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集まった観客が寒さにふるえる中、お互いのユニフォームを着たエスコートキッズとともにコートに現れた両校の選手たち。どちらも伝統の関関戦を前に気合いの入った表情で、これから行われる試合の厳しさを予感させた。
試合開始直後から両チームとも果敢に相手ゴールを目指す。ファーストシュートは関大。開始1分で早くも得点を狙ってくる。相手にペースを渡すまいと、関学もFW阿部(文1)が左サイドをえぐってチャンスメイク。FW桑原(社4)のヘディングシュートを演出した。8分にはペナルティエリア内で、相手を背中に背負いながらボールを受けた桑原が、素早い反転からシュートを放つ。惜しくもゴールキーパーに弾かれたが、伝統の一戦の名に恥じない序盤戦となった。
しかし、ここから関大が持ち前のパスサッカーを繰り広げる。早いボール回しから高いポゼッションを保って攻撃してくる関大に関学は苦戦を強いられた。なかなかボールを奪えず、自分たちの攻撃を展開することができない。しかし、前節から4バックを採用している関学はセンターバックの志田野(総3)、飯田(社3)が相手の攻撃を跳ね返し、決定機を与えない。関大は圧倒的にボールを支配しながらも、なかなか攻めきれないでいた。徐々にボールを回せるようになった関学は前半21分、出場停止のMF桑野(経1)に変わってスタメン入りした高橋(商1)がミドルシュートを放つなど、盛り返して前半を終えた。
そしてハーフタイムにベンチが動いた。MF梶川(社1)に変わってFW金尾(経4)を投入。後半開始から勝負を仕掛けてきた。より攻撃的なメンバーで臨んだ後半だったが、前半始めとは違い両校ともなかなかシュートまでもっていくことができない。そして、お互いがこう着状態のまま生まれた後半初シュートは関学にとって、重い一撃となった。後半12分、前半から守備が不安定だった関学の左サイドから、自陣ペナルティエリアへ早いパスが送られる。相手に届く前にクリアしようと志田野が倒れこみながら、足を伸ばすが一歩届かず。裏に抜け出す形となり、GK原田(商4)もかわされて無人のゴールにボールを流しこまれた。
勝ち点36でリーグ3位の関大を勝ち点35で追う関学は、インカレ出場のためには絶対に負けられない。猛攻を仕掛ける関学はこの後6本のコーナーキックを得る。しかし精度を欠いたボールはシュートまでいかず、セットプレーのチャンスを生かせない。後半38分には金尾、阿部が立て続けにシュートを放ち、この試合最大の好機を作り出すが得点にはいたらず、0−1で敗れた。
インカレ出場に黄色信号がともった関学。残り3試合で3位関大との勝ち点差はまた4に広がった。これから先、一つも負けられない厳しい戦いが続いていく。
試合後のコメント
主将・小関(商4)「完敗です。最悪でも0−0で終わりたい試合だった。失点は連携ミス。(集客試合で)多くの人に応援してもらったことは嬉しい。負けてしまって悔しいです。これから上2つ(阪南大、びわこ大)とは激しい試合になる。内容より勝ち点」
志田野「ボールを持たれる時間が多かった。我慢してたけど、一瞬のすきをつかれてやられてしまった。今日0点に抑えられなかったのは申し訳ないし、責任を感じる。まだインカレの望みが消えたわけじゃない。望みを信じて最後まで頑張る。残り全試合無失点に抑えて勝ちたい」



