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 FWに定評のある京産大とのリーグ2戦目。前回の反省から、関学はBKを使った攻撃でトライを狙った。粘り強い守りで相手のチャンスを幾度も拒む。そして一度も京産大にリードを許すことなく、45―19で勝利し、リーグ戦初白星を挙げた。

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<『スピリッツ』vol.51>


【チャレンジ】
 立命戦後、チームはミーティングを行った。初戦は勝ちにこだわりすぎたあまり、去年までのFWでの勝負にとらわれてしまった。そんなチームに萩井HCはチャレンジの重要性を説く。「勝ち負けよりチャレンジ。やってきたことにチャレンジすることで、たとえ負けても得るものはあるはずだ」。チームは春からやってきた、今年はBKで攻めるという意識を再確認し京産大戦に臨んだ。


【今年の関学】
 前半、まずチャンスをつかんだのは関学だった。開始12分、相手の反則からペナルティキックを得た関学。ゴール直前のマイボールラインアウトから、モールで中央に向かって押していく。そしてラックを形成し、そこから抜け出したFL小原(人4)が先制トライを挙げた。その直後にはWTB松延(商3)が快走を見せ、一気に敵陣へと攻め上がる。テンポよくパスを回し、相手の反則を誘う。そしてゴール前ラックから、SO土本(社3)がLO藤原(商3)へボールを回して得点を追加。短い時間で点差を広げていく。前半21分にはナンバー8徳永(商1)もトライを決め、このまま京産大を突き放すかと思われた。しかし前半の最後の15分間は、京産大の時間となる。息の合ったプレーで関学ディフェンスを脅かす。結局、前半終了間際に2トライ返され、19―14で前半を終えた。

 迎えた後半、前半の終盤と打って変わり関学ペースで試合を進める。後半開始3分、敵陣15㍍ラックから短いパスをつなぎながら前進し、最後にWTB中井(経1)がインゴールまで駆け抜けた。その直後、CTB春山(文3)がハーフウェイ付近から蹴り込んだボールをFB小樋山(人4)がインゴールで押さえ、さらに追加点を奪う。その後京産大に1トライ許したものの、終了間際とロスタイムに小樋山がとどめのトライを叩き込んだ。そしてノーサイドの笛が鳴り響く。見事関学は45―19で京産大を下し、今リーグ初勝利をつかんだ。


【これからだ】
 今年のスタイルを貫いて勝ち取った白星。しかし「前半は不完全燃焼だった。まだまだ強くなれるところがある」と萩井は言う。勝利したものの、ディフェンス面には甘い部分もあり、課題が残った。残り5戦、新たな関学ラグビーでチャレンジし続ける。
(文=宮本直実)