ジュニア日本記録を更新した武市

◇第55回関西学生選手権大会◇12月1日◇はびきのコロセアム◇

 前大会から3週間のインターバルで迎えた今大会。練習不足により、選手たちは決して好調とは言えない状態だった。それを象徴するように、62㌔級の清水がスナッチの試技を全て失敗。ジャークは121㌔を挙げるも、記録は0。悔いの残る結果となった。

 しかし、続く69㌔級で武市がその空気を一掃する。スナッチ1本目で大会タイ記録となる115㌔を挙げると、2本目は大会新の123㌔に成功。3本目は初め124㌔をコールするも、最後には127㌔のジュニア日本記録更新に挑戦することを決めた。「狙える気がしなかった」と言いつつも、見事に成功。3週間前に自らが打ち立てた記録をさらに1㌔塗り替えてみせた。ジャークでも、自己タイとなる145㌔を挙げ、トータルは272㌔。自己新記録を更新するとともに、大会新記録を樹立し、1位に輝いた。また、同階級で、福住はスナッチ110㌔、ジャーク128㌔のトータル238㌔で3位入賞。田村はスナッチ60㌔、ジャーク65㌔のトータル125㌔で13位に終わった。
69㌔級で3位に入賞した福住

 さらに、77㌔級では守谷がスナッチの1本目以降を失敗し115㌔。ジャークは145㌔でトータルは260㌔となり、本人としては不本意な結果となったが、他選手を圧倒し、金メダルを獲得した。秋原はスナッチの試技を2本目だけ成功し103㌔、ジャークは138㌔でトータル241㌔となり、3位に入賞した。しかし、藤井はスナッチ、ジャークともに失敗し、記録0となった。最後に、105㌔級の三澤は、スナッチ、ジャークともに1本目以降を失敗し、117㌔と145㌔のトータル262㌔となったが、銀メダルに輝いた。そして、団体得点は77点となり3年連続の3位に終わる。
77㌔級で優勝を果たした守谷

 この大会で4年生は引退。3年生のいない重量挙部は、他大学に比べると若いチームとなるが、実力のある選手が揃っている。そんな後輩たちが、先輩の思いを引き継ぎ、今度さらなる活躍を見せてくれることだろう。

▼武市「前の大会から間がなかったし、新人戦に行っていて練習ができなかったので、まさかジュニア日本記録が取れると思わなかった。調子は正直悪かった。前回の126㌔がすごく重かったので、記録は狙える気がしなかった。でも、試合に強いんで。ジャークが力強くできるようになった。145㌔の差しの瞬間無理と思ったけど挙げることができた」

▼守谷「今日の試合はあまり良くなかった。インカレから期間も開いていなくて、練習も追い込めず……。全日本選手権の基準にわずかに届かなかった。引退試合だったけど、悔いの残る感じになってしまった。来年からは社会人。この悔しさを来年につなげて行きたい。(後輩へのメッセージ)どの選手も伸びてきているので、これからが楽しみ。期待の出来る新人も入ってくるし、関大の重量挙部を支えてください」

▼福住「(後輩へのメッセージ)自分たちはもう試合には出ないけど、来年も頑張ろう」

▼清水「(後輩へのメッセージ)これからもカンスポにいっぱい載ってください」
チームのムードメーカー清水

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