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第35回総合関関戦勝利記念 体育会学生本部長×実行委員長対談 2012年6月14~16日にかけて行われた第35回総合関関戦で、関学は総合18勝14敗1分で関学史上初の総合関関戦4連覇を果たした。この歴史的快挙を運営という形で支えたのが、運営副委員長を務めた若佐谷薫(経4)と、実行委員長を務めた小松航己(社3)だ。関関戦が終わった約1週間後、2人に今年の熱戦を振り返ってもらった。

―総合関関戦4連覇というのは、今まで何回チャンスがあったのでしょうか。
若佐谷:2回です。ここ最近で2度(1999~2001年、2003~2005年)のチャンスがあったのですが、どちらも3連勝でストップしていて、今回が3度目のチャレンジでした。昨年に初の勝ち越しを決めてからの大会だったし、今年勝てば勝ち数で2つ差をつけられるということもあり、非常に大事だと考えていました。

―小松さんもやはり4連勝というのは頭にありましたか。

小松:ありました。ただ、4連勝というよりは、今年の大会で勝つということを意識していました。

―前哨戦で8勝5敗と勝ち越しましたが、その結果についてはどう感じていましたか。
小松:まず自分の部(アメリカンフットボール部)が15年ぶりに負けたことはショックが大きかったです…。あと、関西制覇したばかりの陸上競技部が負けたりして、「これは普通には勝たせてくれないだろうな」とは思いましたね。
若佐谷:アメフトと陸上は同じ週末に行われていて、個人的にこの土日の結果は大事かなと思っていたので、「おっ?」とはなりました。
小松:スケート部が勝った(2005年以来)のは良かったですね。
若佐谷:そうだね。あれは盛り上がりました。見に行っていたのですが、最後勝者の発表で「関学です」というアナウンスがあった時は盛り上がりました。あと、航空部など昨年は開催できなかった部もできたことは良かったと思います。
小松:その点については、運営としても良かったですね。
若佐谷:多くの部が「総合関関戦に携わっている」という意識でできたと思います。

―本戦に入るまでの運営で大変だったことはありましたか。
小松:各行事の準備が大変でしたね。
若佐谷:僕は小松をはじめ3年生に完全に任せていました。アウェーだとなにかとたいへんなので、その点はかわいそうだなと思っていましたね。

 ―グッズ販売を毎年行っていますが、実際にやってみていかがでしたか。
小松:今回は初めてミズノさんと提携させていただきました。Tシャツが想像以上に好評で、過去の参考資料が一切役立たなかったので、それはうれしい悩みでしたね。
若佐谷:もっと売っても良かったかもね。
小松:そうですね。もっといっぱい作成していろんな人に使ってもらっても良かったと思います。
若佐谷:うれしかったですね。ミズノということでデザインの良さなども理由としてあると思いますが、各部の関関戦に対する意識が高まっている気がしました。
小松:関関戦に対する意識という面では、銀座通りにある掲示板の前でたくさんの学生が関関戦の情報を見てくれていて、それが一番うれしかったです。

―本戦中は応援に行かれたのですか。
若佐谷:いろんな試合に行きました。開会式の直後にあったサッカーなどは関大側の一般学生がたくさんいましたね。
小松:ホームの応援の力を感じましたね。
若佐谷:関大の学生だけでなく、関学の学生もいましたね。中央グラウンドは場所も良いですね。バスケットボールもたくさんの人がいました。
小松:体育館に移動式の観客席を用意したのは良かったですね。運営をする面で、試合をどれだけお客さんに楽しんでもらえるかというところが、たいへんでもあり、やりがいがありましたね。

―本戦2日目は若佐谷さんはアイスホッケー部員として試合に出られました。選手として参加していかがでしたか。




若佐谷:ボロ負けでしたけど、「応援っていいな」と思いました。自分にコールをしてくれたりもして、「負けてるのにどうしたらいいんやろ」と思いましたけど、うれしかったです。関大はかなり強豪ですが、第1ピリオドは1-0で勝てて、それも応援の力で、関関戦独特の雰囲気がもたらすものなのかなと思いますね。
小松:僕は2日目もいろいろ見に行きました。硬式野球も少し見ましたが、結果的に硬式野球部の引き分けが指定強化クラブの中では最高の成績(アメリカンフットボール部●30-34、サッカー部●2-4、硬式野球部△1-1、ラグビー部●19―20、)だったので、総合では勝ちましたけど、その点は悔しいですね。
若佐谷:硬式野球部の人たちはみんなでアイスホッケーに応援に来てくれて、日頃あまり人の目に触れないスポーツなので、一部員としてうれしかったですね。
小松:それが関関戦の醍醐味ですよね。自分の部の試合が終わったら近くで他の部が試合をしているから見に行こうという気持ちになるのは関関戦ならではだと思います。
若佐谷:部を越えて大学として戦っている感じがしましたね。

