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◇平成26年度西日本学生秋季リーグ戦(2日目)◇11月30日◇金岡公園体育館◇

関大3-4帝塚山大
関大3-4関学大

 秋季リーグ初日を3連勝で終え、昇格に向けて快調な滑り出しを見せた関大レスリング部。勝負の2日目は、ここまで勝ち星のない帝塚山大、関大と同じく無敗の関学大と対戦した。

 まずは帝塚山大戦。1人目の61kg級・山本が一方的な展開で圧勝を収める。2人目の125kg級・角原は攻めあぐねる時間が続く。第1P、第2Pともに警告を受け、アクティビティタイムで得点できず1-2で判定負けを喫した。3人目の86kg級・尾崎は第1Pは4-3と競った戦いになるが、第2Pで何度もバックを奪い、効果的に加点し勝利。しかし、その後の57kg級で不戦敗、74kg級の河合も敗れ、2勝3敗と後がなくなる。続く65kg級・瀧はバックを取ってからのローリングを何度も決め、テクニカルフォール勝ち。勝敗を五分に戻し、70kg級のルーキー・竹本へつないだ。その竹本は足元へのタックルで相手の姿勢を崩し、すかさずバックを取り2点を先取する。一時は逆転を許し、その後もピンチを迎えるが、抜群のレスリングセンスで体勢をコントロール。4-3と再び勝ち越し、第1Pを終える。第2P、竹本が仕掛けた足元への攻めを返され、相手に押さえ込まれる。竹本は逃げ切ることができず、まさかの敗戦。チームとして痛い初黒星を喫した。

 昇格のためには関学大戦での勝利が絶対条件となった。ここまで全勝で、38年ぶりの1部昇格が懸かる関学大は気合十分。関大は選手の出場階級を変更し、勝負に出る。
 先陣を切った山本は、スピーディーな攻めで相手のバックを取り、連続ローリングを成功させテクニカルフォール勝ち。65kg級に階級を落とした2人目の竹本も判定勝ちで幸先の良いスタートを切る。
 しかし、3人目の74kg級・尾崎は惜敗。57kg級が不戦敗で2勝2敗となる。続く5人目の角原は序盤、相手に先行を許すも、ローリングとバックで逆転。第2Pでは体の返し合いで相手に点差を詰められたが、逃げ切って判定勝ちを手にした。
 勝利に王手をかけて登場するのは主将の瀧。階級を一つ上げ、70kg級の相手に挑んだ。第1Pで相手に足を取られて倒され、4点を先取されてしまう。この判定に増谷コーチがチャレンジ(ビデオ判定)を要求。しかし、失敗に終わりさらに1点を失う。2点を返し、2-5で第1Pを終える。第2Pでは瀧が巧みにバックを奪い、点差を詰めるものの、相手も加点し追いつけない。最後まで逆転を狙ったが、あと一歩及ばず判定負けを喫した。
 勝負が決まる7人目は84kg級・河合。関学大主将の野澤を相手に善戦するが、0-5で判定負け。1シーズンでの1部復帰はならなかった。

 最後の団体戦を終えたレスリング部。12月21日から始まる天皇杯に出場する瀧、角原を除く4年生は引退となる。山本は「チームで一丸となって充実して終われた」と1年を振り返った。主将の瀧は「上の学年に縛られる必要なく自分たちのチームを作ればいい」と後輩たちにエールを送った。歴史ある関大レスリング部の復活に期待がかかる【吉見元太】
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▼瀧主将
「まだ個人戦の天皇杯が残っているけど、チームとして『ああ、終わったな』という感じ。団体戦と個人戦では気持ちのかけ具合が変わってくる。関学戦は(竹本)壮志を本来の65kg級で使って、一つ上の階級で自分が勝ってというのが理想だった。雰囲気や一体感で自分たちが劣っているとは思わないが、関学大はいいチームだと思う。最後の最後まで同期や後輩に支えられた。練習を厳しくやっていて、つらいと思うけど、ついてきてくれたし、試合に出る出ない関係なく、全員が自分の仕事をしっかりしようという気持ちが伝わった。後輩たちの成長が感じられて良かった。次期主将の(尾崎)薫は薫で後輩たちと一緒に自分たちのカラーで、上の学年に縛られる必要なく自分たちのチームを作ればいい。4年生は卒業するまで、後輩たちに4年生の背中を見せて、いい刺激を与えたい。チーム作りに役立つことをしてあげたい」

▼山本
「レスリングを長いことやってきて、最後終わったときは『おわっちゃったんやな』っていう思いがすごく来た。勝つのが一番良い形だとは思うけど、結果がどうであれチームで一丸となって、充実して終われた。小3のときから13年続けてきたレスリング人生が今日で終わり。実感が湧かない。高2のとき、8㌔の減量がほんまにきつくて諦めようかと思った。それでも監督やコーチに言葉をかけられて、頑張って限界まで落とそうと努力したら、体重が一気に落ちて、全国大会で入賞できた。最後まで諦めなければ、いいことがあるというのがわかって、今後の財産になると思えた。ほんまにきつかったけど、いい経験だった。4回生が抜けて人数がごっそり減るけど、落ち込むことなく自分たちで工夫して2部優勝と1部昇格を目指して頑張ってほしい」

▼角原
「今季は優勝を目標にしていたし、個人的にも全勝を目指していた。4回生が負けるわけにはいかないという気持ちで挑んだ。帝塚山大戦で負けてしまい、悔いの残る結果になった。肘や腰を痛めていたこともあって、コンディションは悪かったが、相手に反応することはできたと思う。帝塚山大戦では相手のタックルを警戒しすぎてしまい、自分の技が出せなかった。天皇杯では自分がどこまでできるのかを確かめたい。1年を振り返ると、『しんどかった』の一言。人数が少ない中、4年生は就活などでなかなか練習に参加できなかった。人数が揃わない練習は雰囲気が悪くなってしまう。でも、今思えば頑張ってきて良かったと思える。後輩たちには今日の悔しさをばねに頑張ってほしい」

▼河合
「悔しいけど、ほっとした。死んでもいいから精一杯やろうと思った。チームとしては、声が出ていたし、雰囲気は良かった。次のチームは選手層が薄いので、一人一人が活躍できるようになってほしい」

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