6月6日、堺市大浜公園相撲場に於いて、第84回西日本学生相撲選手権大会が行われた。関学は2部個人トーナメントで大喜多佑哉(人3)が連覇を達成。また、京谷直哉(人1)が準優勝に輝いた。その後に行われた2部団体リーグ戦では、関学は予選を全勝で突破し、決勝トーナメントに進出する。そして、準決勝で龍大、決勝で名大を下し、2部優勝を成し遂げた。これによって1部リーグへの出場権を獲得した関学は、1部リーグで7大学中6位となり、念願の1部昇格を果たした。

【1部昇格】
 ここ数年、「2部優勝。そして1部昇格」と目標を掲げている関学。昨年は、日高(文卒)、大喜多(人3)、長澤(人2)を擁しながらも、2部決勝で敗北し、目標を達成できなかった。だが、実力者は揃っている。「今年こそは」と全員が意識し、試合に臨んだ。
 新入生・京谷(人1)が加入し、チーム全体の重量も強さも大きく変わった関学。2部団体予選を全勝で突破し、決勝トーナメントへと駒を進める。そして準決勝、龍大と対戦した関学は、4-1で勝利し再び決勝の舞台へ。対する相手は名大。名大も予選を全勝で通過していた。しかし、関学に負ける要素はなかった。先鋒、香山(人2)がはたきこみで1勝すると、続く大喜多も突き出しで勝利。1年生にして中堅を任された京谷は押し出しで勝利し、見事2部優勝を決めた。
 一つ目の目標は果たした。だが、1部昇格を目指す関学にとって、2部優勝は通過点でしかない。この後に行われる2部リーグ戦に於いて、7校中6位以上にならなければ、1部昇格とならいからだ。関学の正念場はここからだった。
 1部リーグ、関学は1部の壁の高さを見せつけられる。初戦の九州情報大、2戦目の立命大に完敗。3戦目の東海学園大には健闘を見せたものの、連戦の疲れからか2-3で敗北してしまう。「勝てる試合だった」と長澤。やはり、1部昇格は厳しいのか―。全敗で迎えた最終戦。相手は同じく全敗の朝日大。この一戦に勝てなければ、1部昇格の望みは絶たれる。背水の陣で臨んだ関学の先鋒は香山。「京谷にプレッシャーを与えるわけにはいかなかった」と、自身より約60㌔重い相手に押し出しで勝利し、大金星を挙げる。これで勢いに乗った関学は、続く大喜多も上手投げで勝利する。中堅の京谷は惜しくも敗北したが、副将・長澤が寄り切りで試合を決めた。土壇場での一勝に、関学サイドから歓声が沸き上がる。そして、関学との試合後に、朝日大が東海学園大に敗北し、関学の1部昇格が決まった。
 「今日はみんなよくやってくれた」と主将・大道(社4)は語る。念願の1部昇格を果たした関学は古豪復活への足掛かりを得た。かつての強い関学へ還るために、彼らは今日も土俵に向かう。

【京谷直哉】
 ベスト8で終わった新人戦から約1カ月。そのときの悔しさを胸に、けい古に取り組んできた。目標はあくまで団体戦での1部昇格。しかし、個人トーナメントでも彼は妥協を許さない。2部優勝―。そのためには、同門の先輩力士二人を倒すことが必要だった。
 「試合の前から当たると思っていた」。そう語る京谷(人1)は、準々決勝で長澤(人2)と対戦した。日々の稽古では互角の戦いを見せる二人。試合慣れをしている長澤のほうが有利かと思われた。だが、今回は京谷に軍配が上がった。長澤を倒し、続く準決勝も突破した京谷は、決勝で昨年の覇者・大喜多(人3)と激突する。相手は関学一の実力者。自分の実力を最大限に発揮しなければ勝てない相手だった。しかし、健闘するも最後は下手投げを決められ敗北した。
 試合後、「勝ちたかった」と語る京谷。2部とは言え、1年生ながら準優勝に輝いた。この成績は京谷自身、また関学相撲部にとっても大きな自信につながる。古豪復活―。その一端を京谷は背負っている。

試合後のコメント
主将・大道良太(社4)「今日はみんなよくやってくれた。意識して取り組んでいたから目標の1部昇格を成し遂げられた」

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