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199号5面より(2007/12/10発行) 連載
庭球女子の快進撃、その先頭に彼女あり

加藤.jpg  今年の秋。全日本王座決定試合で、満面の笑みを見せた関学庭球部女子。創部初の王座出場で、3位に輝いたのだ。その影には、エース・加藤夕香子(社3)の存在があった。

 テニスクラブを開いている父親の下、幼い頃からラケットを手にしていた加藤。小学生の時にはすでに地元山口県の大会で活躍し、全国をも経験した。高校は親元を離れ関西へ。そこで待ち受けていたのは厳しい環境だった。だが、くじけることなく確実に成長を見せた。2年生次のインターハイ、堂々のダブルス優勝を果たした彼女。さらに3年生次には、インターハイ予選でライバル・園田女子高を見事打ち負かした。「高校の中で、一番嬉しかった試合」と、加藤はこの試合を振り返る。続く本戦の個人戦では、ダブルス準優勝を収めた。関学進学後も勢いは止まらない。新進テニストーナメントで、シングルス優勝を飾る。そして、大学進学後初の全国大会、王座での3位獲得に至る。

 まさにエース街道まっしぐら。そう見える彼女にも、辛い時期があった。高校2年の夏、満足なプレーが出来なかった。「帰りたい」。電話越しに、一度だけ親に吐いた弱音。そのとき両親は、「帰ってきてもいいよ」と優しく声をかけた。しかし、このままではだめだと、自らを奮い立たせた彼女。常に応援してくれる両親の存在を心の糧とし、彼女は前へ進み続けた。

加藤は現在、庭球部の女子主将を務める。「後輩を育てることも役目」。プレッシャーもあるが、チームへの愛情は人一倍持っている。今、上昇気流に乗る庭球部女子。加藤がその先頭に立ち、チームを勝利へと導くに違いない。                      

◆プロフィル◆
加藤夕香子(かとう・ゆかこ)社会学部3回生。1986年9月2日生。夙川学院高校出身。身長164㌢。趣味は音楽鑑賞。