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 第9回のテーマは「ヨネンリョク」。4年生として迎える夏には、これまで以上の特別な思いがある。この夏にかける思いを語っていただきました。


―ラグビーを始めたきっかけは
畑中「小3から、親父にやってみんかって言われて。僕自身はずっと野球がしたかったので、途中でやめるかなって思っていたんですけど…結果今に至ります」
水野「母親がラグビーが好きで、小学校入るときにラグビースクールに入って。幼稚園の頃の友達とかはサッカーやっていたので、最初は嫌でしたね」
小樋山「僕は幼稚園とか小さい頃から。仲良かった友達がスクールに入ってて、僕も始めたって感じです」

―関学を選んだ理由は
畑中「高校の先輩の緑川さん(昌樹=商卒)がいたのは大きかったですね。大学ラグビーは関東が強いけど、関西で勝ちたいっていう気持ちがあったので関学にしました」
水野「僕は指定校ですね」
小樋山「僕は高等部出身で。高校で関学を選ぶ時、大学のことも考えて決めました。その頃はそんなに強くなかったけど、入って倒していけたらなって思っていました」

―入学前の関学のイメージは
畑中「学生主体っていうのは聞いてて、高校の時と違ってフルタイムのコーチもいないし。勝つためにすべきことを自分たちで考えないといけないんだなって思っていました」
水野「高校のときは顧問の先生もいたけど、関学は学生主体でゆるい感じなのかなって思っていたけど、ラグビーに対して真剣で真面目な人が多くてびっくりしました」
小樋山「僕は高等部なんで練習とか見てて、すごい選手がいるのは知ってて…でも全国では強くなくて。入ったら絶対日本一目指してやろうって考えていましたね」

―それぞれのポジションの魅力を教えてください
小樋山「FBは一番後ろに構えてて、信頼感が必要なポジション。後ろから全部が見えるんで、声もリーダーシップも発揮しないといけないし、それが求められるポジションだと思います」
水野「CTBはパスもキックもランも全部必要。その分やりがいは感じますね」
畑中「WTBってトライ取るポジションやし、試合見ていたら一番注目されると思うんですよ。でも自分はトライ取り切るタイプじゃないんで、試合中、チームを広い視野で見て、声出したり。トライを取るっていう点では、中の14人が体をはってWTBにつないでトライってなるのは、ラグビーの魅力であり、WTBの魅力でもあると思います」



―印象に残っている試合はありますか
畑中「みんなも言っているけど1年生の時の同志社戦。関学に入学を決めたとき、その頃はそんなに強くないって知ってたんですけど、チームには「関西制覇」っていう目標があって。その目標達成のために、チームで初戦の同大に勝ちにいって、実際49年ぶりに勝って。チームがひとつになって感動したし、僕も試合には出てなかったけど涙が出ましたね。あれは一番印象に残っています」
水野「僕は…明治戦ですね。あれだけのメンバーがいたんで国立にいけると思っていました。でも関東に勝つにはまだまだ壁があるんだなって感じましたね」
小樋山「僕は1年の時の法政大戦、2年の明治大戦、3年の早稲田戦。力のなさを痛感した試合で…やっぱりこの3つが印象に残っています」

―4年生になって気持ちの変化は
畑中「去年大けがして、プレーに貢献できなくて。外から4年生やチームをサポートしようって考えてて「この気持ちを4年生になっても忘れずにやっていこう」って思っていたんですけど、いざそうなると違うなって思いました」
水野「去年、一昨年と、下のチームも引っ張ってくれた先輩がいて。「僕も4回生になったら僕が下からひっぱる」って思っていたんですけど、春にケガをしてしまって。思い描いていたものがくずれてしまって、すごいショックで…。でもケガ人でもできることはあると思うし、チームのためにできることを考えて行動しようって思っています」
小樋山「キャプテンになるかならないかで、でも結局涼(新里=社4)になって、それが正しかったっていうことを証明したい。それだけですね」

