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第8回目はマネージャーである前川さんと梶原さんを取り上げます。

前川
梶原遊、前川大輔

 渉内の前川と渉外の梶原。仕事は違えども同じマネージャーとしてファイターズを支えている。ファイターズに入ったきっかけはそれぞれ違う。梶原は「小6のときたまたまテレビで見た甲子園ボウル」。終了間際で関学が敵校とスコアを並べる大接戦で、それを見て関学でアメフトをやろうと決意した。一方の前川は「高校のときに見た立命大の試合」。とにかくその強さに圧倒されたが、彼はあえて立命大を選ばなかった。立命大を倒せるチームとして、関学ファイターズを選んだのだ。

 そんな2人がマネージャーとして活動し始めたのは、ほぼ同時期のことだった。「勝つためには良い選手が必要だが、良いスタッフも必要」というコーチの言葉が彼らをマネージャーに向かわせたのだ。

現在、梶原が特に力を入れて取り組んでいるのがフットボールの普及。小学校へ出向き、子どもたちにフラッグフットの授業を行っている。授業を教えた子どもたちが、試合会場に来てくれることもある。梶原は「アメフトを好きになると同時に、ファイターズも好きになってほしい」と笑顔で話した。一方、前川が最も達成感を感じられた仕事はビデオ作成だという。戦術分析のために対戦校のビデオは必要不可欠。コーチや選手が最大限に力を発揮できるよう、さまざまな工夫をして作成した。その結果、コーチから「おまえがこれだけ頑張ってくれたおかげでスペシャルプレーが通せた」とうれしい言葉を得た。

梶原  やりがいに満ちたマネージャー業だが、もちろん苦労も多い。人を動かすポジションだからこそ、悩みは絶えない。しかし、梶原は話す。「マネージャーはただのお手伝いさんにもなれるけどそれじゃあかん。こんだけ長い時間クラブで過ごしている分、何ができるのかを考えないと」。前川も同様に「割り振られた仕事だけでは終わらない。段取りとか前準備とか、試合に勝つ雰囲気を作ることがマネージャーの役割」と語った。

 「試合がステージだとしたら、例えるならマネージャーは舞台監督。試合までの準備で勝負は決まってしまう。それに、舞台の間にも色いろなところに目を光らせなければならない」。こう話したのは梶原である。責任感はもちろん、誇りを持って自分たちの仕事をこなしているファイターズのマネージャーは、他のどのチームにも負けないことだろう。



■ 梶原遊(かじわら・ゆう)。商学部4回生。夢野台高校出身。渉外。163㌢、67㌔。

■前川大輔(まえがわ・だいすけ)。社会学部4回生。東海大学附属仰星高校出身。渉内。177㌢、70㌔。



(企画:アメリカンフットボール部&編集部 取材・制作:宮本悠乃/佐藤潤優/松元千明/岡崎心)