西日本一を決めるびわ湖駅伝が21日行われた。昨年、立命館は鹿児島の第一工業大に完敗。しかし、今年の立命館は出雲駅伝で関東の強豪校の一角を崩して過去最高の6位入賞を果たすなど、チームの完成度が非常に高かった。第一工業大、そして関西でしのぎを削りあう京産大も寄せ付けることなく、王座を奪回した。
1区は京産大の林が一気に飛び出し後続を一気に引き離す。立命館の詫間は「プレッシャーもあった」と話すが自分のペースで走り続け、最短の2区を走る1回生今崎につなぐ。立命館のホープは区間賞の走りで、38秒あった京産大との差を6秒まで縮めて3区の藤原へ。「逆転していい流れを作りたかった」と話す藤原だったが、京産大を逆転は出来なかった。しかし6秒の差をキープして、4区を走るもう一人の1回生尾崎へ。全日本では納得のいくレースが出来なかった尾崎。全日本では持ち前のスピードを最後まで持たせようとする意識が強すぎて、守りのレースとなってしまった。その悔しさをこのびわ湖駅伝にぶつけた。本来のスピードを初めから発揮。「突っ込んで入ったけど、前の(京産大の)選手も突っ込んでいた。落ちてきたら抜いてやろうと考えていた」と1回生ながら優れた勝負勘も見せた。
尾崎が首位に立ってからは立命館の独走。5区の田中、過去2年けがなどでびわ湖駅伝を走ることができず今年ようやくチャンスを手にした6区の寺崎、そして7区の主将・西野と安定感のある走りで、ほぼ約1分半の差を持ってアンカーの増田へ。人生で初めてアンカーを任されたという増田だったが「余裕を持って走れた」と区間賞の走りを見せ、堂々と右手を掲げながらゴールテープを切った。
水瀬監督はレース後「安定感のある4回生と、勢いのある下回生でよくつないでくれた」と選手をたたえた。立命館は4回生から1回生まで、まさにチーム一丸となって西日本一の座を奪回した。大会MVPには京産大を逆転した1回生の尾崎が選ばれた。
]]>残り2試合で上位4チームに優勝の可能性が残る今季の関西リーグ。前節を終えて2位の立命館は今節、大院大と対戦した。
試合は16分に加藤のゴールで先制。その後一時は逆転を許したが、加藤が61分、84分にゴールを挙げハットトリックの活躍。終了間際に玉林もゴールを挙げて、大きな勝ち点3を手にした。
これで立命館はついに首位浮上。インカレ出場を確定させると共に、優勝に大きく近づいた。最終節は優勝の可能性を残す3位・関学との対戦。勝てば2005年秋季以来の関西制覇が決まる。
<最終節・対関学プレビュー>
元日本代表監督の加茂氏が率いる関学。今季は第2節で対戦し、FW登の2得点で2-1と勝利している。だが、今季安定感のある戦いを見せてきた相手に勝つのは容易なことではない。リーグ最少の16失点の守備陣は圧倒的な高さが武器のCB志田野を中心に堅守を誇る。攻撃陣も7得点6アシストのFW村井、11アシストのMF梶川、8アシストのドリブラー阿部とタレントは豊富。関学も勝てば逆転優勝の可能性があり、激戦は必至である。
一方の立命館。3位以内を確定させ、順位を気にする必要はなくなった。優勝のプレッシャーはあるが、序盤から積極的な攻撃で流れをつかみたい。8得点のMF加藤、2得点5アシストのDF前野を擁する左サイドを中心としたサイド攻撃で何としても先制点が欲しいところだ。絶対的なストライカーがいないにも関わらず、リーグ2位の37得点を挙げてきた攻撃陣はDFを含め、どこからでも点が取れる。的を絞らせない攻撃で相手の堅守を揺さぶれるか。
久々の優勝に王手を懸けた立命館。今季も下馬評は高いとはいえなかったが、主将・福本を中心にチームがまとまり、長いシーズンを戦ってきた。一昨年は2部降格、昨年は入替戦に回るなど近年は低迷を続けてきたが、ついに復活の時が迎えた。強い立命館を取り戻すために何としてもタイトルが欲しい。
<順位表>(21節1日目終了時点)
順位 チーム 勝点 得失差
1 立命館 42 +16
2 関西大 41 +18
3 関学大 40 +17
4 阪南大 39 +21
5 同志社 30 -2
6 大院大 30 -3
7 桃山大 29 -3
8 びわこ大 26 -6 (1試合未消化)
9 大産大 20 -15
10 大教大 18 -16 (1試合未消化)
11 大体大 16 -13 (1試合未消化)
12 京産大 16 -14 (1試合未消化)
――神大戦も終え、いよいよ関学戦を迎えますが、現在の率直な心境はいかがですか?
「僕の中では、関学戦に勝つためだけに、1年間ないしこの4年間やってきたっていうのがあって、今は率直に楽しみですし、何より試合に勝ちたい。期待というか、楽しみな気持の方が大きいです。」
――立命vs神大の試合の前に関学vs京大の試合が行われていましたが、実際に試合を見て、どう思われましたか?
