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春シーズンを終え、新里組は夏シーズンへと挑む。秋に向け、大きな分岐点となる夏。
そして4年生にとっては、大学生活最後の夏になる。その夏にかける思いとは―。


第1回のテーマは「PR」。スクラムの支柱を担うPRの3人の闘志を追った。


―PRのポジションはいつから
 張「大学1年の秋からですね。始めはLOだったんですけど、今はPRです」
 折目「小3からラグビーを始めて、ずっとPRをやっています。途中LOもやったりもしたんですけど、基本はずっとPRですね」
 高橋「大学2年のときにはHOをやったりしてたので、本格的に始めたのは大学3年の夏からです。」

―PRの魅力は何ですか
 張「ラグビーの中で1対1の真っ向勝負が必ずあるポジション。勝ち負けもはっきりしますし、その分やりがいは感じますね」
 折目「スクラムっていう特別なものがあって。最前列でみんなの押しを伝えられる大切なポジションだと思っています」
 高橋「スクラムができないと試合で勝てない。スクラムが攻撃の始まりだと思っています。勝ち負けを左右するし、チームを支えていると思います」

―チームから求められるプレーとは
 張・折目「スクラムの強さですね」


―今年のFWで変わったところは
 高橋「1人1人の走る意識ですかね。順目で攻めることとか、FWも走り込むことが増えてきたと思います」

―4年生になり、入学当時から成長したところはありますか
 高橋「スクラムは強くなったと思います。体重が増えて走れなくはなったかもしれないけど、力強さは出ていると思います。あと、高校時代はやらされているという気持ちがあったんですけど、やはり大学で自主性が求められるようになって意識面も変わってきたと思います。目標を持って練習にも取り組めるようになりました」
 折目「個人的なプレーも成長したと思います。昨年までは先輩や下に習うことも多かったんですけど、4回生になって下級生の指導もできるようになってきたんじゃないかなと思います」
 張「折目と似ているんですけど、去年までFWはすごい先輩ばかりで、甘えがあって背中見てついていく感じだったんですけど、4回生になると周りはみんな下級生になって。自分も背中で見せれるようには意識しています」

―春シーズンを終えた今のお気持ちは
 高橋「結果が出たり出なかったりで。新しいスタイルを試しているから、安定しづらいのは仕方ないんですけど、やっぱり悔しいです。夏に向けてチームを作らないとって思いますね。不安もあるけど、これから作っていくチームに期待は大きいです」
 折目「春はケガとリハビリで1試合も出ていないんですけど、夏から復帰します。春は外から声を出したりしていたんですけど、これからは中でチームを引っ張れるようにしたいですね」
 張「チーム自体、最後の方はあまり良くない状態でした。でも自分自身、4年生なのにAチームで出てなくて、チーム見てて悔しくて。上のチームにあがって、くじけずやっていきたいです」

―夏から秋にかけて、強化したいところは
 張「今年、FWはスタイルを変えてやっているんですけど、FWに関して“強い関学”っていうのを生かしきれていないと思うんですよ。だから強いFWにしたいですね。個人的には、スクラムは大前提として、今はあんまり走れていないのでもっと走れるように。体も大きくしたいんですけど、ただ増やすんじゃなくって、体を強くして活躍したいです」
 折目「FW全体としてはセットプレーですね。関東に負けないように。個人では、復帰してスクラムと、それにプラスして激しいプレーでもチームを引っ張りたいです」
 高橋「BKがレベルアップする分、FWもレベルアップしないといけない。今までよりも強くならないといけません。それには全員のレベルアップが必要だと思います。自分自身は、スクラムは誰にも負けないようにしたいです。チームが負けてても、空気を変えられるようにしたいです」


―今のチームの状況は
 張「芳しくはないですね」
 高橋「4年生にも下級生にも、不安な部分はあると思うんです。でもここで4年生がその不安をどう取り除けるかが重要だと思います。夏の練習が始まって間もないですが、4年生からひとつになって、チーム全体を良くしていきたいです」


―それぞれ、個人の強みは
 高橋「スクラムです」
 折目「モールですね。周りからの期待もあるので頑張ります」
 張「LOもやっていたんで、走力ですかね。自信持って、もっと走れるようにしたいです」

―今年がラストイヤーになりますが
 張「一瞬でしたね」
 高橋「今年の春は特に。もう夏か、って感じです。チームの始めは、どうやっていいのかも僕ら自身もわからなくて不安だったし、下級生も不満もあっただろうし。下級生の指導もまだ完全に慣れてはいないけど、チームのこと理解したらできると思うんで…。まあでも最初に比べたら指導も少し慣れてきましたね」


―練習中に心がけていることはありますか
 張「しんどくても声を出すこと。後輩たちはそこもしっかり見ていると思うので。上回生が頑張れば、下級生もついてくると思います」
 折目「声掛けですね。明るくできるように意識はしています」
 高橋「チームを引っ張るために、まずは声出しですね。全員の集中力が続くように、チームの雰囲気乱さないようには意識しています」

―春シーズンで印象に残っている試合は
 高橋「慶應戦ですね。僕自身、今シーズン初のAチームで出る試合で。そこまでも結果が出てなかったので、勝ちたい気持ちは強かったです。慶應大には勝ったことなかったし、一番いい試合だったと思います」
 折目「スタンドから見てても熱い試合でしたね。チームがひとつになれた試合でした」
 張「僕は大体大との試合です。メンバーの15人中11人が1年生で。相手もFWはAチームだったんですけど、みんな頑張ってくれて。試合自体は負けてしまって、勝てたらよかったんですけど、FWは負けてなかったですね。1年生のガッツも見れたし、4回生ももっと頑張らないとって思った試合でしたね。いい刺激を受けて、印象に残っています」

―今年最後の夏にかける思いを聞かせてください
 張「菅平合宿で活躍しないと終わりだと思っています。関東の大学とも試合がありますし、アピールしたいですね。上のチームでプレーしたいです」
 折目「長期のケガで離脱していたんですけど、菅平合宿から復帰します。不安もあるけどAチームを狙って、自分にこだわって上にあがりたいです。上を目指すことがチームのプラスにもなると思うので、頑張ります」
 高橋「そうですね。僕もAチームを目指して、他にも刺激を与えれたらな、と。FWリーダーとしても、体で引っ張りたいですね。結果の出るチームにして、目標達成したいです」


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