11月21日、日通自動車学校に於いて平成22年度全日本学生自動車運転競技選手権大会が行われた。西嶋夕貴(社4)が女子小型貨物の部で3位入賞。この結果により西嶋は全日総杯1位の座に輝いた。
 2010年最後の大会である全日フィギュア。今年は東京に赴き、戦いに挑んだ。
 フィギュア競技は小型乗用車、小型貨物車の二つの車を用いて争われる。関学の先陣を切ったのは小型貨物車の部Aに出場した主将・官能光希(文3)。スラロームや急坂が混在する難易度の高いコースを前に他大学が次々とタイムアウトしていく中で、ミスを最小限に抑えて完走を遂げる。そして、次に小型乗用車の部Aでは本村和裕(文2)の走行がスタート。本村は練習通りに走ることができず、走行後には悔しさをにじませた。この頃からチームには不穏な空気が漂いはじめる。続く小型貨物車の部B、加藤誠(経2)も実力を発揮することができずに、ミスを連発。嫌な流れを断ち切ることができないまま、試合は進んでいった。そしてついに自動車部のエースである辻広志(理3)が登場。小型乗用車の部Bに出場した辻は勢いよくスタートしてスピードに乗っていくも、細かいミスが目立った結果、同部門における個人成績が12位と振るわなかった。こうして男子の部はすべて終了し、関学にとっては悔いの残るレースとなってしまった。
 続く女子の部。最初に登場したのは小型乗用車の部、林理紗(社2)。林は試合前に緊張した様子を見せたが、いざ本番となると表情は一変。堂々とした走りを見せ、男子顔負けのスピードと技術で見事に完走。女子同部門において5位につけた。そしてチームの最後に登場したのは関西の女王である西嶋夕貴(社4)。西嶋は今大会で好成績を残せば、一年通しての表彰である全日総合杯1位獲得が期待されていた。また、今大会は学生最後の大会ということもあり、西嶋にとっては大きな意味をもっていた。そんな西嶋の小型貨物の部での走行。序盤は大きなミスもなく、スピードに乗りながら次々に進んでいくも、各所に置かれた缶を2か所踏んでしまい結果は惜しくも3位。それでも念願の全日総合杯女子の部での優勝を勝ち取り、有終の美を飾った。
 この一年、部としてなかなか優勝を手にすることができなかった自動車部。「自分の走りに自信を持つことが大切。そのためにはそれだけの練習量が必要」と辻が語ったように、個々人の精神面での成長が今後の飛躍の鍵だ。来季からは現在の2年生を中心とした新チームとなる。先輩たちの意志を引き継ぎ、自動車部は気持ちを新たに走り出す。快進撃はここからはじまる。


試合後のコメント
全日総杯1位に輝いた西嶋「(全日総杯は)今まで2年生、3年生と2年連続で2位と悔しい思いをしてきた。学生最後の年に1位を取ることができてうれしい。(今大会3位という結果について)敗因は本番を想定した練習の不足。どこかで基盤となる練習を行えていなかったことが自分なりの反省です。(4年間の部活を振り返り)良いこと以上につらいことも沢山あったけど、この部活に入って本当に良かったです」
主将・官能「今日の個人の走りは75点くらい。ミスを少なく制限時間内にゴールすることはできたが、試合という状況に緊張して、慎重になりすぎてしまっていた。チームとして本番に生かせる練習ができなかったことにも責任を感じる。総合杯5位というのはチームで頑張ってきた結果なのでうれしい。また女子個人での優勝もすごくうれしいです。今年はなかなか勝てない試合が多かったので、後輩たちには勝てるチームを作っていって欲しいです」
辻「今日の試合はここが鍵だと思って練習していたところがうまくいかなかった。練習の段階から一つの方法にしぼりすぎていたと思う。またチームとしても他の部員がミスをした際に切り替えることができず、負の連鎖が起きてしまっていた。自分の走りに自信を持てるように、今後は精神面も強化していきたい」
本村和裕(文2)「本番は練習通りにいかず、簡単なミスをしてしまった。部分部分は練習してきたが、いざ通してみるとうまくいかなかった。先輩の走りをお手本にしながら、今大会の悔しさを忘れずに来年に生かしていきたい」

結果は以下の通り

男子団体
10位

男子個人
小型乗用の部A:本村和裕 17位
小型乗用の部B:辻広志 12位
小型貨物の部A:官能光希 7位
小型貨物の部B:加藤誠 13位

女子団体
3位

女子個人
小型乗用の部:林理紗 5位
小型貨物の部:西嶋夕貴 3位

全日総杯
男子団体 5位
女子個人 西嶋夕貴 1位

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