1月6日に行われた第81回日本学生氷上競技選手権大会アイスホッケー競技(於・南部山アイスアリーナ)。関学は1P(ピリオド)、FW大嶋拓(社2)の2得点でリードする。しかし2P以降、相手の日大に得点され逆転を許す。3Pに主将FW藤井(社4)が意地のゴールを決めるものの4―6で惜敗した。
 4年生にとって、最後の大会となるインカレ。4年間で培った集大成を思う存分に発揮させる場だ。相手は、強豪ひしめく関東の一角、日大。関学は主将・藤井を筆頭に全員で一丸となり勝負へと挑んでいった。
インカレ独特の緊張感が漂うなか、試合が始まった。「リーグ戦から今日までモチベーションは高かった」(藤井)と言うように全員が声を掛け合い、関学ペースで試合が進んでいく。開始6分、大嶋が相手DFの間を抜け、豪快なミドルシュートを決めた。先制点に盛り上がる関学。その後、同点に追いつかれたが11分、センターラインでパスを受けた大嶋が再び個人技を見せる。相手4人をごぼう抜きし、パックをゴール右上に叩き込んだ。その後は、DF陣が体を張ったプレーで死守し、失点を防ぐ。シュート数でも11と日大を大きく上回り、2‐1で第1Pを終えた。アイホ藤井引退号外

 第2Pは、開始から日大が激しいタックルを仕掛け、関学ゴールに襲いかかる。8分、相手が放ったシュートが決まり同点となった。試合が進むにつれて、日大がペースを掴んでいく。第2P終了30秒前には、逆転弾を決められて、この試合で初めてのリードを許した。

 点差を広げられたくない関学だが、第3P開始早々に追加点を与える。しかしその直後、藤井が相手キーパーも反応できない弾丸シュートを決めた。「いいものが見せられた」と最高のゴールに、気合いの入ったガッツポーズを見せる。関学ベンチとスタンドのボルテージも最高潮に。その後も攻めるが、日大DF陣が得点を与えない。逆に9分と12分には、相手にシュートを決められて点差を広げられてしまった。3点差となったものの、あきらめない関学。終了7秒前、「意地」と再び藤井が最後の一発を決めた。だが、反撃も遅く4‐6と敗北。終わってみれば、合計シュート数でも関学14、日大28と関東の実力を見せつけられた。

 惜敗に悔しさを見せたものの健闘した彼ら。試合後、涙ながらに藤井は次期主将・長友泰樹(文3)に「来年の方がいい意味で泣けるように充実させて欲しい」と思いを伝えた。「弱かった関学を強くすることができた」とアイスホッケー部躍進の礎を築いた藤井。そして、最高学年として皆を支えた4年生は、後輩にすべてを託す。最後に「俺らがOBになっても誇れるチームであってくれ」と藤井は、新チームに激励を飛ばし、チームを去った。


試合後のコメント

主将・藤井「今年のインカレはいつも以上に練習したし、相手の試合のビデオも見て準備した。1Pでは勝てると思ったが、2P以降は日大とフィジカル面で差が出たと思う。個人的には、最後に自分でゴールを決められて良かった。火事場の馬鹿力が出た。主将として、チームをまとめるのは難しかったが、みんながついてきてくれてやっていけた。良い経験になったし、いい思い出になった」

このページの先頭へ