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◇第88回関西学生選手権大会および第50回関西女子学生選手権大会◇7月25日◇なみはやドーム◇

 昨年の関西学生選手権では、女子が準優勝と健闘を見せた一方で、男子は悔しい2部降格となった。あれから1年。今年の目標は女子が優勝、男子は1部復帰だ。3日間に及ぶ大会が幕を開けた。

男子2部50㍍自由形決勝は塩野、タロック、太田が出場。予選2位で決勝進出を決めた塩野は、スタートで好反応を見せ、23秒93と1位とはわずか0.01秒差で2位に輝く。タロックは、24.52で4位。タッチの差で入賞を逃した。太田は25秒ちょうどで8位となった。女子1部50m自由形決勝では吾郷が堂々の泳ぎを見せ優勝。金井も力強い泳ぎで3位となった。

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男子2部400㍍自由形決勝では予選8位通過の大黒がレース序盤の6位から猛烈な追い上げを見せる。150㍍の時点で5位、残り100㍍で3位と次々に上位を捉えた。終盤にはラストスパートをかけ、前を行く選手に並び、4分04秒63と2位に入った。また同種目に出場していた徳川と中埜。スタートし、前方に出てレースを作る。後ろの選手を離し、50㍍の時点で徳川は1位、中埜は3位につける。ペースを落とすことなく順調に泳ぎ続けていた二人。しかし、200㍍のターン時に中埜は順位を一つ落としてしまう。また、250㍍でトップを泳いでいた徳川が失速し始め3位に。中埜は入賞圏内の3位から順位を一つ落としたまま、4位でフィニッシュ。徳川は、失速した際に他の選手に追い抜かれてしまい、7位に終わった。

200㍍バタフライに出場した東。「突破は2部なので当たり前」と予選を堂々の首位で通過する。決勝も前半は後続と競る場面があったものの、レース後半にかけてじわじわ突き放して行き、150㍍のターンでは独走状態に入る。圧巻の泳ぎを見せ、自身のベストタイムを更新する2分03秒58で優勝を果たした。

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100㍍平泳ぎは予選4位で内山が登場。猛者たちがデッドヒートを繰り広げるなか、ルーキーが50㍍の折り返しで2位につける。後半に一つ順位を落としたものの、自らの予選タイムを上回る1分03秒96でフィニッシュ。3位入賞を達成した。予選1位の原は、序盤は相手を追う展開となった。「自分は後半じわじわとあげていくスタイル」(原)。50㍍の時点で3位だったが、後半は伸びのある泳ぎで、前の選手を抜き去り、見事優勝を果たした。

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1日目の最後は4×100㍍リレーだ。男子のメンバーは樽井、タロック、敦賀、塩野。会場はこの日最大の盛り上がりを見せる。第1泳者の樽井はスタートで3位につけ、次につなぐ。タロックは50㍍の折り返しで2位に浮上。前を行くびわこ大を一心に追う。続く敦賀も追い上げ、びわこ大との差を縮めた。全員の思いを胸に、スタートしたアンカーの塩野。飛び込みの時点ではびわこ成蹊大とほとんど同時であった。「1位で自分に回ってくると思っていたが、2位だったので逆に燃えた。自分で決めよう」(塩野)。50㍍のターンで1位に躍り出た。そこからは逆に下位と差をつける。2位と1.48秒差、3分29秒81で鮮やかな逆転優勝を果たした。

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△50㍍のターンで関大が1位に躍り出たことを示す電光掲示板

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△2位(手前)を突き放す塩野(奥)


男子の良い流れをつなぎたい女子は、吾郷、高木、金井、上田が出場する。吾郷は50㍍までは他を引き離すも、終盤で同大に抜かれてしまった。しかし、そこからは同大との一騎打ち。前を必死に追う関大のアンカーは上田だ。同大に1秒差をつけられてしまっていたものの、上田は前半から着々と前との差を縮め、折り返しで1位に並んだ。3レーンの同大との距離を確認した上田は「勝ったと思った」。得意な後半で大きく差をつけて、3分48秒81でゴール。大会新記録を樹立した。アンカーでの逆転劇に「個人で優勝するよりうれしい」(上田)。実力を見せつけた。

