4×200㍍リレーで3位に輝いた左から矢野、丸山、中坂、田井中

◇第85回日本学生選手権大会◇9月4~6日◇熊本市総合屋内プール◇  

 今年は全国から強豪が熊本に集結し、学生の日本一を目指して白熱した戦いが繰り広げられてきたインカレもいよいよ最終日。関大勢の活躍に期待が懸かった。

 注目の女子800㍍自由形決勝。関大からは同種目3連覇を狙う矢野と、昨日の同400㍍でも5位に入っているルーキー・丸山が出場した。昨日の予選では安定した泳ぎで2位通過を決めた矢野。第5レーンから3連覇を狙いスタートした決勝でも、持ち味の積極的な泳ぎで序盤から先頭争いに加わる。100㍍のターンを1位で折り返し、矢野がレースを引っ張る展開になると想定された。しかし、200㍍のターンで2位に後退すると徐々にペースが落ちる。個人種目に加え、関大女子チームとしてフリーリレーにも出場していた疲れからか、なかなか思うようなスピードが出せない。後半になるとさらにペースが遅くなり、後続の選手に次々と抜かれてしまう。結果は7位。悔しいレースとなった。一方の丸山は、前半にやや出遅れる展開となる。しかし、その後は最後まで大崩れしない泳ぎを見せ、6位入賞を果たした。
 
 女子400㍍個人メドレーでは、昨日の同200㍍でも16位に入った瀬津が登場。予選は15位で通過する。迎えた決勝。「前半から飛ばしたい」と昨日のB決勝のレース後に話していた瀬津はその言葉通り、積極的に出る。最初のバタフライを2位で終えると、続く得意の背泳ぎで一気に先頭に立つ。平泳ぎで後続に交わされたものの、4位でゴール。総合12位となった。

 女子200㍍平泳ぎでは、今年が最後のインカレとなる坪野が出場。予選では14位となり2年連続の決勝進出はならなかったが、B決勝へ駒を進める。そして、関大の一員として臨む最後のレース。前半の100㍍を3位で折り返すと、後半では怒涛の追い上げを見せ、先頭に躍り出る。そのまま、最後までトップを譲らず、ゴールへ。2分30秒を切る好タイムで、最後の試合を見事1位(総合成績9位)で締めくくった。

最後のインカレで懸命に泳ぐ坪野


 今年から新設された女子4×200㍍リレー。関大は矢野・中坂・田井中・丸山の4人で挑んだ。7月の関カレでも、同じ4人で臨んだ関大が関西の他大学を圧倒する強さを見せ付け、トップタイムをマークしている。午前中に行われた予選では、その強さを存分に見せ付けた。世界水泳の日本代表が加わる大学チームも多い中、2位に1秒余りの差をつけ、見事1位で通過を決める。

 迎えた午後の決勝。プールの周りから大歓声が響き渡る中、スタートした。第1泳者の田井中は、積極的なレースを展開。他大学のエースともあまり差のない泳ぎを見せる。5番手でつないだ。続く中坂も前半から飛ばし、4位で第3泳者の丸山へ。個人種目の800㍍自由形決勝後のレースだった丸山だが、疲れを感じさせない泳ぎを披露。3位でエース・矢野へ勝負を託した。矢野も同様に決勝後のレースであった。しかし、チームのために全力で泳いだ。3位のままゴールにタッチ。記念すべき第1回目のレースで、表彰台に立った。

 今大会はトップレベルの中で苦しみつつも、最後に快挙を達成した関大。来年は、個人・団体双方でのさらなる活躍に期待が懸かる。

▼坪野「最後に29秒台のタイムが出て驚いた。これが引退レースだったので、最後まであきらめずに泳いだ。(最後のB決勝で)1番になれてとても嬉しい。(良い)タイムが出ないときがあって、悩んだりもしたけど、最後に29秒台が出て嬉しかった」

▼矢野「最後(4×200㍍リレーの決勝)は勝ちたかったが負けてしまったのは悔しい。このメンバーで泳げる誇りを持って泳いだ。また来年も、このメンバーで戦えるので頑張りたい」

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