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◇第37回総合関関戦◇6月14日◇関西大学空中テニスコート◇

 総合関関戦が始まって以来、1勝もしたことがないテニス部。昨年も男子が勝利したものの女子があと1歩のところで敗北、引き分けとなった。今年こそ初勝利を挙げ、新たな歴史の1ページを飾りたいところだ。
 女子はダブルス(D)2本、シングルス(S)3本の計5本で勝敗を争う。D1に登場した畑守・田尻組。序盤から畑守がボレーを決めるなど、果敢に攻めて先制し、ゲームカウント3-1とリードする。このまま流れに乗るかと思われたが、そこは強豪・関学大。ゲームカウント3-3に追いつかれ、流れを完全に持っていかれる。ゲームカウント4-5の場面で相手前衛に3本連続でボレーを決られるなど、相手の積極的な攻めに苦しみ、そのままゲームカウント4-6で第1セットを落とす。第2セットも、第1セットと同様、序盤から攻め、ゲームカウント1-0でキープするも、ここからお互い一歩も譲らず、ゲームカウント5-5に。この時点で、試合開始から約2時間を過ぎており、体力も限界に近付く。関学大の攻めに粘りをみせるも、流れを取り戻すことができず、ゲームカウント5-7で第2セットを落とし、3時間にも及ぶ接戦をセットカウント0-2で勝利することはできなかった。
 D2の大西・寺島組は関学大の圧倒的な攻めに奮闘するも、力及ばずセットカウント0-2で敗れてしまう。
 ダブルス2本が負けてしまったので、シングルスで1本でも負けてしまうと、女子団体戦の敗北が決定してしまう。S1の畑守は均衡状態で苦しい戦いが続く中、強気のプレーで攻めるが、関学大にゲームカウント4-6で第1セットをとられる。しかし、第2セット、畑守はダブルス戦の疲れを感じさせない好プレーを連発し、観客を沸かせる。ゲームカウント6-1で第2セットを勝ち取り、勢いそのままに第3セットにいくかと思われたが、相手の迫力あるプレーに圧倒されてしまい、ゲームカウント2-6で第3セットを落とし、惜しくも敗北を喫す。
 S2の筒井は第1セット、善戦するも5-7で1セットをとられ、その後も長いラリーをするなど粘り強いプレーを見せるが、セットカウント0-2で敗れた。
 S3に登場した河内は相手のミスを誘い、ゲームカウント1-0とリードする。しかし、2ゲーム目からミスが重なり2、3ゲームを連続で落としてしまう。そのまま相手ペースになり、ゲームカウント3-6で第1セットを相手に取られる。第2セット、ゲームカウント6-5で河内のマッチポイントの場面。しかし、ここでもミスが続いてしまい、6-6に。相手の強烈なサーブでペースを崩され、あと一歩のところで勝利できず、女子は0勝5敗で勝ち星を挙げることはできなかった。
 男子はダブルス3本、シングルス6本の計9本で勝敗を争う。先に行われたD3中村侑・矢多組。2、1年生の若いペアだが、中村は先日行われた春関の男子シングルスで準優勝。矢多も本戦出場を果たし、今後の関大の柱となっていく。試合はゲームカウント2-2。先に抜け出したのは関大だ。相手のサービスゲームで中村のネット際からのプレーで先制すると、矢多がレシーブで相手の脇を抜くパスショットで応戦。このゲームをブレイクし、続く関大のサービスゲームも圧倒的な点差を付けキープ。勢いそのままに第1セットを獲得した。第2セットが始まっても2人は絶好調。ゲームカウント5-1と大きく突き離し、ラストゲーム。デュースからボレーで先制されるも続くボールは相手がミス。次こそというところで矢多がレシーブミスしたが、中村の勝負強いストロークでクリア。3度目のデュースでようやくアドバンテージを握る。最後は相手のダブルフォールトで試合終了。幸先の良い流れを呼び込んだ。
 D1森田直・池川組が対するのは春関男子ダブルス決勝でも対決した菊本・日下組だ。春関では何とか逃げ切り優勝できたものの油断はできない。パワープレーで1番手の威厳を示す。しかし、1ゲーム目は調子が乗りきらず落としてしまう。互いにゲームを奪い合いゲームカウントは4-3となる。続く池川のサービスゲームはデュースにもつれ込む。一度しのぎ、2度目のデュースから森田の絶妙なショットでアドバンテージは関大。次点は池川のナイスサーブを相手がネットにかけ、ゲーム。1ゲーム落とすも、森田のサービスゲームを落ち着いてキープし、第1セットを制した。第2セットは序盤から優位に進め、森田、池川共にコート前方に詰めたプレーで鉄壁の守りとアグレッシブな攻撃を展開した。