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△逆転に成功した上田

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△上田を笑顔で迎えるリレーメンバー


 大会1日目にして、多くの選手が表彰台に上がり、好スタートを切った関大。1日目を終えて女子は50点で2位につけている。また、男子は79点で1位と昇格に向け視界は良好だ。大会2日目もさまざまな種目が目白押し。さらなる活躍から目が離せない。【吉田佳奈、笠井奈緒、浦野亮太】

▼上田
「インカレに向けて調整中なので、今回は特には調整せずに臨んだ。今週は練習量を少なくしたので、疲れもなかった。アップのときは良かったが、レースになると感覚が悪くなった。タイムも1秒ほど遅かった。(レースの予想は)3人目までは同じくらいで来るかなと思っていたが、1秒くらいあけられていたので緊張した。でも、1番を取ろうと、負ける気はしなかった。刺せてよかった。50㍍のターンで追いつけて、勝ったと思った。自分は長距離専門なので後半が得意。スプリントは苦手なので。(結果は)個人で優勝するよりもうれしい。(大会新記録は)なんとなく思っていたが、フィニッシュした後に電光掲示板を見て、切れるとは思ってなかった。チームのメンバーも、『ありがとう』とハイタッチしてくれた。集合してから10時間後のレースなので、その時間の過ごし方がよくなかったと思う。タイムを見て、スプリントの自信が出たので生かしていきたい。(関大の優勝は)去年もおととしも狙っていたが、去年は20点差で負けたので今年はギリギリでもいいから勝ちたい。今年は200㍍の自分の記録を更新したい。ベストに近い泳ぎをしたい。去年の400㍍は悔しい思いをしたので積極的な泳ぎをして、関大の強さを見せたい。明日は自分のメインの種目なので、順位もだが、記録にもこだわっていきたい」

▼塩野
「絶対優勝すると臨んだ。チームとしてはぶっちぎり、ダブルスコアくらいでの優勝を目指している。ライアンさんはベスト以上に速いペースだった。敦賀は少し1位と負けていたが十分。自分が抜かせるくらいまで追い上げてくれた。1位で自分に回ってくると思っていたが、2位だったので逆に燃えた。自分で決めようと。(2位のびわこ大は隣のレーンだったが)意識せず勝ってると思いながら自分の完璧な泳ぎを目指した。勝つことが前提なので勝ててほっとした。(個人種目について)1位の小川さんに勝ちたいとずっと思っていた。もう一伸び足りなかった。(チームについて)決勝に残るべき人が残り、それぞれ仕事を果たせた。このまま良い状態でいきたい。自分は3日目の100㍍フリーでも表彰台に乗ることを目指す」

▼原
「今は2部だけど、来年には1部に上がれると思う。自分が1部だとどれくらいの順位なのかを確かめようと思っていた。アップの時点ではあまりよくなかったし、レースも調子が良いとは言えなかった。気持ちを楽にして泳いだのが逆に良かったと思う。落ち着いて大きな泳ぎでバテることなくできた。決勝では、前半落ち着いて大きく泳ぎ、後半にあげるというのをイメージしていた。後半型でじわじわあげていく感じ。隣の選手を見ながら泳いでいた。ストロークはテンポをあげすぎないように、力みすぎずにということを強く意識していた。思ったよりタイムが出たので良かったと思う。2位の選手は自分よりベストが速かったので、どうかなと思う部分もあったが、優勝できてよかった。今日は落ち着いて泳げたことが特に良かった。明日あさっては、メドレーと200㍍に出場予定。関大男子の2部優勝に少しでも得点を取れるように頑張っていきたい」

▼東
「もう3年生で、この大会はあと2回しかないので意識して練習した。今まではきれいなフォームを意識してきたが、今大会に向け、伸びを意識するようにした。ストロークを減らすことが狙い。予選突破は2部なので当たり前。決勝は絶対優勝すると意気込んだ。ベストタイムで1番になれ良かった。(チームについて)雰囲気はとても良い。明日以降も決勝に残りたい」

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