西日本制覇を果たした増谷

◇西日本学生選手権(2日目)◇10月28日◇金岡公園体育館◇

 昨年は部員の不祥事で、出場することが叶わなかった西日本学生選手権。2年ぶりに大会に出場したグレコローマンスタイル60kg級・増谷が、見事優勝を果たした。

 1日目の予選を勝ち抜き、準決勝へと駒を進める。2週間前に左肘を脱臼し、ケガを負って大会を迎えることになった増谷。「自分のやっている戦い方が出来ない状態」(増谷)で、試合に挑む。

 準決勝の相手は日本文理大の鈴木。第1ピリオドを制すと、第2ピリオドでは冷静に攻め込む。相手のバックを取り1ポイントを奪うと、さらに場外へ押し出して1ポイント。そのまま守りきって、勝利を手にした。

 決勝は徳山大の相田と対戦する。開始から互いの実力が拮抗し、両者無得点のまま1分半が経過する。グラウンド戦となり、増谷に攻撃権が与えられる。すぐに1ポイントを奪い、ローリングで2ポイントを加算する。勢いそのままに、次々と得点を奪って第1ピリオドを制した。続く第2ピリオドでも、スタンド戦では両者無得点となり、グラウンド戦へ。相手に攻撃権が与えられ、2ポイントを奪われる。しかし、ここで増谷は相手を持ち上げ、後方へ投げた。これが5点のビックポイントにつながり、テクニカルフォールで逆転勝利。見事、自身2年ぶりとなる優勝に輝いた。

 「満足のいく内容ではない」と振り返る増谷。ケガをおしての出場で、全力が出せなかった今大会。それでも「支えてくれた人に恩返しが出来てよかった」(増谷)と、感謝の気持ちを口にした。

 フリースタイルでも、関大勢が実力を発揮。60kg級・山本、66kg級では瀧、倉谷、さらに74kg級の村上と、4人が準々決勝に駒を進めた。春季リーグでは、惜しくも一部昇格を果たせなかった関大。明日の戦いで勢いに乗って、一部まで一気に駆け上がる。

▼増谷主将
「2週間前に左肘を脱臼して、1週間前の大会には出場できなかった。治すことに専念して、この試合に懸けてた。コンディションはできる限り整えたが、自分のやっているスタイル、戦い方は肘が悪いとできない。スタンドから技を出せないので、右手だけで相手を動かして戦った。優勝はしたが、満足のいく内容ではない。チームメイトや家族、OBの方など、いろんな方が支えてくれた。精神的に支えられて、自信を持ってマットに上がれた。去年は大会に出れなくて、悔しい思いをしたので、もう一回優勝してやろうと。苦しい去年を一緒に乗り越えてきたチームメイトや、支えてくれた人に恩返しが出来て良かった」

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