◇西日本学生秋季リーグ第2日目/大阪府立体育会館◇

 1部の実力を痛感した1日目。後半戦となるこの日は、残留のためにも勝つしかない。しかし、第3試合・同大戦は55㎏級・堀川、96㎏級・中西が白星を挙げるものの、2勝5敗で敗北。7位・最下位決定戦への進出が決定する。

 1部残留を懸けて臨む最後の試合。相手は春季リーグで、接戦の末勝利した中京学大だ。初戦から相手に先制を許し、2連敗を喫してしまう。しかし、ここから関大の猛攻が始まった。

 まずは84㎏級・林。第1Pを奪うと、第2Pは互いに攻撃のすきを与えずこう着状態が続く。両者無得点のまま延長戦へ。攻撃権を獲得した林は、確実にタックルを決め3点獲得。そして関大に大きな一勝を与えた。

勝利に貢献した林

 続く96㎏級・中西、60㎏級・和田も勝利を収め、3勝2敗。あと一勝で残留が決まる。関大の期待を一身に背負い、66㎏級・増谷がマットに上がった。

チームをけん引した中西主将


 重圧のかかる中、「良い緊張感でできた」と増谷は実力を遺憾なく発揮した。第1P、相手のタックルを返し、2点獲得。終盤、相手に得点を許すも接戦を制し、このPを物にする。しかし第2Pを落としてしまい、勝負の行方は最終Pまでもつれ込んだ。

 迎えた最終P、中盤まで増谷が攻め勝ち6-3。しかし試合終了間際に相手が粘りを見せ、2点を献上してしまう。6-5とされるが、残り時間は10秒。関大からは勝利へのカウントダウンが起こる。そして試合終了のブザー。その瞬間、全員が喜びを爆発させた。1部残留を決めた増谷に仲間から盛大な拍手が送られた。

残留を決め、仲間と喜ぶ増谷


 最後は120kg級・府本が勝利し、結果は5勝2敗。1部を死守することができた。会場には関大応援歌が響き渡り、健闘を称えた。

相手を圧倒する府本


 これで4年生は引退。来春からは新チームで1部へ挑む。4年生の思いを受け継ぎ、新たな関大レスリング部の挑戦が始まる。

▼中西主将「中京学大には春に勝っていたが、頭のすみに不安もあった。勝つことも大切だが、レスリングの本質を楽しんだ。高校も含めて7年間の学生としての競技生活が終わって、最後は良い形で結果を残せて良かった。チームとして悔いはない。チーム全員で(応援も雑用も含めて)力を出せた。新チームには個人個人を高めるチームになって欲しい。今まで“俺が出る”という積極性がなかった。競争して試合に出るチームが強いと思う。普段の生活の中からレスリングのことを考えていて欲しい」

▼林「最後なので思い切ってやって、結果がついて来て良かった。自分のやりたいように試合ができた。中京学大戦は自分の試合からみんな勝って、流れを変えられて良かった。第2Pで攻撃権を取れたのは、みんなのおかげ。初めは最後なので自分のやりたいようにしようと思っていたけど、1部で結果を残して後輩に引き継げて良かった。悔いは残らない。新チームには、厳しい練習に取り組んで最後は笑顔で終われるように頑張って欲しい」

▼府本「昨日は勝ててなかったので、今日は勝てて良かった。中京学大戦は今までで一番緊張した。増谷が勝って気持ちは楽になった。勝ったときは、泣いちゃいました。4年間関大でいろんな人と関わることができて、すごく楽しかった。新チームには今回の成績より上になって欲しい。今も十分良いが、チームがもっと仲良くなってもらいたい」

▼和田「前日は勝負所で負けていたので、気持ちは下がっていた。だが、最後は頑張ろうと気持ちを切り替えた。プレッシャーに弱いので、3試合はばててしまったが、最後は気力で勝てた。やっと貢献できたと思い、嬉しかった。4年生にはいろいろ教えてもらい、感謝している。新チームは体力面や気持ちで負けないチームにしていきたい。チームワークも今以上にできるように頑張ります」

▼増谷「1部に残れて良かった。中京学大戦は3勝2敗でまわってきて緊張した。でも“ここで決めてやろう”と思って、体も動けた。勝ちを意識したら点を取られるので、最後まで集中した。勝って『お前が決めてくれると信じていた』と言われたのが嬉しかった。4年生は口でではなくて、行動や背中で教えてくれた。自分も上回生になったら、自ら率先してやらないといけない。4年生には“ありがとう”と“見守っていてくれ”という気持ち。4年生が悲しまないような結果を個人でも団体でも残していきたい」

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