最後も森田のトップスピードのサーブが返球されず、関大が2-0で完勝した。
 さらにD2細川・加藤組は第1セットを得るも、第2セットはミスが続き奪われてしまう。ファイナルセットは立て直し、ゲームカウント6-2で勝利を収めた。ダブルス3本を制し、圧巻の強さを証明。シングルスも全勝を狙う。
 ダブルスのメンバーの関係で先にS3染矢が試合に入る。1年生の時からリーグ戦に出場し、今年も主力選手としての活躍が期待される。第1セット6-2、第2セット6-4の安定した内容で関大に4勝目をもたらした。
 9本勝負のためS6加藤が勝利すれば関大の勝利が確定する。1年生の加藤はD・S共にインカレ(全日)出場も決め、関大の成長株である。速く、独特のバウンドのサーブで相手のリズムを崩し、確実に勝利へと近づいていく。しかし、連続で失点する場面もあり、ゲームカウントは5-5となる。次ゲームは得意のサービスゲーム。しっかりキープし、力強くコースをついたストロークを武器にもう1ゲームを奪い、ゲームカウント7-5で第1セットを先取する。完全に試合を牛耳り、第2セットはゲームカウント5-1となる。第7ゲーム、カウント(加藤)40-0(関学大)からクロスに引き付け、前方に落とし決定打。関大の勝利を確定させた。
 隣で行われていたS4竹元も第1セットは苦戦し6-4だったものの、第2セットは6-0のストレートで勝利。リーグ戦に向け若いチームの勝ち頭として一翼を担っていくはずだ。6勝となった関大。「9-0で行こう」(古井主将)。女子が完敗した分を男子が取り返す。その想いが彼らを突き動かした。
 S5は池川だ。ダブルスにも出場し、さらにコートには真夏並みの日差しが降り注いでいた。そのせいか第1ゲームは1ポイントを奪えなかった。しかし、リズムを立て直し、キープ。カウントをイーブンに戻すも、連続で奪えず、互いにキープしあい、ゲームカウント2-2で第5ゲームを迎えた。相手のミスが重なる中、さらに絶妙なボレーで追い打ちをかける。初めてブレイクし、流れを引き寄せた。続く4ゲームも接戦を制し、一気にモーションをかけ、第1セットをかっさらった。第2セットは池川の調子も上がり、主導権を完全に握る。重心の乗ったサーブでサービスエースも飛び出した。そして、第8ゲーム(池川)40―30(関学大)で相手の返球はネット。大役を果たし、池川にも笑顔が見られた。
 S2は関大を背負い牽引し続ける森田。1年生から4年生の現在に至るまで個人戦、団体戦共に功績を残してきた。まさに関大のエースであり、今年の若い団体メンバーをプレーで引っ張れる唯一無二の存在である。今日一番の声援が送られる。対するは再び日下。午前中にダブルスをこなし、体調も優れていなかった森田に対し、相手の調子はかなり仕上がって来ていた。第1セット、森田は攻めの姿勢では向かっていけたがアウトやネットなどのミスが目立つ。ゲームカウントは1-5。大差をつけられ、追いつめられる。しかし、「ベンチとも話し、一度冷静になろうと思った」(森田)。ただ攻め立てるだけでなく、平常心を意識しプレーすることを重点に置いた。ミスが格段に減り、森田のペースに巻き込んでいく。怒とうのゲーム奪取でゲームカウント5-5に追いついた。このままの勢いで乗り切れるかとも思われたが、相手も実力者だ。徐々に森田を攻略していく。ゲームカウント5-6で先制を許してしまう。もうひと踏ん張りが必要な場面だが、振り切られてしまい第1セットを落とす。第2セットもゲームの奪い合いが繰り広げられ、カウントは再び5-5のイーブン。しかし、ここも相手の巧みな配球さばきに屈し、5-7で初黒星を喫した。
 S1には、春関で準優勝に輝いた中村侑。第1ゲームを危なげなく取り切ると、続く第2ゲームは、ラリーを続け、相手のミスを誘う。リードしていたが、中村侑の浮いた返球に、鋭いスマッシュが飛び込み、デュースとされる。しかし、ここは、中村侑の強いストロークに相手がネット。ゲームカウント2-0とし、中村侑のギアは次第にあがっていく。相手を動かし、あいた隙に瞬時に打ち込み、相手を圧倒した。流れを渡すことなく、試合を優位に進め、ゲームカウント6―0で1セット目を先取。付け入る隙を与えなかった。   
