◇第49回西日本学生選手権大会・第9回西日本学生女子選手権大会◇7月10~12日◇はびきのコロセアム◇
【女子53㎏級】 中井 2位 158㌔ 小西 3位 140㌔
【女子58㎏級】 山本 優勝 159㌔ 矢野 3位 143㌔
【女子63㎏級】 今永 3位 154㌔
【男子77㎏級】 白草 優勝 299㌔ 武市 2位 278㌔
個人では武市や白草が全日制覇を成し遂げるなど、今年も強さが際立つ関大勢。この大会では個人の成績に加え、男子の各階級で与えられる得点の合計による団体の総合成績も競う。昨年は1部で5位だった関大。個々の選手たちの活躍とともに、団体での西日本制覇に期待が懸かる。
2日目となる今日は、まず5月に行われた全日でも活躍が目立った女子選手が強さを見せ付ける。53㎏級に出場した中井はスナッチで68㌔を余裕の表情で挙げ切ると、続くジャークでは2回目で87㌔に成功。この種目の大会記録を更新すると、3回目には90㌔もクリアしさらに記録を塗り替える。トータルは158㌔。1位と3㌔差で惜しくも2位となったものの、大健闘を見せた。また、同階級では小西がスナッチ62㌔、ジャーク78㌔のトータル140㌔で3位に。全日よりトータルで5㌔アップと期待の新人は着実に記録を伸ばしている。
そして、58㌔級には全日王者の山本が登場。だが先月の関関戦では、スナッチでまさかの3回連続失敗。緊張からくる精神面の弱さが課題となっていた。迎えた今大会もスナッチの1回目を失敗してしまう。バーベルを落とすプレッシャーが彼女を襲う。しかし落ち着いていた山本は2回目で踏ん張り、見事70㌔を挙げ切った。ジャークでも、2回目に失敗した89㌔を3回目で成功。今大会では失敗しても次の試技では気持ちを切り替え、成功を収めるなど精神面での成長を見せた彼女。トータル159㌔で、西日本制覇を達成した。同階級に出場した矢野はスナッチで63㌔を難なく持ち上げると、続くジャークでは3回目で80㌔に成功。トータル143㌔で3位に入り、表彰台に上った。また63㌔級では、今永がスナッチ66㌔を踏ん張って挙げると、ジャークでも88㌔をクリアし、トータル154㌔で3位。団体の得点対象とはならないものの、関大の層の厚さと強さを示した。
そんな女子選手の活躍に男子選手も奮起した。77㌔級には全日選抜覇者・武市、全日王者・白草、期待の新人・西中の3名が出場。西中は、初の西日本の舞台にも関わらず堂々とした試技を見せる。スナッチでは、116㌔を安定して持ち上げる。ジャークでは、クリーン(肩までの持ち上げ)に苦しむものの、頭上へ力強く差し上げ144㌔をクリア。トータル260㌔と表彰台にはあと1㌔及ばなかったものの、4位に入り存在感を示した。しかし、それを上回る圧巻の試技を武市と白草が見せる。スナッチの1回目でともに120㌔を軽々と挙げると、2回目からはお互いに優勝を狙い、挙げる重量を少しずつ重くする駆け引きを見せる。その結果、武市は3回目を落とし128㌔となるが、白草は3回の試技全てを成功させ134㌔と大会新記録を樹立した。続くジャークでも、勢いに優る白草が全日王者の強さを見せ付ける。1回目で157㌔を難なく持ち上げると、3回目には165㌔に挑戦。ここでもあまり苦しむことなく挙げ切り、トータルで299㌔。ジュニア日本記録にあと1㌔と迫る好記録で、見事優勝を果たした。ジュニア日本記録の更新も完全に射程圏に入っている。一方、武市は先週に出場した全日本選手権の疲れもあり、ジャークも150㌔に終わった。しかし、トータル278㌔と3位に17㌔差をつけての2位。次元の違う強さを見せた。
最後に行われた85㌔級。関大からは秋原・向井・堀口の3選手が出場した。関西王者の秋原はスナッチでひじを痛め105㌔となると、ジャークもその影響で136㌔。トータル241㌔で9位と悔しい結果に終わった。また、向井はスナッチ94㌔、ジャーク120㌔のトータル214㌔で17位。堀口はスナッチ90㌔、ジャーク105㌔のトータル195㌔で23位となった。
2日目を終え、団体成績では2位につけた関大。最終日となる明日での逆転優勝も十分視野に入っている。悲願の初優勝を目指し、最終日に挑む。
・団体成績について
各大学の男子選手8名まで(1階級最大2名)が得点対象となる。個人成績の順位とは別に、得点対象となる選手間(1部・2部は分離)において、スナッチ・ジャーク・トータルでそれぞれ順位を決定する。各種目の1位には8点が与えられ、以下2位・7点、3位・6点…8位・1点となる。
その合計により団体成績を決定する。なお1部の8位は、2部の1位と入れ替わり2部に降格となる。
団体成績(1部・2日目終了時点)
1位 九州国際大 87点
2位 関大 80点
3位 金沢学院大 76点
4位 名古屋産大 75点
5位 大商大 73点
5位 立命大 73点
7位 京産大 30点
8位 近大 11点
▼白草「試合(先週の全日本選手権)から帰ってきて、疲れていたので優勝を決めて流そうと思っていたが、武市さんが(重量を)上げるというのなら、上げてみようと思った。春先の調子が落ちていた時期に、筋トレをしてきていたのが今につながっている。ジュニア日本記録は通過点にすぎない。筋力を強化してスナッチ140㌔、ジャーク170㌔を挙げたい」
▼山本「今日は、1週間前に試合(全日本選手権)があって疲れていた。だが、課題としている前足が今日は出せていたので良かった。(大学に入って)腕回りや足が太くなったり、瞬発力も上がってきた。(今後も)個人戦などを優勝して、意識を高めていきたい」


