不完全燃焼に終わったリーグ戦の悔しさを晴らし、全国の舞台での躍進を狙うラグビー部。大学選手権に向けたインタビュー企画1回目は、指揮官・吉田義信監督に直撃。前編の今回はリーグ戦の総括を中心に語ってもらった。
――まずリーグ戦について振り返ってください。
「4位という結果については満足していないです。なぜ負けたのか分析してもよく分からないのですが(苦笑)。星取表を見たら強いとこ(1位関学2位同志社)を食ってるのに、下位チーム(7位近大8位京産大)にはねぇ・・・。ほとんどのゲームが1,2点差で、何か変わっていたらもっと楽なゲームが出来ていたと思います。4位で終わるチームではないですよ。」
――3敗喫してしまった要因は何でしょうか?
「調子が良いときと悪いときの差が激しかったです。(悪いときは)攻撃をかけてもミスで負けてしまった。精神的なもろさもあったかもしれません。」
――今季のチームの特徴はどのように見ていますか?
「(去年と比べて)力はついてきている、特にFWは力が付いて来ています。ただ今季の得点は144点、失点が140点と攻撃面が弱かった。平均失点が20とぼろ負けはしていないのだけど・・・。」
――攻撃面が物足りなかった原因は何でしょう?
「夏まではどれだけタックルが出来るかを試したかったので、ディフェンスの練習ばかりしていました。攻撃に取り組んだのは夏合宿後からと遅かったです。春から攻撃練習に取り組んでいなかったので、仕方ない面はありますね。」
――今季のレギュラーは4回生が多いですね。
「4回生は日本人体制に変わった時、外国人体制のマイナス面を全員でカバーしてくれました。みんなでチームを作っていって、本当によく頑張っています。でも、『みんな』ということにこだわりすぎて、個で行こう!という姿勢がちょっと足らなかったかもしれません。」
――外国人体制の「マイナス面」とは具体的にはどのような点ですか。
「以前は真面目な選手が試合に出れず、ルールを守らない選手も多かったです。ただこの2年間で良くなって来て、やっとスタートラインに立つことが出来た、という感じです。これからもっといいチームになると思います。」
――シーズン開幕前、優勝候補と評されていましたが?
「まだ優勝できるほどの精神・肉体を兼ね備えた完成されたチームではない、というのが戦前の見立てでした。(リーグ戦中盤の)関学・同志社を倒して勢いに乗って行きたいと思ったが、京産大と近大に負けたことは痛かったです。気の緩みと言われれば仕方ないかもしれないですが、パス・キャッチングのミスが多すぎました。それに選手たちは優勝候補と言われて、プレッシャーになっていたのかもしれません。」
上手く歯車がかみ合っていれば多くの勝利を手にすることが出来た、このチームはこんなものではない――そういう思いがヒシヒシと伝わってきたインタビューの前編。後編ではその無念を晴らすべく挑む法大の印象、そして試合の焦点を語ってもらう。
(取材日:12月12日 取材・構成:河本優貴、本宿達也)