 2セット目は形勢が逆転。ミスが目立ち、相手コートにボールを収められない。2ゲームを連取されてしまう。巻き返したい第3ゲームは、相手ボールを中央からボレーでたたく。速いスマッシュは相手を抜き、先手を打つと、中村侑のサーブのリターンはネットになる。ゲームカウント1-2とするも、なかなか勢いを盛り返すことができない。相手のスマッシュがさえ、ゲームカウント3-6で2セット目を落としてしまう。
セットカウント1-1とし、迎えた3セット目。中村侑のストロークの勢いが勝り、思うように返球ができない相手を攻め続ける。第1ゲームを取る。お互い1ゲームずつ取り合い、ゲームカウント2-1。中村侑のサービスゲームである第4ゲームは、サーブで見せた。怒とうの得点ラッシュを続け、3ゲームを連取した。ゲームカウント5-2としても、勢いは止まらず、次々と得点を挙げる。最後はスマッシュを決め、ゲームカウント6-2で勝利。男子は8-1で関学大に力の差を見せつけた。
 男女総合1勝1敗で総合成績は引き分けとなった。史上初勝利は今年もかなうことはなかった。しかし男女ともにリーグ戦で激突する。リーグ、そして、来年の関関戦こそKAISERSに栄光をもたらしてくれるはずだ。

▼古井主将
「男女団体両方で勝ったことがない。(昨年から勝敗条件が変更されて)男女が分かれて両方勝つために今まで頑張ってきた。でも女子が負けてしまって、男子は以前にも9-0で勝ったことがある。もちろん狙っていたが、エースの森田が負けたことでプレー以外の応援などの課題が見えてきた。内容としてもイマイチの内容だった。でもこれを成長できるきっかけにしていけるようにする。強い1年生が入ってきてこれまでレギュラー入りしていた4年生がレギュラーから外れることとなった。情けないことだと思う。でも、ねたんでも意味がない。雰囲気や環境づくりなどこれまで自分たちが引き継いできた関大のチームを教えていくなど、若いチームになり良い経験になった。今後はプレーよりも応援の姿や団結力、組織力を高めていくことが課題。(リ―グ戦に向けて)自分たちが入学してからずっと関西2位で王座に出ている。今年こそ関西で全勝優勝して王座で優勝する」

▼大西女子主将
「メンバーはベストメンバーだった。去年は2-3でせれた。今年こそは勝とうと思っていたが、全体的に全てが上だった。気持ちから負けていたと思う。テニス部としてまだ一度も関関戦で勝ったことがない。大学を背負っているし、今年ことはと思っていたが、リーグとは違った雰囲気、緊張感があった。関学大はすごい層が厚い。普段から上位の関学選手とあたるとき、何位の選手と思ってしまい、気持ちがひけてしまっている部分がある。1本1本すごくて相手をリスペクトしてしまう。(自身の試合は)相手のショットがすごく、情けない試合をしてしまった。この1週間6割くらいの力で、しっかり深いところに入れるという課題を持って、練習してきた。しかし、基本的なことができなかった。相手の方が深いところに入れてきた。気持ちが折れてしまったり、下を向いてしまったり。関大全体でそういった雰囲気があった。0―5については、情けない。去年は2―3と惜しかった。去年の4回生は、強くて、そのメンバーが抜けたけど、自分たちも戦っていけると思った。現実は甘くないなと思った。負けてしまったが、気持ちを強くもって戦えれば、接戦に持ち込めると分かったし、自分たちは0-5で負けるようなチームではない。試合を意識した練習をしていきたい。深いところで入れ続け、簡単に負けないチームを徹底していきたい。(インカレでは)2回生が強い。年下には負けられない。意地を見せていきたい」
▼森田
「9-0を目指して、自分だけ負けてしまって申し訳なかった。春関と同じ相手だったが、春関は自分たちがリードして、追われる立場だったが、今日は取り合いになった。出だしはうまくいったと思う。体調もよくなかった。(シングルスで劣勢にたたされてから)1-5から巻き上げられたのは冷静になれたからだとは思うが集中して覚えていない。インカレ(全日)に向けては冷静に謙虚にプレーできるようにしていくこと」

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