6月17日吹田市洗心で行われた第8回西日本学生拳法個人選手権大会。 関学から9人の選手が出場し、林竜太(文3)が優勝。西日本ナンバーワンの実力を見せつけた結果となった。

 181人が4ブロックに分かれて頂点を目指す今大会。関学勢は休校明けのためコンディション調整が難しく、不本意な結果が続く。だが、エース・林竜太(社3)がひとり気を吐いた。初戦・2戦目と危なげのない試合運びで勝ち上がり、関大・鳥居との対戦。ひと回り以上大きな相手にも物怖じせず、冷静に試合を進める林。互いに有効打はなかったものの、延長戦の末、判定勝ちを納める。続く大商大の辻井にも強烈なハイキックを見舞い、勝利した。

 桃学大・前川との対戦となったブロック決勝。前川とは同じ高校で拳法を学んだ親友だ。大学でもここまで対戦する事はなかったため、より一層気合いが入る。まずは、前川の体勢が崩れたのを見逃さず前拳を叩き込む。さらに、左足での蹴りが前川の面にクリーンヒット。力を出し尽くした末の勝利だった。健闘を讃えあう2人だが、ここでアクシデントが発生する。続けざまに面蹴りを打ち、左足を負傷。すさまじい破壊力ゆえ、その反動も大きく、準決勝は足をかばいながらの戦いとなった。しかし丁寧に隙を突く攻撃で勝利を収め、いよいよ決勝戦。足の腫れは引かないが、「気持ちが高まり、足のことは気にならなかった」と振り返る林。その言葉どおり、気持ちで大産大・中矢を圧倒する。相手を隅に追い込み、カウンター気味に左の前拳を当てる。勢いに乗ってもう一度左の前拳で面を打ち抜いた。見事な二本勝ちで西日本を制した瞬間だった。

 優勝を支えたのは親友・前川の存在だった。ブロック決勝での直接対決の後、左足の負傷時、そして決勝前と、前川は度々声をかけ、林の緊張をほぐした。優勝の瞬間も共に喜びを分かち合った。前川以外にも、部員やOB、他大学の選手らが林を囲み、祝福の言葉をかけた。林は自身初となる大きなタイトルに「めっちゃうれしいです」と喜びをあらわにする。すでに10月の全日本大会への切符は獲得済み。成長著しいエースは、全国でもその名を轟かせることだろう。

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