―今年の関学の強みは
畑中「プレー面では去年とは違うスタイルで、自陣からも展開する。どこからでも点に結びつける練習をやっているので、見てておもしろいラグビーだと思います。チームとしては、チーム全体が仲良くて。メリハリも付けないといけないんですけど、みんなが好きでやっているラグビーだから。楽しくやってますね」
水野「あと、下からも言いやすい環境があります。学年関係なく、全体でチームを作り上げているなって感じはしますね」
小樋山「今年だけではないけど、学生主体っていうのは関学というチームにしかないこと。今年本当に結果残して、学生主体で日本一になることがどれだけすごいことかを証明したいです。それを達成できるのは関学ラグビー部だけ。それが強みですね」

―今年のBKの強みは
畑中「BKでトライを取るっていうのは、今までFWの強かった関学にはなかった考えで。でも今年は「自分らBKでトライを取る」っていうキモチをみんな持っているんで」
水野「それに今年はみんな考えてプレーしているなって感じます。BKで攻めて、いかにFWを助けるか。ひとりひとりが考えてラグビーをするようになったと思います」



―ではFWから求められるプレーとは
小樋山「BKで取り切ること。BKで勝つこと。今まではFWに助けられてきたんで」
畑中「今年はBKがFWを助けます」


―逆にBKからFWに求めるプレーは
畑中「絶対的なセットプレー、フィールドプレー…」
水野「走ることも」
畑中「それは俺も変わらんことやん」
小樋山「求めるというか…日本一のFW。信頼はしてるんで。心配はしていないです」

―春シーズン、春の練習の成果は見られましたか
畑中「見られたと思います。結果出た試合もあったし、基本やってきたからかなって」
水野「まだまだもっと良くならなあかんけどな」
畑中「良くはなったけど、求めているところまではいっていないですよね。大学選手権まで時間も限られている中で、理想ばかり追いかけててもダメなんで。それをチームに落としていくのが4回生の役目…これからですね」

―夏の間に強化すべきところは
水野「BKはディフェンス。春はディフェンスが悪くて点とられたし、ディフェンス弱かったら点いくら取れても勝てないんで。ディフェンスの強化は一番大事なところだと思います」
小樋山「技術よりも、4回生が変わらないといけない。4回生がここで変わらないと終わりなんで。この合宿で4回生が変わってまとまれるように。変わりたいと思います」



―それでは個人的に強化すべきところは
畑中「展開、継続をずっとやっているんですけど、試合中ターンオーバーされたらそれもできなくなる。それを一番狙われるのがWTBなんで。ボールキープして、そこからいかにFWとかBKに出せるかが強化ポイントですね。WTBはトライ取ることを求められるけど、自分はどれだけ泥臭く、地味にやれるか。トライはもう一方のWTBやFBが取れたらいいので」
水野「僕はケガ中なんで、はやく復帰できるように、リハビリを頑張る。それがすべてですね。自分のことからチームのことも考えて、しっかりやっていきたいです」
小樋山「今畑中も言ったように、仲間のプレーを生かす下働きですね。去年みたいな、長野さん(直樹=社卒)的な人は今年いないんで、自分でトライを取ることもチャンスを広げることも求められてくると思うんで。もっと高めていかないといけないなって思います。そのために、体、メンタル、ともにタフにしていきたいです」

―チームの目標達成のカギは
小樋山「すべては4回生」
畑中「どれだけ勝つと思うか。その行動をすれば結果はついてくると思うし、思いが少なかったらそれまでのチーム。それが学生主体の関学ラグビー部なんで」
水野「勝ちたいっていうのはみんな思っていることなんで。それを行動に移すかが大事になってくると思います」

―では最後に個人の目標を教えてください
水野「ラグビーを本気でするのは今年で最後になると思うんですけど、大きなケガをしてしまって落ち込んだけど、リハビリ次第で復帰できるんで。絶対復帰して、ラグビー人生燃え尽きたいと思っています」
小樋山「最後にみんなで笑いたいってだけですね。…それだけです」
畑中「僕も一緒です。僕の目標はチームの目標を達成すること。試合に出たいとか、うまくなりたいっていう気持ちはあるけど、終わったときにチームのみんなで一緒に喜べたら最高です」


(左から)
■小樋山樹(こひやま・しげる)/人4/関学高等部/169㌢、78㌔/ゲーム
■水野智尋(みずの・ちひろ)/文4/京都成章/167㌢、75㌔/アウトドア、ドラマを見ること
■畑中康佑(はたなか・こうすけ)/商4/東海大仰星高/168㌢、79㌔/海外ラグビー、料理