4月19日に杉谷馬事公苑にて行われた杉谷馬事公苑馬場馬術大会。関学からは馬場馬術の三本柱が出場し、2週間後に迫った春学(全関西学生馬術大会)への最終調整を行った。

演技を披露する三木セントジョージ賞典馬場馬術競技

6位 三木翔一朗&月嵐号 57.500%
14位 松田有加&月夢号  53.333%
16位 古峨淳明&月駒号  49.000%

 学生馬術の春の大一番、全関西学生馬術大会が2週間と迫った関学馬術部。それに向け今季のチームをリードするであろう馬場勢が最終調整を行った。しかし幸か不幸か、出場した三人全員に青信号が点灯しているとは限らないことが判明した。

【超大型新人、三日月刻まれし鞍で始動】
 耳にしていた噂にうそ偽りなし。今年スポーツ推薦で加入した新人・三木翔一朗(商1)の実力が垣間見えた。この日が関学入部後、初の馬場馬術の試合への出場。それでも一切の緊張は見られなかった。むしろ馬場勢の先輩を追い抜き、置きざるかのような騎乗で、結果は三人のなかでトップ。「乗り手のミスが多かったです」と反省点を口にするも、その実力と安定感にはすでに大物の香りが漂った。
 馬場、障害ともに全国クラス。当然期待はかかる。それは春学の鞍数(出場する競技数)が1年生ながらもチーム最多の13という数字になって表れている。しかし当の本人はあまり意識していないという。「(自分は)つねに目の前のことをこなすタイプなんで」。これが彼なりの競技スタイルなのだろう。それは連れ添った相棒・月嵐も同じだ。「周りに影響されず、確実に応えてくれる馬」と話す。
 いよいよ大学学生馬術界へ名乗りをあげた超大型新人。春の舞台では、この男が嵐を巻き起こす。

競技後、ビデオでチェックする古峨【古峨 赤信号】
 「今日は言うことがない」。重い口どりだった。新チームとなってから好調さを印象づけていた古峨淳明(社3)&月駒。しかし最終調整の場でふりかかったのは最悪の結果だった。ここにきての乱調。「今日のジャッジペーパーを見て反省する。本番には間に合わせる」と気合いを入れた。このまま引き下がるわけにはいかない。

松田&月夢【夢の続き 松田2年目】
 昨年1年生ながらも関西王者に君臨した松田有加(社2)の2年目が本格的に始まった。11月に念願の「夢」舞台・全日学にたってから、「のんびりしすぎていた」と調子を落としていた彼女。だが迫る春学を前に、万全たる体勢の立て直しを図った。関学馬場勢をリードする存在だからこそ、本番での失敗はできない。「まわりが文句のつけようがないような演技を目指す」。2年目の風格そして王者の威厳とともに、彼女は再び「夢」舞台への階段を踏みだしはじめた。

 この日それぞれが現状をはっきりとさせた。青信号、はたまた赤信号いや黄信号か。それでも本番は目前に迫っている。「春学優勝のためには馬場馬術で負けるわけにいかない」と主将・辻本康平(経4)。2週間後、彼ら馬場勢の調子はいかにー。

このページの先頭へ