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201号1面より(2008/6/9発行)
  一年前、あなたは何をしていましたか?そして、現在の自分を想像できていましたか?去年の今ごろ、初めて記事を書いたことを思い出し、この一年間が私の頭を巡った▼大学2年生に上がろうとしたころ、私は自分自身によく問いかけた。自分のやりたいことは何なのか、今のままでいいのか、と。大学に入ってこの壁にぶつかる人は少なくないだろう。大学という場所は、多くの機会と人に巡り合える素晴らしい所だ。やりたいことがあれば、自分次第で可能性は広がっていく。逆に、自分のやりたいことが分からないと、方向性を見失ってしまう。一年前の私はまさにその状態だった▼悩んだ私は、一つの答えにたどり着く。「関学が好きだ」と。だから好きなもののために頑張ろう—。今の自分でもできることを探し、「編集部」と出会った。しかし、私にとってスポーツ新聞は未知の世界。新しいことに挑戦するには勇気が必要だった▼背中を押してほしい時はいつもこの言葉が頭をよぎる。「若い時に、薔薇(バラ)を摘め」。薔薇には多くの棘(とげ)があり、摘もうとした者を傷つける。でも、治りの早い若い時に、恐れずに摘んでみろと。棘が刺さって傷ついたとしても、手にはきれいに咲いた薔薇が残るから▼入部当初は戸惑いの連続だった。選手たちが残した感動を、どう表現すればいいのか分からず悩んだ。注意されることの連続で、ふがいない自分に涙したこともある▼3年生の今。部に対する責任感や誇りは、一年前に比べ増した。しかってくれるありがたさは、注意する側になって分かった。前とは違う私がここにいる。この一年で与えてもらったものは言葉では言い尽くせない▼今の自分がいるのは、途中入部の私を受け入れてくれた仲間。何回も指導して下さった先輩。付いてきてくれる後輩。支えてくれる友達。温かく見守ってくれた両親。私に関わるすべての人や経験のおかげだ。本当に感謝している。一年前の自分を思い返し、心からそう思えた。今、一年後の自分を想像する。そして未来を—。さらにきれいに咲き誇る薔薇を得るために。あなたの薔薇はどうですか?(佐藤潤優)