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◇第89回全日本学生選手権大会最終日◇9月8日◇広島ビックウェーブ◇

1、2日目と思うように記録を重ねられなかった関大。最多出場人数となる最終日は400m個人メドレーの上田、敦賀、そして100m背泳ぎの新エース辻本にも注目される。

・女子400m個人メドレー
この種目を得意とする上田がこの日の最初の競技に登場した。しかし前日にも「朝一で体を動かすことが出来ない」と不安を口にしていた。その言葉通り、予選は全体の11位。B決勝には進めたものの、肝心な決勝に進むことは許されなかった。迎えたB決勝では序盤から他を寄せ付けない力強い泳ぎを見せ、1位に輝いた。箱を開けると上田のタイム4'44"00は本決勝では3位相当記録。いい結果だっただけに予選でのタイムが悔やまれた。

・男子400m個人メドレー
この競技には共に400mをメインとする敦賀、星野が出場する。まずは敦賀。得意とする前半は好調に進むものの途中からは思うように記録が伸びず、予選17位。おしくもB決勝に手が届かなかった。レース後「情けなかった。全然だめだった」と振り返り、悔しげな表情を覗かせた。一方の星野は「バッタ(バタフライ)までは良かった」と途中までは自己ベストペース。しかし最後の最後で疲れが出てしまいベスト更新はならず。予選敗退となった。

・女子100m自由形
ここには金井、高田ともに58秒台と記録が伸びず、予選敗退。吾郷は57.56と記録が伸びず、予選18位。惜しくも決勝への切符を手にできなかった。

・男子100m自由形
レースにも出場する樽井は「感覚が良かった」。自己ベストにも迫る勢いでゴールし、この3日間のインカレを終えた。

・女子100m背泳ぎ
このレースで引退となる清水。「ベストには届かなかった」が、最後まで泳ぎきり、1'07"37でフィニッシュ。また続く甲斐は調子が悪い中でも「ベストを出す気持ちで」試合に挑んだ。結果は予選通過となったが「来年は絶対に決勝に行く」と熱意を見せた。そして最後に登場したのが関カレで同競技準優勝した辻元だ。前半から攻めのある泳ぎで予選を通過する。
迎えた決勝では前半から好位置に着くと、後半は粘り強い泳ぎを見せて順位を死守。予選タイムから"79縮め、1'01"66で準優勝を手に入れた。

・男子100m背泳ぎ
徳川は予選を1分02台ゴール。専門種目ではなかったが自身の記録を「遅いな」振り返った。とでまた片平は前半29”29と関カレより少し遅いタイムで折り返ると「練習通りの泳ぎができた」と振り返るが結果は1分02台。タイムが着いてこなかった。

・女子200m平泳ぎ
安達、小澤は前半からタイムが伸びず予選落ちしてしまう。嶋岡は試合前に「大学ベストを出す」と意気込んだが結果は「目標とすごく遠かった」。期待されていた記録更新は来年に持ち込まれた。

・男子200m平泳ぎ
津川が出場し、前半で後れを取ってしまう。記録こそ伸びなかったが「やりきった。(タイプは)悪くなかった」と試合後振り返り、「新たなことに挑戦した」とインカレを評価した。

・女子800mリレー
得意のリレーであり、このインカレの最終種目である800mフリーリレー。関大からは第一泳者から高田、吾郷、金井、上田の順で泳ぐ。「B決勝が危うい。このメンバーで最後かもしれない」(高田)。それでもB決勝に進めるギリギリの16位で進出を果たした。
このレースで引退を迎える高田。それゆえメンバーも緊張していた。「(高田)樹里亜さんがレース前、ラストレース頑張ろうと一人一人と握手してくれて、よし頑張ろうと気合いが入った」(吾郷)。チームが一致団結した瞬間だった。最初の高田は初めの50mで2位。しかし、この後捉えられてしまい、6位に転落。そのまま次泳者・吾郷へバトンは受け継がれた。「一つでも順位を上げようと思った」と健闘するもペースをあげることができず、8位のまま金井に託される。後半から積極的な泳ぎでタイムを徐々にあげるとここで7位。最後の上田は個人メドレーの疲れも残る中必死に泳ぎ、最初の100mを1分台で泳ぎ切った。しかし、他大学の追い上げに敵うことができず、8位で終わった。試合後選手たちは高田の元に駆け寄り、互いの健闘を讃えあった。高田は「リレーを組んでくれてありがとうという気持ちで泳いだ」。

・男子800mリレー
男子リレーには徳川、敦賀、東、中埜が出場した。しかし今の関大男子は「力不足だった」(敦賀)。最終泳者の中埜は初めの100mを54秒で泳ぐなど記録を出すが、惜しくも予選20位。関カレの借りを返すことは叶わなかった。

