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◇第62回関西学生選手権大会◇12月13日◇はびきのコロセアム◇

 男女共にインカレを終え、2週間後の今日関西学生選手権大会を迎える。今年最後の大会であり、また、4年生にとっては最後の試合となる。団体優勝、そして女子は全階級で優勝を目指して試技に挑んだ。

 まず最初に行われたのが、男子69㎏級。関大からは橘と白草が出場した。橘は1本目を90㌔に設定するも、重みに耐えれず前方に落とす。しかし、2本目はしっかりと成功させた。95㌔に設定した3本目、大きな声を出し気持ちを出して挑んだが、惜しくも成功ならず。スナッチ90㌔でジャークに備える。
 同階級全ての選手が3本を終えた後に出場したのが白草だった。前の選手が116㌔で失敗に終わる中、白草は1本目を120㌔に設定。スムーズに楽々と挙げ切り、見事成功した。「ジュニアの年が今年で終わるので、ジュニア記録を塗り替えようと思っていた」(白草)。ジュニア日本記録を1㌔上回る131㌔に挑戦する。しかし、挙げた瞬間前に落としてしまう。もう一度挑み、頭上に挙げるもバーは前に。「重たかった」とジュニア新記録を樹立することはならなかった。しかし、1本目を成功させた時点で2位に9㌔の差をつけ、1位でジャークを迎える。
 ジャークは、橘が1本目を難なく成功させると、2本目の114㌔は肩にのせるも立ち上がることができず失敗。連続試技となった3本目は少しよろめくもきっちり挙げ切り成功させた。トータル204㌔だった。白草は、1本目143㌔を歯を食いしばりながらも持ち上げる。勢いそのままに148㌔も成功。3本目は大会新記録となる152㌔に挑む。肩までのせることに成功するも、そこから反動をつけて差し上げるところで落としてしまう。スナッチ、ジャークともに新記録を狙ったが、惜しくも失敗に終わってしまう。しかし、2位と15㌔差で優勝。圧倒的な強さを見せつけた。

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 続いては女子48㎏級に有働が登場。出場者は有働のみで、1本目から大会新の56㌔に設定する。勢いあまって失敗してしまうも、2本目では楽々と持ち上げる。大会新記録を樹立した。3本目はさらなる記録を狙って60㌔に挑むも失敗に終わった。ジャークも1本目から新記録を狙う。72㌔を余力を残した状態で軽々と持ち上げた。2本目の74㌔も成功させる。3本目は76㌔に挑戦。肩までのせるが、立ち上がることができない。何度も粘るもバーはびくともせずに、失敗となる。トータル130㌔も大会新記録となった。
 53㎏級の井上は1、2本目をスムーズに挙げ切り、3本目は73㌔に挑む。しかし、後方に落としてしまう。ジャークは3本共に成功させ、記録を伸ばす。トータル153㌔で1位に輝いた。58㎏の福家は1本目の63㌔を成功させると、続く65㌔も余裕のある試技を披露。3本目こそ苦しそうな表情を見せたが、65㌔を挙げきった。ジャークでは2本の失敗があったが、トータル144㌔で優勝。63㎏級の柴田は1、2本目共に表情一つ変えずすっと持ち上げる。3本目の80㌔は、惜しくも失敗。ジャークは歯を食いしばりながら2本目まで成功で終える。3本目は肩にのせるも立ち上がることができなかった。トータル169㌔で優勝をつかみ、ここまで全階級を関大が制していることになる。
 69㎏級に出場したのは今永女子主将と西尾だ。西尾は1本目で失敗となるも、連続試技で2本目の77㌔に成功。そのまま3本目の80㌔もしっかり挙げきった。今永は1本目を78㌔に設定。挙げてから少し動くもバーに影響は全くなかった。2本目の82㌔は、途中でしっかりと息を整え、自分のペースで持ち上げた。3本目の86㌔は頭上に上げようとした瞬間に前に落としてしまう。ジャークの3本目ではインカレ、レディースカップでも成功できなかった108㌔に設定。「失敗こそしたが、クリーンではとれたので、とれないという印象ではなかった」。成功とはならなかったが、確かな手応えをつかんだ。西尾も1本の失敗こそあったが、確実な試技を見せた。今永は1位、西尾は2位だった。最後に75㎏級の柏木。1本目の78㌔を挙げ切る。しかし、2本目は前方に落としてしまう。「インカレと同じ失敗はできないと思って3本目に挑んだ」と柏木。少しぐらつきを見せるも、耐え抜き成功させた。ジャークは、1、2本目で勢いのある試技で持ち上げた。3本目は失敗に終わるもトータル184㌔で優勝。「自分たちの代で全階級優勝できて良かった」と笑顔を浮かべた。