―3日目は山場だったと思いますが、結局一度もリードを譲らず勝ちましたね。
小松:競技の順番の関係もあるとは思います。3日目で大きかったのは、空手道、拳法、剣道ですかね。特に優勝を決めた剣道は最後1人差だったので、白熱しました。総合優勝が決まった瞬間はもう閉会式が始まる直前で、リハーサルをしていました。

―勝利が決まった瞬間の率直な感想はいかがでしたか。

若佐谷:ホッとしたというのが正直ありましたね。ここで止めなくて良かったなという感じです。勝ち負けだけじゃないというのはもちろんのことですが、やはり負けるよりは勝ちたかったので。
小松:実行委員長としては、勝ったこともそうですけど、予想以上に関学の一般学生も見に来てくれていたり、体育会同士でお互いに興味を持っていて、例えば剣道の試合では会場に人があふれるくらい入っていましたので、その点もうれしかったです。

―若佐谷さんの代は負け知らずで関関戦を終えました。
若佐谷:恵まれましたね。成し遂げたことがないことをできたのはうれしいですが、自分一人でやったわけでは全くないので、4年連続で勝てた時に居合わせることができたことがうれしいです。関関戦は、準備は本部を中心にやりますが、実際に勝負をするのは各部の選手ですし、各部がどれだけ勝ちたいという意識でやるかで結果が出ると思うので、その中で4年間勝てたというのは良い経験ですし、うれしいと思いますね。

―小松さんは来年勝てば両校史上初の総合関関戦5連覇ですね。
小松:記録の更新を続けていくのもそうですが、来年はホームなので、もっともっと関学の学生に知ってもらうためにはどうすればいいのかを追求していって、ホームで選手がどれだけ応援を味方につけて気持ち良くプレーできるかどうかですね。ホームとアウェーだと全然違うと思うので。
若佐谷:ホームで5連勝を決めてほしいですね。ただ、関大は相当悔しいはずです。3連敗の時点でOBの方々は「そろそろ勝て」という雰囲気でしたから。来年はより厳しい戦いになると思います。選手も「4連勝してるから今年もいけるやろ」という気持ちではまずいと思いますね。
小松:目の前の一勝をつかめるようにしたいです。

―関関戦が終わり、夏・秋シーズンに向けて、どのように体育会を動かしていきたいですか。
若佐谷:関関戦で勝つことが最終目標ではない部がほとんどだと思います。なので、夏・秋に選手たちが自分の集大成でピークを持ってこられるように、本部としてできることをして、各部の意識を高めていきたいです。関関戦が終わり、行事はしばらくないですが、今年は関学体育会創立100周年ということで、事業を計画しています。これまでと変わらず、今年の体育会スローガンである「HEROES、誇りを持ち、より多くの人に愛される体育会」を体現できるように呼びかけ続けたいです。
小松:関関戦が終わっても、関関戦を通して見えた反省点を生かして各部で精進してほしいです。関関戦本戦までにいろんな行事があり、そのそれぞれに意味があったと思うので、それらを大切にしてくれたら、「より多くの人に愛される体育会」になっていけると思います。例えば、歌唱指導で校歌を歌うことの重要性を意識したり、クリーンアップやチャリティーグッズなどの地域貢献はこれからも続けていってほしいです。それをずっと意識させるのが本部の役目だと思います。また、関関戦自体ももっと盛り上げるために、各選手の意識ももっと上げていけたらいいと思います。






若佐谷薫(わかさや・かおる)…経済学部4年。関学体育会学生本部長、第35回総合関関戦副運営委員長。アイスホッケー部所属。体育会42部をまとめる体育会学生本部の長として体育会をけん引。2012年度体育会スローガン「HEROES」を掲げ、「全ての部が目標を達成し誇りを持ち、より多くの人に愛される体育会」を目指す。

小松航己(こまつ・こうき)…社会学部3年。第35回総合関関戦関学実行委員長。アメリカンフットボール部所属。2年生時にプレーヤーからマネージャーにコンバートし、それと同時に「体育会全体に貢献したい」という思いから学生本部に自ら志願し入部した。