| 第54回関西学生アイスホッケーリーグプレーオフ | ||||
| 11月24日 関西大学アイスアリーナ | ||||
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立命館大学 |
2 | 1-1 | 2 | 関西大学 |
| 0-1 | ||||
| 1-0 | ||||
◇立命館2‐2関西大<11月24日、プレーオフ、関西大学アイスアリーナ>
全勝優勝――彼らが目標にしてきたことは叶わなかった。勝てなかった。しかし、負けなかった。執念が呼んだ、劇的な幕切れで見事関西制覇を成し遂げた。
1次リーグ全勝通過の勢いはまだ続いていた。今月11日に行われたプレーオフ第1戦、京産大を相手に14得点を奪う圧勝。18日の第2戦、同志社大学戦も1次リーグ同様、勝利を呼び込み、最高の状態で今日、決戦の日を迎えた。
得失点差の関係で、大差で負けなければ優勝は決定する。しかし、試合開始直後から立命館の熱い気持ちは観客全員に届いていた。序盤は関西大学ペースで進んだが、必死のディフェンスで得点を許さない。すると第1ピリオド16分、#10FW吉田が先制点を叩き込む。流れに乗るかと思われたが終了間際、わずかな隙を突かれ追いつかれる。互いに1歩も譲らない序盤のせめぎ合いだった。
第2ピリオドは荒れた。7分、#21FW新井航と相手ディフェンスがもみ合いになり、乱闘騒ぎに。さらに17分、ゴール前の攻防で関西大学がゴールを決めるも、ゴールが選手の接触により動いたため無効であると主将・原が猛抗議。だが判定は覆らず、このまま第2ピリオドが終了。1点のリードを許し、嫌な流れとなってしまった。
しかし、エンジの戦士たちは気持ちを切らさなかった。第2ピリオドとは対照的に、第3ピリオドは実に淡々と進んだ。このまま負けて後味悪く優勝決定か――だが試合終了まで残り1分、ドラマは起こった。ゴール前、もみくちゃになりながら、#19FW齊藤が執念でパックを押し込んだ。同点――もう、両チームとも攻撃のチャンスは残っていなかった。試合終了、ドロー。関西制覇。その瞬間、歓喜の輪が広がった。
彼らはもう、「関西で無敗優勝」を知る世代ではない。いわば2003年にプロ野球・阪神タイガースが18年ぶりの優勝を果たした、そんな感じに似ている。だからこそ、喜びもひとしお。低温に保たれた会場の中、嬉しさを爆発させる彼らの辺りだけは、熱さで氷が溶けそうだった。
なお、立命館からは以下の選手が表彰を受けた。
最優秀選手 #3 DF 原 崇全(文4)
ベスト6 #79 GK 沼田 貢治(営4)
#53 DF 曽田 竜也(営2)
#14 FW 沼田 晋弥(営2)
最優秀選手に選ばれた立命館主将・原 「まさか取れるとは思っていなかった。みんなに支えられてここまでやってこられた。みんなで1つのチームなので、全員が最優秀選手だと思います。インカレではベスト8が最高なので、1つでも上を狙っていきたい。」