3日間を通して取れる競技で賞を逃してしまった関大。女子も上位8校が獲得できるシード権を狙ったが惜しくも9位。シード権に一歩及ばなかった。しかし、200m個人メドレーで上田が、100m背泳ぎで辻本が準優勝。また男子メドレー徳川、敦賀のような新しい風を吹き込む注目の選手も現れた。4回生もこの大会で引退。新しい体制となる関大水泳部に目が離せない。


▼男子400m個人メドレー・星野
「最後だったので落ち着いて自分のレースをしようと思ったが最後にばてた。リラックスしてベストを更新しようとベストを出そうと思った。(最後の自由形に入るまで)自分のベストタイムだった。バタフライに入るまでは良かった。次に繋がる試合」

▼同上・敦賀
「情けなかった。関カレはラストのフリーでばてたので、前半はいけると思ったので練習はしていなかった。全部だめだった。満足も全然していない。精神面、体力面、技術面、全部を一からやり直す。来年のインカレで残りたい」

▼女子100m自由形・吾郷
「この試合にうまく合わせることができなかった。でも結果のわりにはレースを楽しめた。表に現れた成績は今回あまりよくなかったけれど課題も見つかり、これまでのインカレで一番収穫のある大会になったと思う。まだ国体と東アジアとあるのであと2つ今から立て直していきたい」

▼男子100m自由形・樽井
「もう今回が最後で前半から入って行った。前半はベストの0.2早いので意識できていたし、感覚も良かった。後半は前半で力んでしまい、ばてた。(次戦の12月の試合について)個人としては前半攻めて後半ばてない泳ぎ、レースができるように。チームでは積極的に声を出して下をひっぱっていく。雰囲気を作って行きたい」

▼女子100m背泳ぎ・清水
「ベストには届かなかったけどみんな応援してくれた。(4年間)毎日辞めようと思うほど辛かった。でもその度に先輩や後輩、監督、家族が支えてくれて本当に一人一人にお礼が言いたい」

▼同上・甲斐
「ベストを出す気持ちでやって、終わって悔しかった。コンディションや調子が悪かったなりにましだった。今年は絶対に決勝には行く気持ちでやっていたので1からやり直す気持ちで。(次戦の12月の試合は)一発目から勢いをつける気持ちで臨みたい」

▼男子100m背泳ぎ・徳川
「遅いなあ。専門競技ではないので練習出来ていなかった。でも昨日のレースの方が良かったので足を引っ張った感がある。(800mでは)トップを泳ぐのである程度離されないように泳ぎたい」

▼同上・片平
「前半が関カレよりも遅かった。まあ練習通りの泳ぎは出来た。が、タイムがついてこなかった。(最初浮き上がってくる)バスが弱かった。前半型なので後半もいい泳ぎが出来る様に体力作りからしっかりとしていきたい」

▼女子200m平泳ぎ・嶋岡
「目標とすごく遠くになった。次回のインカレに届くように。シーズン中練習を重ねてた。しかし持ち味を生かせるような練習を出来なかった。(これからは)しっかり応援してシード権を獲得したい」

▼男子200m平泳ぎ・津川
「やり切った。タイムは悪くない。新しい色んなことを知れた。後半はバテてしまったけど、自分なりの泳ぎは出来た。アップの感覚も良かった。(3日間を通して)全体的に悪かったけど新しいことに挑戦できた」

▼女子800mリレーに出場した高田
「B決勝が危うい。このメンバーで最後かもしれない。リレー組んでくれてありがとうと言う気持ちで泳いだ。タイムも2秒ぐらい(自分の200m自由形のタイムより)あがっていて、タイムは良くないけど前日に比べれば良くなった。後輩が(自分が最後になるので)緊張していた。(引退について)小学校の時は全国優勝して、中学でも全国の舞台に出た。でも学年があがるにつれて実績も落ちたので一番上も見られて、(決勝に何もでられないという)一番下も見られて、すごく良い経験が出来たと思う。実績も大切だけどどれだけ楽しめるかを(後輩には)大切にしてほしい」

▼女子800mリレーに出場した吾郷
「皆しっかり泳ぎきれたのはよかったけど一つでも順位をあげたかった。樹里亜さん(高田)はこのレースで引退だったし、良い結果で終わりたかった。樹里亜さんがレース前、ラストレース頑張ろうと一人一人と握手してくれて、よし頑張ろうと気合いが入った。けど形にできなくて悔しいです」

▼男子800mリレーに出場した敦賀
「団体でやる競技なのでやっぱり力不足。渡ってきた時は一つでも順位を上げようと思った」

▼400m個人メドレーでB決勝1位に輝いた上田
「自分で何してんねんと(言いました)。去年も同じ結果だった。決勝を狙っていたけど、予選の結果を見た時に『うわ』と思った。(2回目のインカレは)去年と同じになってしまった。でも気持ち的にも大舞台を経験して、周りに影響されず自分のペースで出来たっていうのが収穫だった。いつもみなさんが支えてくれている。泳いで点数を稼いで、結果を出して応えたい」

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