200号壁紙

ホーム > 大学スポーツ > 関学スポーツ > ホムペノキカク


小松.jpg

【プロフィル(関学スポーツ186号掲載参考)】小松塁(こまつ・るい)。商卒。1983年8月29日生まれ。O型。187㌢、75㌔。高知追手前高校出身。FW。恵まれた体格を活かし、打点の高いヘディングシュートやボレーシュートを得意とする。現在はJリーグ・セレッソ大阪のFWとして活躍中。

記事.jpg
セレッソ大阪へ

 5月10日、小松塁(商4)が、JFA・Jリーグ特別強化選手として(財)日本サッカー協会から正式に承認された。現在は大学での練習、試合を優先しつつ、契約先であるセレッソ大阪の練習に参加している。
 ポジションはFW。関学では背番号10を背負い、長身を生かしたヘディングと繊細なボールタッチでゴールを量産する。昨年度は全日本学生選抜を経験。また昨年に続き、今年も関西学生選抜に選出された。春季リーグでは得点王として準優勝に貢献し、今や大学サッカー界屈指のFWである。
 そんな小松も、高校時までは全くの無名選手。だが大学で一流の監督やコーチに出会い、本格的にサッカーを学んだ。うまくなりたい一心で人一倍練習を重ねる。レベルの高いチームメイトの存在も良い刺激となった。そして急成長を遂げ、次第に頭角を現わし始める。2年生次にはレギュラー入りし、主要選手へと登り詰めた。
 現在は、8月のユニバーシアード大会全日本代表入りを目指して練習に励んでいる。関学が育てた遅咲きのストライカー・小松塁。セレッソの選手としての活躍を観られる日も遠くない。彼はこれからも進化し続ける。(186号4面掲載)

記事.JPG
ユニバーシアードで健闘

 サッカー男子日本代表、大会3連覇。イタリアとの決勝戦でPKを制した瞬間、スタジアムは歓喜に包まれた。この試合で2得点を叩き出し、日本を頂点に導いたのが、関学のFW小松塁(商4)だ。
 小松は関学のエースとして活躍し、セレッソ大阪の特別強化指定選手にも選ばれた逸材。昨年から全日本大学選抜チームに入った。この1年間、チームは『ユニバーシアード優勝』を目標に掲げ欧州遠征や合宿を重ねてきた。そうしてチームワークや信頼関係を深め、今大会に臨んだ。
 他競技に先がけ、8月10日から始まった予選リーグ。日本は3戦全勝でグループ1位通過を決めた。そして迎えた決勝トーナメント。チームは波に乗り準決勝まで勝ち上がるが、好調なチームの中で小松は苦しんでいた。思うような結果を残せず、準決勝では出場の機会さえ与えてもらえない。そんな彼に乾監督は言った。「もう1回チャンスをやる」。
 決勝戦という最大の大舞台、彼は監督の期待に応えようと気持ちを引き締めた。そして開始4分、そのチャンスは早速訪れた。MF衛藤(福岡大)のあげたクロスボールに、小松がヘッドで合わせ先制。その後両者得点を重ね、2−2の同点のままロスタイムに入る。前半終了かと思われたその時、相手DFに競り勝った小松がまたもヘッドでゴール。187cmの長身を活かした貴重な3点目で再びイタリアからリードを奪った。日本には後半に追いつかれPK戦へ持ち込まれたが、GK時久(早大)の好守により3−3(PK3−2)で勝利をつかんだ。
 国際大会を経験して、プロへの思いを一層強くした小松。彼はもう関学だけのエースではない。今や、将来の日本を担うストライカーへと成長を遂げた。(187号掲載)

記事.JPG
プロ誕生


 11月17日、サッカー部のFW小松塁(商4)のセレッソ大阪入りが決まった。本契約は来年1月の予定。現在はインカレに専念し、1月末からセレッソの練習に参加することになっている。なお、関学からのJ1入りは、岸田直樹(元ヴィッセル神戸)から3年連続となる。
 セレッソ大阪は今期優勝争いを繰り広げた、最も勢いのあるチームの一つ。そんなセレッソと小松のつながりは今年5月から始まる。昨年からの活躍が認められ、JFA・Jリーグ特別強化指定選手の契約を結んだ。だが大学でのサッカーに専念するため、9月に契約を切る。それでもチームの意識の高さや環境、何より自らを評価してくれることが小松を再び惹きつけた。その後、正式なプロ入りの話を受け、セレッソを自らが成長していく場に決めた。
 小松は高校時までは無名選手。大学入学時、彼は入部を一時ためらった。過去に多くのプロを輩出し、高い技術を誇る関学サッカー部。そのレベルの高さに小松は不安を覚える。だが部の雰囲気も良く、好きなサッカーを続けたくて入部を決めた。入部以来、日々のチーム練習に加え自主練習を重ねる。また信頼する監督やコーチの指導、高い技術を持つチームメイトが彼に良い刺激を与えた。持ち味である繊細なボールタッチや長身を生かしたヘディングは、関学で身に付けたもの。次第に上達し、2年生次の春にはリーグ戦出場を果たす。そしてこの2年で、大学サッカー界を代表するエースストライカーへと成長した。今年6月に全日本学生選抜の中から日本代表として選出され、ユニバーシアードに出場。決勝では全員がプロ選手のイタリアを相手に2得点を挙げ、日本の優勝に貢献する。11月の東アジア競技大会では4試合4得点の成績を残した。
 小松の輝かしい戦績。それはたゆまぬ努力、経験を積むごとに育まれたストライカーとしての使命感が産んだものだ。純粋に上手くなりたい一心で、関学という基盤のもとここまで登り詰めてきた。何人もの有力選手を擁するセレッソ。だが努力家の小松なら厳しいポジション争いも勝ち残っていくはずだ。目標とするのはユベントスのイブラヒモビッチ選手。「まずはJで得点を挙げたい。高さや足元などでアピールしていくつもり」と意気込みを語った。来年桜が咲くころ、セレッソ大坂・小松塁は新たなフィールドに立つ。そしてこれからも彼は「努力」とともに走り続けていくのだ。(189号1面掲載)