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あの感動と興奮から数ヶ月。新体制が始動してから一月半が経過しました。

主将・緑川昌樹 副将・長野直樹

1年生の頃よりその実力を発揮しチームを数々の勝利へと導いてきた両氏に、その胸の内と今年の関学ラグビー部の展望を語っていただきました。



―就任までの経緯
緑川(以下M)「自分からやるって言った。あと同回の投票でもみんな俺にやってくれって」
長野(以下C)「俺も自分から。1年のときから試合出さしてもらってて、Aチームを引っ張ってきた責任というのがあった。あとチームの成長と自分の成長を一番近い所で見守っていきたかった」 M「ずっと一人の人として成長したいって思ってたし、チームを勝たしたいって気持ちがあった」

―どのような主将、副将になりたいか
M「自分らしく、を貫き通したい。常に声を出して、しんどい中でも笑顔で声を出していける環境を作りたい」
C「チームのこともそうやけど、BKのリーダーとして『小さいけど走れる』関学のカラーを伸ばしていきたい。緑川はFW、俺はBK。一緒のチームやけど競い合っていけるようにしたいかな」

―新体制になってから何をしてきた
M「ウエイトと、ばんばん走ってる」
C「常に動き続けれるラグビーを意識してる。ボールも体もひたすら動くような」

―体重を大幅に増量させた去年とは方向性が変わる?
M「軸は一緒。今年は(体の)サイズが小さいということで走れる体を作ってる。ただ去年と同じことをしてるだけじゃ勝てへんからね」

―個人的には何を?
M「体幹と首を」
C「俺も、ボールを持ってても倒れないようにするために体幹を。今はけがで上半身があかんから下半身だけやけど」

―自身の持ち味は
M「ラック周辺での『やらしさ』かな(笑)」
C「クレバーってことやな」
M「そうそう」
C「俺はやっぱり、走るのが速いことかな」


▲その快脚はトライを量産し、見る者を魅了する

―昨年を振り返って
M「ええ経験できた。4回生になるための土台や自分が見えた。あと、体重を増やすだけでは勝てへんって分かった」
C「(2007年度)関西5位から(2008年度)関西1位になって、選手権で法政と戦ったときはまだ国立なんて夢物語やった。でも去年は国立が明確に見えてた。明治との試合は全員が勝つって信じてた。でも結果は・・・ベスト4、日本一になることのたいへんさを知った」
M「もっともっと練習しなあかんって思ったわ」

―明大戦で関学に足りなかったものとは
M「FWに関してはフィットネスとブレイクダウン。あとセットプレーも。だから今それを補う練習をしている」
C「BKはラインのディフェンスかな。去年のシステムのままでは限界があって、通用するのは関西まで。あとはパスとかの基本スキルも。明治にはBKで負けた」

―近年で大きく変化した関学ラグビー部だが、入学時の目標は?
M「俺はずっと全国制覇。絶対出来ると信じてるから。別に大きな目標を立てることは悪いことじゃないし、言動は心にも出ると思う」
C「緑川と違って最初はそんな明確には。内部で現状を知ってるっていうのもあったから。だから最初から目標に向かって頑張る人は少なかったんやけど、緑川とかそういう人に出会って大きな目標を持てるようになった」

―今年のテーマ「MOVE」について
M「新体制が発足したときに同回でどんなチームにしたいか話し合った。それらを全部まとめて、表した言葉が『MOVE』やった。まぁこれを言ったのは宮崎っていう奴やねんけど(笑)」

―具体的にはどんなチームにしたいと?
C「試合中、常に動き続ける。見る人たちの心を動かす。感動させる」
M「自発的に動くとか、自分から変わっていく、とか」

―プレッシャーは
M「全然ない。今年は今年やし」
C「俺も3連覇の重圧はない」
M「結果が3連覇やったら良いってだけで、俺らの目標は日本一やから。過去を見ててもしょうがない。そんなん気にする前に現実を見て、今のチームのことをもっと気にした方が良い」

―ラストイヤーに向けて
M「チームを去年よりも強くして、個人的にはこけない、タックルひとつひとつの精度を持てる強い選手になりたい」
C「ポジション柄トライを取ることが全てやと思うから、そこだけを頑張りたい」


▲緑川のクレバーなプレーは関学ラグビー部の攻守の要だ

―関学ラグビー部の魅力とは
M「学年関係なく、ラグビーになったら言い合えるような関係ってのを目指してる。まだ多少遠慮はあるけどね」
C「みんなラグビーに対して真面目。ひたむきにやってる」

―部員全員の気持ちをひとつにするのはたいへんでは?
C「一人ひとりが『自分が頑張らなあかん』っていう自覚を持ってれば良いと思う。まずは頑張ることが大事」

―今年の関学ラグビー部の注目ポイントは
C「試合中ボールがよく動く。見てる側からしたらおもしろいラグビーにはなると思う」
M「まだ試合をしてないからなんとも。4月18日の京産大との練習試合に向けて調整してて、そこで分かると思う」

―お二人にとってラグビーとは
M「生きがい。小6のときから初めて、生活の一部みたいなもの」
C「ラグビーって人間性が出るスポーツで、精神が病んでたらいいプレー出来なくて、逆に気分が晴れてたらすごいいいプレーが出来る。だからそういう意味では自分らしくいられるもの」

―では最後にこれを見てる人にひとこと
M「今年も一年よろしくお願いします」
C「期待に応えられるよう頑張ります」



■緑川昌樹(みどりかわ・まさき)/商学部4年生/東海大仰星高/HO/173㌢・91㌔/2010年度関学ラグビー部主将、趣味は読書
■長野直樹(ちょうの・なおき)/社会学部4年生/関西学院高等部/WTB/174㌢・82㌔/2010年度関学ラグビー部副将、趣味は通販