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 男子85㎏級には山上が出場。1本目の95㌔はしっかりバーを支え、挙げ切る。しかし、2、3本目の101㌔は失敗に終わる。ジャークの1本目はゆったりと引き上げ、そこから一気に持ち上げる。2、3本目は時間いっぱい使って試技に挑戦するも、惜しくも成功とはならなかった。
 男子94㎏級には玉山がエントリー。スナッチ1本目の120㌔は安定した試技で成功する。2本目の126㌔は頭上にまで持ち上げるも、後方へ。3本目も同重量で挑み、頭上に挙げ、少しよろめくも耐え切る。立ってからも、バランスを崩してしまうも、しっかり耐え、見事成功。会場は歓声で包まれた。勢いは衰えることなく、ジャークでは3本ともしっかり持ち上げ、記録を伸ばした。トータル280㌔で堂々の1位に輝いた。
 最後に出場したのが+105㎏級の柏原と梅村だ。梅村は1本目で100㌔を持ち上げると、2本目は105㌔に挑戦。しかし、失敗に終わり、3本目も同重量で挑む。重みにも耐え抜き、成功させる。一方の柏原は1本目から大会新記録となる136㌔に成功。2本目は145㌔に設定するも後ろにそらしてしまう。3本目は棄権し、ジャークに移る。梅村は軽々と次々にバーを持ち上げ、3本共に成功。柏原は176㌔に挑むも、苦しそうな表情を見せ、落としてしまう。2、3本目も同重量にチャレンジするも、あと一歩挙げ切れず、失敗。優勝争いをしていた柏原だが、ジャークの記録が0となり、トータル0という悔しい結果に終わった。梅村は2位入賞となった。
 団体成績では、大商大が50連覇以上を成し遂げており、その記録を破るべく挑んだ関大であったが、わずかに及ばず3位。悔しさが残った。同大会では立命大が優勝し、大商大の連覇記録を遂に打ち破った。この大会で重量挙部の今年の試合は終わりということになる。来年のさらなる飛躍を誓って、日々練習に励む。王者奪還のその日まで。【吉田佳奈】

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▼今永女子主将
「自分の階級で優勝すること、全階級で優勝することが目標だったので、できて良かった。肩をけがしていて、痛み止めを飲んでの出場だった。特にスナッチが不安だった。86㌔は自己ベストになる。怖かった。腰がひけてしまったのがだめだった。それでもスナッチの時点で1位、このままという気持ちでジャークに向かった。優勝を決定させようと思ってやっていた。ジャークの108㌔はインカレ、レディースカップともにとれなかった重量だった。1本とって今年1年を締めようと思っていた。失敗こそしたが、クリーンではとれたので、とれないという印象ではなかった。あと一歩という感じ。トータル記録をみても、自己ベストが出たので良かったが、失敗がなければトータル190㌔いっていたと思うと悔しい。とるべきところで失敗してしまった。来年はとるべきところでしっかり取っていきたい。個人的な目標としては、世界大会に出場すること。今の記録では全然だめなので、ベストなコンデイションをまずはつくって、フォーム改善から始めたい。フォームがきれいになると記録も伸びると思っている」

▼白草
「去年は団体3位だったので、今年は団体優勝を狙っていた。優勝に貢献できるようにと思っていた。個人ではジュニアの年が今年で終わるので、ジュニア記録を塗り替えようと思っていた。結果は塗り替えることができなかったし、優勝したけど、記録はあまり良くなかった。インカレでは絶好調だったので安心して少し気を抜いてしまった部分もある。スナッチ1本目の120㌔は優勝を決める重量。ベストが128㌔だったので、全然とれる重量だった。ジュニア記録は130㌔で自分は1㌔増の131㌔を狙った。アップの力不足もあってすごく重たかった。初めてさわった重量だった。2本目よりも3本目の方が浮いたかなという感じ。とれそうだったがまだまだ。(兄には)思い切っていけと言われた。いつもと同じような言葉をかけてもらった。ジャークはジュニア新が166、167で、自分のベストが155㌔だったので、2週間で持ち上げられるようになるのは無理かなと思って、ベストの3㌔上のスナッチのジュニア新記録を狙った。131は重たかったが、初めてさわることができたので、良い経験になったと思う。ジャークが苦手なので、授業が終わったら下半身を鍛えていこうかなと考えている」

▼有働
「3本取りこぼしなくいけたらいいなと思っていた。試合前に減量をしていたのでけがをしないようにしっかりケアをしていた。スナッチで60㌔以上あげたいなと思っていた。2本目が軽かったのでいけるかなと思った。ジャークは3本目にクリーンのタイミングがずれてしまった。ベストより大分軽い。1本目でミスをしてしまうので、しっかり1本目からあげていきたい。筋力をつけていきたい。記録を伸ばしたい。スナッチはベストが63㌔なので68㌔、ジャークはベストが79㌔なので85㌔をあげたい」

▼福家
「トータルで160㌔いくことを目標にしていた。スクワットを中心にやって、足の補強をした。介護体験があり、練習が満足にできなかった。その割には良い感じで持てたと思う。しかし、ベストよりはかなり下。調整不足を感じた。補強を頑張って、冬の間に力をつけたい。来年は4年生になるので、スナッチでは80㌔、ジャークは100㌔を目標に、それ以上を目指していきたい」

▼柏木
「インカレでは結果が良くなかったので、今回は今までいろいろな先生に見てきてもらったので、成長した姿を見せたい、最後やから楽しんでやろうと思っていた、調子はそんなに悪くなかった。新記録はとりたかった。まず1本目からしっかりと思い切ってやっていこうという感じだった。2本目は思い切ってやったけど、落としてしまって、インカレと同じ失敗はできないと思って3本目に挑んだ。ベストよりは下だったけど、取れて良かった。ポイントを絞ることができていたのが良かった点。ジャークはアップのときから調子が良かった。103㌔は自己ベストになる。久しぶりにとれた。105㌔までいきたかったけどだめだった。自己ベストは更新できなかったけど、試合のベストは更新することができた。後輩とトップを争う試合だったので、金メダルで終われて良かった。4年間を振り返って記録は伸びなかったけど、色々な人に支えられていたなと思う。最後の一年は女子主将をしたのも大きかった。自分たちの代で女子は全階級優勝できて良かった」

▼井上
「優勝を目指していた。ひじのけががあったので、自分のできることはできたかなという感じ。軽めではあったが、本数をしっかり取っていこうと思っていた。4年間を振り返るとけがが多かった。その中でも色々な人に支えてもらって4年間することができた。全日本女子選抜では団体優勝することができたし、4年間やってきて良かったと思う」

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