを引き寄せ、ゲームカウント2-2からキープ。その後も藤原のパスショットや内田のボレーで順調にポイントを奪い、第1セットを獲得する。第2セットも王手をかけたが、そこから粘られ、タイブレークを落としてしまう。ファイナルセットも接戦が続き5-5。ここも相手のボレーにつかまり、5-6でリーチをかけられた。そのまま追いつくことができず逆転負けを喫した。D2の大西・寺島組が勝利し、イーブンでシングルスを迎える。

 S3には1年生の筒井。身長の低い筒井に対し、相手は高い打点から強烈なストロークで襲いかかる。カウントは1-4の劣勢。しかし体全身を使い、筒井も打ち負けることなくラリーをつなぎ、第6、7、8ゲームを連取し、一気に追いつく。だが、再び勢いづいた相手にキープされた。続くゲームは両者譲らずデュースを繰り替えしたが落とし、第1セットを先取された。この日はこのまま日没延長し、翌日に持ち越された。第2セットは何とかタイブレークに持ち込んで奪い返したものの、ファイナルセットは相手に圧倒され3-6で敗北した。だが、S1の藤原、S2の内田がダブルスの悔しさを晴らし、両者ともにセットカウント2-0で勝ち星を挙げ、総合3-2で初戦を制した。

 第2節の親和女大、第3節では強豪・園田女大も下し、山場となる第4節の関学大戦を迎える。全勝対決となり、制した方が関西優勝により近づく一戦。だがダブルスは2敗、シングルスもS1の藤原はセットカウント2-0で勝利したものの、総合1勝4敗で初の黒星を喫した。最終節・松蔭女大戦はS2が不戦勝だったもののそれ以外も大差で勝利し、5-0で完勝。リーグ通算4勝1敗で準優勝となり、1部昇格2年目にして王座出場権獲得という偉業を達成した。


 4年連続の王座出場を目指す男子。日程の変更により、17日に持ち越された第1節の神院大戦、第2節の近大戦を勝利し、3節目の関学大戦に挑む。

 D1にエントリーしたのは1年生同士の中村侑・染矢組だ。怖気づくことなく、果敢に攻め入る。しかし相手も1番手なだけあって試合は均衡。ゲームカウントは3―3。先に動き出したのは関大だった。両者ともにボレーで切り込み流れをつかむ。第7、8ゲームを連取し、王手をかけると相手のミスも増え6―3で第1セットを奪取する。第2セットは相手の猛追がすさまじく、中村、染矢ともにミスショットを繰り返してしまう。5―4であと1ゲームと勝利に手をかけるも追いつかれ、6-5と再度迫るも、追いつかれタイブレークへ突入する。中村の強烈なストロークで先制すると、染矢も続き常にリードをキープしたままマッチポイントを握る。最後は相手のボレーがネットとなり見事1番手を撃破した。

 D2で登場したのは三輪・森田組。第1ゲームは森田のサーブやボレーが決まり、先制する。その後は相手のミスが続き、2ゲームを連取した。第4ゲームはストレートで落とすも、以降は相手を寄せ付けない。連続で3ゲームを奪い、第1セットをものにした。迎えた第2セットも2人の勢いは止まらない。相手のミスを誘うプレーで次々とゲームを奪い、4-0とした。第5ゲームは相手が粘りを見せデュースに突入。だが、最後は森田のエースショットでこのゲームを奪う。そして第6ゲーム、相手のリターンがアウトし試合終了。セットカウント2-0で見事な勝利を収めた。

 S5の槇はサービスエースで第1ゲームを奪う。続くゲームはデュースの末落とすも、相手のミスを誘いその後のゲームを連取すると、そのまま6-1で第1セットを取得。そして第2セット、ミスが続き先制を許してしまうが、サーブを連続で決めるなどし、第2ゲームを取得する。以降も順調にゲームを奪っていき、5-1まで差を広げた。第7ゲームは相手に次々とサーブを決められ落としてしまう。だが、第8ゲームでエースショットを連発。ストレートでこのゲームを勝ち取り、白星を挙げた。

 S3の池川。3本連続で相手のミスショットで先制し、波に乗ったかと思われたが自身のミスもあり苦戦を強いられる。しかし、徐々に調子を上げ、粘りのラリーからナイスコースにボレーを決める。6―4で第1セットをもぎ取ると、完全に立て直し、コートを広く使ったショットで相手を翻弄(ほんろう)。第2セットは1ゲームも落とすことなく5勝目を挙げた。

 S1では関西覇者・中村侑が登場。ミスが続き2ゲームを連続で落とすも、デュースまでもつれ込んだ第3ゲームを手にする。その後ゲームの奪い合いが繰り広げられ、4-4で第9ゲームを迎えた。相手にリードを許していたがデュースに持ち込む。そのまま連続でポイントを奪いこのゲームを取得。相手のミスを誘うプレーで続くゲームも手にし、第1セットを勝ち取った。迎えた第2セットでも一進一退の試合展開を繰り広げる両者。粘り強く食らいつき、5-3で相手との差を離した。だが、その後2ゲームを連取されてしまう。続くゲームはエースショットを決め制するも、その後ミスを重ねてしまい、6-6とされ、勝敗の行方はタイブレークへともつれ込んだ。互いに一歩も譲らず、ポイントを奪い合う展開が続く。だが、4-4としたところで相手がミスを連発。相手の返したボールがアウトし、7-4。この9勝目が決まった瞬間に歓声が湧き上がり、熱戦を制した中村に大きな拍手が送られた。

 関学大を9-0で下し、続いては全勝対決となった同大戦。夏関でも上位に食い込む勢いのあるチームだ。フルセットまでもつれこむ試合が多くあったが勢いに負け3―6で惨敗。関西優勝の夢は途絶えた。しかし、気持ちを切り替えし最終・甲南大戦では1敗と棄権試合があったものの7勝2敗で快勝。見事3年連続の準優勝に輝き、王座への出場権を勝ち取った。

 男女ともに王座出場決め、関西でその強さを証明した関大。しかし、これはまだスタート地点である。彼らの目標はあくまで日本一。快進撃はここから始まる。

※3節目終了時のコメント
▼朝倉主将
「リーグ前にはハードコートでの練習を重ね、感覚はつかめていた。(3節目を振り返って)どの試合も気が抜けなかった。同大戦が一番の山。9-0でいい流れができたので同大戦にはとりあえず出だしから全力で向かう」
▼新屋
「調子はばっちりだった。リーグ途中から細川とペアを組んだ。しっかり勝ち星をつかめた。同大戦は勝つしかない。何が何でも1勝を挙げられるようにがんばる」
▼三輪
「関関戦でダブルス、シングルスの相手が強いとわかっていたので気合い入れて臨んだ。ダブルスはいい流れだった。シングルスは勝てたのは良かったが同大戦ではいまのテニスではだめ。メリハリあるテニスができたらいいなと思う。9-0で関学に勝てたのはすごいこと。3年間でリーグ優勝はないので全部勝ちたい」
▼森田
「比較的ダブルスもシングルスもよかった。シングルスは疲れてきたときに感情コントロールがどれだけできるか、どれだけ波がないようにするかが課題になった。9-0で勝てると思っていなかったので嬉しい。同大に勝って優勝するというのが目標なので、一試合一試合勝っていきたい」

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