優勝した秋原㊧と白草

◇第25回関西学生選抜選手権大会◇5月31日◇関西大学・凱風館1F重量挙道場◇

 昨年度大会では、4階級制覇と力の差を見せ付けた関大。迎えた今年も2階級を制覇するなど、強さをまざまざと見せつけた。

 4月に行われた全日選抜の69㎏級で連覇を成し遂げた武市。だが、減量が間に合わなかった今大会は77㎏級での出場となる。一つ上の階級ということもあり、苦戦が予想された。しかし、いざ試合が始まってみるとそこは全日王者。スナッチ1本目で125㌔を安定して成功すると、2回目では130㌔を踏ん張って挙げ切り、あっさりと大会記録を塗り替える。続くジャークでも、大会記録である157㌔を持ち上げ、トータル287㌔の好成績を収めた。

 しかし77㌔級で優勝を果たしたのは、その全日覇者を抑えた白草だった。ジャークは、武市と同じく1回目で125㌔、2回目に130㌔に成功。続く3回目では、武市が失敗した132㌔を踏ん張って挙げ切る。大会ベストをさらに更新した。迎えたジャークでも、白草の勢いはとどまるところを知らない。1回目に155㌔を成功すると、続く2回目。159㌔を力強い差しで持ち上げ、この種目でも大会新記録を樹立。気合を入れて挑んだ3回目は163㌔を惜しくも挙げられなかったものの、トータル291㌔で武市を抑え、1位に輝いた。

 また同階級に出場した期待のルーキー・西中。スナッチでは110㌔を持ち上げると、ジャークは少しふらつきながらも135㌔に成功。3位に入り、同階級では関大勢が表彰台を独占した。

 85㌔級には秋原が出場。最近はケガのために大会を棄権することも多かったが、今大会ではその不安を打ち消す試技を見せる。スナッチでは1回目に105㌔、2回目に110㌔を挙げ切る。そして3本目。バーベルを後ろに反らしそうになり、苦しんだものの112㌔を持ち上げた。続くジャークでも、1・2回目は成功して、迎えた最終試技。146㌔のバーベルをふらつきながらも、全力を尽くし気合で持ち上げた。全ての試技で成功をおさめ、この大会で連覇を達成した。

 さらに、105㌔超級の藤本。昨年は腰の痛みもあり、不満の残る結果となった。しかし、今年は安定感のある試技を見せる。スナッチでは、112㌔を余裕を持って挙げきる。ジャークでは、145㌔を力強く持ち上げトータルで257㌔。昨年より倍増した記録で、2位に入った。

 105㌔級に登場した三澤主将。スナッチでは、115㌔を歯を食いしばり挙げきるが、腰の痛みのためジャークでは120㌔に終わる。トータル235㌔で、4位となり惜しくも表彰台を逃した。

 今年も、関西の舞台で大暴れした関大勢。続く西日本選手権でも、その力を十二分に発揮してくれるはずだ。

▼秋原「(大会に出たのは)4月以来。腰や手首が痛く、ギリギリだった。調子自体、あまり良くはなく練習できていなかった。でも、上手いこと挙げられた。西日本でも優勝したい」

▼白草「(トータルの)290㌔は、試合でもそう出したことはない。(目標である)ジュニア記録更新に向けていい流れとなった。昔はこんな記録出してもまぐれだと思っていたが、力がついてきたんだなと…。(今後は)油断しないこと。西日本ではスナッチでジュニア記録を出したい」

歯を食いしばり、バーベルを挙げ切る秋原

大会記録を塗り替える大活躍を見せた白草

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