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◇平成26年度関西大学対抗リーグ戦最終節対関学大◇9月14日◇江坂テニスセンター◇

【シングルス】
●D1 大西・河内 0-6 1-6
●D2 田中・田尻 2-6 0-6

【シングルス】
●S1 畑守 4-6 4-6
○S2 筒井 6-3 7-5
○S3 寺島 3-6 6-3 7-5

【試合終了】
関大2-3関学大

【総合成績】
準優勝 3勝2敗

 3勝1敗で迎えた最終戦。リーグ2位までが全日本大学対抗王座決定戦への出場権を得ることができる今大会はいよいよ最終節を迎える。相手は関学大。順位を決める上でも大切な一戦となる。
 
 最初に登場したのは、D(ダブルス)1の大西・河内組とD2の田中・田尻組だ。「5球以上ラリーを続けること、3時間以上のゲームに持ち込むこと」(大西女子主将)。大西・河内組は自分たちでテーマを決めて試合に臨んだ。第1セットは、相手の巧みなストロークとボレーに翻弄(ほんろう)される。随所で鋭いボレーを打ち込まれ、1ゲームも取ることができなかった。第2セットは、相手のミスからポイントを稼ぐも4ポイント目が遠い2人。ゲームカウント0-5に追い込まれ、迎えた第6ゲームは関学大のサーブで始まる。粘り強くラリーを繰り広げ、相手のミスを誘い2連続ポイントを挙げる。その後、デュースとなるも、関大が先にアドバンテージを取る。再三決められていた相手のボレーがアウトになり、このゲームをブレークした。しかし、第7ゲームは相手に食らいつくも、スピードのあるストロークが2人の間を抜けていき、試合終了となった。

 田中・田尻組は、ゲームカウント0-2とされていたが、ラリーで粘り勝つなど2-2に戻す。しかし、ここから4連続でゲームを落としてしまい、第1セットを奪われる。後がなくなった2人。接戦となったゲームもあったが取り切れず、ストレートで第2セットを取られてしまった。0勝2敗でシングルスに移る。

 S(シングルス)1の畑守は、2ゲームを奪われるも、すぐ様取り返す。第5ゲームは、相手のストロークに追い付き、その返球は相手のチャンスボールとなるも、その球をネットにかけ、畑守のポイントとなる。そこから相手の仕掛けたボールに好反応を見せた畑守。このゲームを取り、先手を打つ。しかし、すぐに取り返され、そのままゲームを連続で取られてしまい、ゲームカウント4-6で落とす。第2セットは、威力のあるストロークで押していく。相手の当てただけになった打球は畑守のコート内へ収められず、3連続でゲームを奪った。ゲームカウント3-0で一気に畳み掛けたいところであったが、相手の反撃に遭い、1ゲーム差にまで詰め寄られる。しかし、4-4に追い付かれると、そのまま逃げられ、勝利とはならなかった。

 コートの横で畑守が懸命なプレーを続けているなか、S3で登場したのは寺島だ。「過去2度の対戦経験があり、前はファイナルで負けた相手だったので、リベンジしたいなと思っていた」(寺島)。試合前から闘争心を燃やす。しかし、第1セットは波に乗れず、1-4とリードされる。しかし、ここから3-4にまで追い上げるも、及ばず落としてしまう。しかし、第2セットは、ストロークで攻めて3-1とする。隣のコートで畑守の敗北が決まり、この時点で関大の勝利はなくなった。「相手の集中力が切れた」と見た寺島は相手の隙をどんどん狙い、そのままポイントを量産。勝負の行方を第3セットにまでもつれ込ませた。第3セットは0-2とリードされる形となったが、すぐに追いつき、寺島が先にリードすると、続く第6ゲームは両者一歩も譲らない展開。7度のデュースの末寺島がものにする。「お互いミスが減ってきて、すごいしんどい試合だった」と寺島。そう簡単には勝たせてもらえなかった。ゲームカウント4-2から3連続ゲームを奪取される。寺島が第10ゲームをキープすると、第11ゲームをブレーク。6-5と勝利が目の前までやってきた。第12ゲームも接戦となる。デュースの後に寺島がアドバンテージを握ると、相手ストロークがサイドへ。その打球を見送った瞬間、寺島の目には涙であふれる。「応援してくれた人への感謝の気持ちがこみ上げてきた。団結できたし、自分が勝って喜んでもらえてうれしかった」(寺島)。手にした一勝をかみしめた。

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 最後に出場したのは、S3の筒井。第1セットは序盤から自らのプレーで押していき、3-0と一気にリードを広げる。相手に粘られるも、浮き球に速いスマッシュで返球し、また、クロスへ決め、付け入る隙を与えなかった。しかし、第2セットは筒井の苦手なコースを狙われてしまい、0-3と差をつけられる。「みんなの応援やベンチコーチの大丈夫という掛け声で追い付くことができて、ひっくり返すことができた」(筒井)。リードされていても気持ちを強く持って試合を続けた。ゲームカウント7-5。圧巻の逆転劇だった。

