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194号6面より(2006/12/15発行) 硬式野球部
清水へ、阪神タイガーズへ.gif

 清水の〝挑戦〟が新たに始まろうとしている。11月21日に都内のホテルで行われた大学・社会人ドラフト会議で、阪神タイガースが4巡目で清水誉(商4)を指名。プロ入りの決意を表明した清水は、将来の正捕手、そして日本一の捕手を目指す。
成長の軌跡

部員から祝福の胴上げ.gif  阪神から指名されたことを聞いた瞬間、緊張が一気にほぐれ、清水の顔から笑みがこぼれた。そして「両親や今まで携わってきた部長、監督、コーチらのおかげ」と感謝の気持ちを表した。硬式野球部からは田口壮選手(現・セントルイス・カージナルス)以来、実に15年ぶりのプロ野球選手誕生である。目標は日本一のキャッチャー。「チームが日本一になった時、一軍でレギュラーとして出ていたい」と清水の目はすでに前を見据えていた。

 関西NО.1捕手と言われてきた清水。彼の野球人生の始まりは小学3年生にさかのぼる。当初は内野手だったが、間もなく捕手に転向。それ以来キャッチャー一筋だ。

 高校進学を考える時、清水自身は私学の野球強豪校を希望していた。だが、両親の勧めもあり、県内でも屈指の進学校である小野高校へ。彼の野球と学業を両立したスタイルはこの頃から確立されてきた。1年生夏からベンチ入り。そして、3年生夏の大会ではキャプテンとして、無名だったチームを県内ベスト8にまで導いた。その一つのきっかけが、部員らで掲げた「不屈の挑戦者」というスローガン。常にチャレンジ精神を忘れない、そんな思いが功を奏したといえるだろう。

 大学も文武両道の校風や学校の方針などを踏まえ、関学に進学。1年生春のリーグ戦途中からマスクをかぶってきた。けがに悩まされたこともある。しかし、4年間どんな時も試合に出続けた経験は、清水を確実に成長させた。かつて低迷していたチームは優勝争いを繰り広げるまでになり、彼自身も、4年生の春・秋ともにベストナインを受賞。課題とされていたバッティングも3割台をマークできるようになった。

記者会見にて新監督と握手する清水.gif  そんな清水のアピールポイントは自他ともに認める肩だ。強さだけではなく、二塁送球も1.8秒台を誇るスローイングで「同年代なら誰にも負けない」と絶対的な自信をもつ。それだけではない。彼が常々心に留めていることがある。それは出来るだけブルペンに入って投手の気持ち、コンディションを知るよう努め、意思疎通を図ること。また、試合中も一球一球ジェスチャーを交えて、自分の意図を仲間に伝えることだ。彼の冷静かつ的確な判断は、ナイン全員から全幅の信頼が寄せられている。だが、決して現状に甘んじることはない。清水はさらなる飛躍を誓い、すでに始動している。
4年間の打撃成績.gif
新たな舞台へ

 これから乗り込むプロの世界。壁にぶち当たることもあるだろう。しかし、尽きることない向上心は、彼を一段と大きくさせるに違いない。「まずは一軍の春季キャンプに参加できるようにしたい」と語る清水。野球と出会って14年、彼の野球史に、新たにどんなことが刻まれるのだろうか。飽くなき〝挑戦〟は果てしなく続く。 (髙山真由美)


◆清水誉(しみず・たかし)。商4。S59・4・23生。A型。177センチ。75キロ。小野高校出身。右投右打。座右の銘:挑戦。趣味:ゴルフ。

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