◇立命館7‐20パナソニック電工<6月7日(日)JV戦@BKCクインススタジアム>

 春季シーズン、いよいよ最後の試合を迎えることとなったパンサーズ。社会人でも屈指の実力を誇り、今年、ライスボウルで対戦したパナソニック電工を迎えた。
昨年の秋季シーズンからライスボウルまで戦い抜いたチームはパナソニック電工に勝利。今年、新しいチームとして春季を戦ったパンサーズがどのような戦いを展開するのか、注目の一戦だ。

 パナソニック電工のレシーブから始まった第1Q、パナソニック電工のファーストシリーズを止めることができない立命ディフェンス。力強いランに、1対1では止めることができない。パスも巧みに通され、攻撃権を奪うことができない内に、開始5分ほどで先制を許してしまう。
なんとか流れをつかみたいパンサーズ。しかし強固なディフェンスに阻まれ、すぐにパントに追い込まれた。電工の攻撃の手は緩まない。さらにTDパスを決められてしまい、0-13と差が広がる。
 2Qに入っても電工の勢いは止まらない。QBが自ら走り、独走TDで、さらにパンサーズを突き放した。パンサーズも少しずつパス、ランがつながり始める。しかし、焦りからか、敵陣5ヤードと攻め込んだ地点で、QB松田大が投げたボールがインターセプト。ターンオーバーとなってしまう。だが直後、電工がファンブルロストし、立命がリカバー。再び、敵陣4ヤードから、QB松田大のパスがWR尾崎へ繋がりタッチダウンが決まった。
 後半に入ると立命ディフェンスが機能し始め、パントへ追い込むシリーズも増える。またDL青山の連続QBサックもあり、前半のようにはいかせない。しかし立ちはだかる電工ディフェンスの前に、立命の攻撃も抑え込まれ、なかなか前へと進めないまま、20-7で試合終了となった。

 春季唯一の敗戦となった今日の試合。勝つことはできなかったが、この試合から得られたものは多かった。本格的なシーズンを迎える秋まで、パンサーズはトレーニング時期に入る。春、そして夏の合宿を経てパンサーズはどのようなチームに成長するのだろうか。


試合後のコメント

米倉ヘッドコーチ
「横綱に真正面から挑んで、木端微塵にされた。これが今の実力。奇をてらって勝つ気はなかった。電工に真正面から向き合って勝てるように。電工はとても遠い。少しはいけるかな、と思っていたが、木端微塵にされた。正面から勝てるようになるという、夏の明確な目標ができた。
力のあるチームと当たったら、こんなものだなと。すべてがまだまだで、力不足。1からやりなおし。春だからくやしいけど、良かった。本当に力がないことがわかった。」

#44 LB 相馬明宣主将
「技術、精神、全てにおいて自分たちの実力と社会人との差を感じた。後半は0点に抑えたが、最初から自分たちのスピードでプレーできるようにならないといけない。関学は始めからスカウティングにないこともやってくる。社会人はそれに比べるとスカウティング通りのことをやってくるのだから、しっかり対応できないといけない。相手に合わせていてはいけない。今のいい目標。前半は自分たちの力のなさが分かった。春季シーズンはインフルエンザでゲームが減ってしまった。経験を積まなければならない中でゲームが減ってしまったのは多少影響している。
今日の結果は自分たちの気持ちの問題。自分たちの姿勢が低かったことが出ただけ。まだ春なのでよかったと思う。
フィジカル、戦術、技術すべてが足りない。日本一になったチームは去年のチーム。今年のチームはこれでただの敗者。おごりを無くして、日本一を目指す集団になれるように」

#11 QB 松田大司選手
「相手のディフェンスに翻弄された感じ。厳しい試合の中で冷静さを欠いた時もあった。これまで甘い環境で練習していたので、実力が上のプレーヤーとやった時にプレーが出ない。そのことを自覚してこれから練習していかないといけない。」

#88 WR 水澤渉選手
「今日はパスがあったけど、すべてを取ることができなかった。レシーバーとして練習が足りなかった。次にライスボウルへ行くために、自分自身がどれくらい伸びることができるか。夏のトレーニングを頑張っていきたい。」

#20 DB 矢部伯門選手
「一言で言うと、めちゃめちゃ強い相手だった。思ったより落ち着いてプレーできたけど、タックリングミスやいざと言うときの踏み込みが甘かった。今まで出た試合では、ミーティングで言われたミスを何回もやってしまったので、良かった点はない。これからの課題と、夏の強化点はタックリング。社会人にはフィジカル面で負けたので、体を大きくして、また電工とライスボウルで戦いたい。」

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