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 全日程を終え、関大は3勝2敗。関大、園田女大、親和女大の得失点差で2位となり、この結果から10月下旬に行われる全日本大学対抗王座決定戦の切符を手に入れた。「男女とも名実ともに日本一になりたい」(大西女子主将)。男子も4年ぶりのリーグ優勝を果たし、ともに王座への出場を決めた関大。日本一の道へは、早大などの関東の大学を撃破しなくてはならない。「気持ちで向かっていって、優勝したい」(寺島)。関大テニス部の戦いはまだ始まったばかりだ。【吉田佳奈】


▼大西女子主将
「勝ったら優勝、勝たないと王座は見えてこないので、何としてでも勝たないとという気持ちだった。試合に入るとプレッシャーで自分のテニスができなかった。普段と全然違うペアだった。第1セットは自分たちで決め手いたテーマを実行できなかった。それができていたらもっと良い試合ができていたと思う。緊張でひいてしまった。だが、最後の2ゲームはできたと思う。テーマは5球以上ラリーを続けること、3時間以上のゲームに持ち込むこと。相手はシングルスとダブルスがかぶっている人が多いので、少しでも疲れさせたかった。第2セットは、相手はトップレベルの人たちで名前負けしてしまった。しかし、2ゲームはちょっと食らいつくことができた。相手は前に出てきたときにワイドにしか打ってこない。ある程度予測して取りに行くべきだったかなと思うが、どこかのコースを捨てるのが怖かった。最終節を終えて関大と園田と親和の三つどもえになっていて、得失点差で関大が2位になった。シングルスを2本取っていたのが大きかった。ダブルス2本はもう少し良い試合ができたかなと思う。しかし、負けても応援に回ったりと、全員テニスができたと思う。(2位について)運がまわってきて王座に出られるという感じ。(王座に向けて)男女とも名実ともに日本一になりたい」

▼寺島
「シングルス3本を取りにいくという中で絶対に負けられない試合だった。過去2度の対戦経験があり、前はファイナルで負けた相手だったので、リベンジしたいなと思っていた。第1セットは、自分のプレーは悪くはなかったが、あまりゲームにつながらなかったという印象。0-2となって、リードできなかった。勝てるのかなという不安があった。第2セットは出だしは良くて、3-1までいった。隣の試合が終わり、その時点で関学大の優勝が決まった。そのときに、相手の集中力が切れた。自分たちの負けが決まったのは悔しかったが、1つでも取れたら大きいと思い、集中しないといけないと思った。相手についていくことができた。自分がリードしたい、このセット取らないと負けてしまう、何があっても粘ろうという感じ。思い切って攻めることができた。負けていても守りに入らず、自分のプレーができていた。第3セットはお互いミスが減ってきて、すごいしんどい試合だった。6-5になったときは、ちょっと勝ちが見えている状況。しかし、今まではリードしていたのに負けてしまうことがあった。ここからは、自分との戦いだと思った。自分の役目をしっかり果たすことができたし、自分のプレーを出すことができたので満足。(勝った瞬間の涙は)良いプレーができたこと、ファイナルで勝てたことがうれしかったのと、試合が終わってほっとしたから。応援してくれた人への感謝の気持ちがこみ上げてきた。団結できたし、自分が勝って喜んでもらえてうれしかった。(王座出場は)色んな奇跡が回ってきて出ることのできるもの。勝っていってつかんだ訳ではない。だから、もっと練習して、王座にいくのにふさわしいチームになって臨みたい。気持ちで向かっていって、勝ちたい、優勝したい」

▼筒井
「勝ったら優勝で負けても園田や親和の結果次第で変わってくることがわかっていた。とりあえず絶対勝たないとと思っていた。緊張したが、S3として、畑守、4年生の先輩を信頼して頑張った。相手は高校のときから負けていて、3月の大会でも負けている相手。変な緊張があったが、自分のテニスをして何とか取れたという感じ。(相手の印象は)ダブルスもすごくうまいし、うまく浅いところや深いところをかいてくる。浅くなったところに打っていくというのがあった。第2セットは0-3でそのままいくと負けてしまう状況。しかし、みんなの応援やベンチコーチの大丈夫という掛け声で追い付くことができて、ひっくり返すことができた。この間も緊張していたが、気持ちを強くもてたのが良かった。相手には苦手なところを狙われていたので、得意なフォアにまわって打ち切れたことでポイントが自分に入ってきたかなと思う。自分のパターンに持ち込めた。(王座出場について)関学大戦で勝っていたら優勝だった。とりあえず良かったなという感じ。だが、決まったときはうれしくて号泣してしまった。試合終わって少ししてから結果が分かった。(王座は)東は強い選手が多い。インカレでも東が上位を占めているなかで自分たちが食い込んでいけるか。同学年の畑守と一緒に切磋琢磨して練習していきたいし、王座はS2として絶対関大の勝利に貢献したいと思う」

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