3月17~21日、福井空港に於いて関関戦前哨戦が行われた。

 風が吹き荒れる福井空港。会場のコンディションは最悪だった。しかも関大には圧倒的に選手が多く、全員の合計得点で争う団体戦は数的不利な状況。そのような逆境下でも、関学は決してあきらめることなく、ただ勝利を見つめていた。
 この競技は、旋回点と呼ばれる二つの地点を目指して飛行する。一定の高度で旋回点を通過すると得点となり、1回目は500点、2回目は1000点だ。また、高度、滞空時間も得点の対象となる。
 悪天候のため、両校の選手は誰一人として旋回点をクリアできずにいた。主将・中島(理3)は団体戦での勝利をつかむべく、目標に向かって飛び立った。序盤は、上昇気流に乗り、順調な飛行を見せる。だんだんと旋回点が近づいてきた。「よし、いける」。目標を目前に控え、彼がそう思った直後だった。無情にも風にあおられ、機体の高度が下がっていく。クリアに必要な高度は550㍍。だが機体の高度計は540㍍示していた―。結局、旋回点に達せぬまま着陸。中島はぬぐえぬ悔しさを味わった。
 滞空時間などを評価され、中島は個人戦1位に輝く。しかし団体戦では57―107で関大に敗北。旋回点をクリアすれば、勝利していただけに悔しい結果となった。

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