「そうですね、関学もそうなんですが京大も、2週間前に自分たちとやった時とは全然気持ちの入り方が違いましたね。やはり伝統の関京戦といわれるだけ、試合の内容もそうですし、伝わってくるものはあったなと思いました」
――今シーズン、今までの試合を現在振り返ってみてどうですか?
「本当に、めちゃくちゃしんどかったんですけどいざ振り返ってみたら、もの凄くあっという間でした。特にリーグ戦に入ってからは、2週間開いて試合という一定のリズムで試合をやっていたので、本当に自分たちから何か動きとか、働きかけをしないと一日一日が過ぎていくだけ、そうでなくても一日一日が過ぎるのがとにかく早いと感じていました。リーグ戦に入ってからは、特にそう感じていましたね」
――1番大変だったことは?
「去年は副務という立場で、チーム全体をどうこうするとかいうよりも、とにかく主務の後ろ姿を見て、自分が来年どうするのかとか、自分が今与えられている仕事を精一杯やることが一番チームにできる貢献だと思っていました。でも今年は幹部の一人として、仕事の面だけではなくて、主務としてというより幹部としてこのチームをどう動かしていくかという部分を主将の相馬や、バイスの浅野や宜本、米倉ヘッドコーチも交えてよく話し合いをしましたね。どうチームを持っていくか、というところでは去年よりも格段にしんどかったですけど、でも、逆にそれが楽しかったですね」
――パンサーズに入られたきっかけというのは何だったんですか?
「高校でもアメリカンフットボールをやっていたんですが、滋賀県の高校だったので、立命のクインススタジアムで滋賀県の高校生が集まって、大学生に教えてもらうというクリニックがあったんですけど、それに高校1年の夏に参加したんです。初めて間近でパンサーズの人と触れ合って、アメフトを教えてもらって、チームの雰囲気とか、本当に少しだったんですがそれを感じて、その時に憧れを抱き始めました。それから2年、3年と進むにつれて、実際に憧れていたチームでプレーしたいという気持ちが出てきましたね」
――チームに入られた当初は選手だったということですが?
「2回生までは相馬と同じLBのポジションでやらせてもらっていて、3回生になったときにマネージャーになり、副務で一年経験を積ませてもらって、4回生で主務になりました」
――どうしてマネージャーに転向されたんですか?
「元々、僕たちの代のマネージャーが少なかったというのがあって、毎年3回生になるタイミングで主務と会計、後の主務と総務を出すミーティングを2回生の終り頃からやるんですが、どのみち、適任者を誰か出さないといけなかったので。全体的にいえば少ないということは無かったんですけど、マネージャーが特に少なかった・・・という理由もあります。でもただ単にマネージャーの人数が少ないという理由ではなくて、本当にのちの主務、総務に向いている人間が誰なのか、ということです。もしそれで本当に学生スタッフの内の他のポジションの人間が向いているということになって、その者が適任者だという結論を回生が出したならばその者を推しますし、ただ単に人数の少なさだけではないです。一番はその人間の人柄、性格、人間性を見て回生で話し合って答えを出していくという感じですね」
――選手からマネージャーに転向されて、副務という仕事には苦労されましたか?
「そうですね、選手の時は自分がどうプレーするかということを考えていて、チームのことも考えてはいましたが、自分がどうやったらいいプレーが出来るか、ということばかり考えていました。外部との折衝やデスクワークというのは一切やってなかったので、はじめは戸惑いしかなかったです。電話の受け答えにしても、全く知らなかったので敬語の使い方であるとか、一般の主務業というよりも一般のマネージャー業を覚えないといけなかったので、その点では苦労しました。始めのうちはなかなか慣れない部分もありましたね」
――主務のやりがいは何だと思われますか?
「あまり考えたことがないですが・・・今までやってきて満足したことはありません。去年日本一になったときも、正直、今年の方に目が向いていたので、日本一になって喜ぶというよりは、もうこれで代替わりなので、次の代をどう自分が動かしていくかということしか考えていませんでした。唯一挙げられるやりがいといえば、本当に自分の全てをかけられるくらいの価値のあるポジションだとは思っています。本当に胸を張って、自分はこのパンサーズで主務をしていました、といえるくらい価値のある、そういう誇りが持てる役職だと思っています」
――チームを支える上で大切にされていることはありますか?
「僕は出身が選手なので、ひたすらに選手がどうしたら一番いい環境で練習に取り組んだり、試合ができるのかという部分に一番気を遣っています。何より選手あってのチームですから、僕らがいくら完璧に仕事をやったとしても、選手がやりにくい環境、タイムスケジュールを組んだりしていては全く意味がないと思っているので。やはり自分たちにとってはちょっと大変なのかもしれないけど、それが選手にとってベストな方法であるなら、そちらを優先して、一番に考えてやっていますね」
――やはりタイムスケジュールは大変気を遣われる部分ですか?
「そうですね、重要なことなのでヘッドコーチとも話をしたりします。タイムスケジュールがしっかりしていないと選手の中でも、頭の中で自分が試合に向かうまでの行動がイメージできないですし、いきなりバタバタしてしまって、そのままキックオフなんてことには絶対したくない。時間も分刻みで決めておいて、自分が何時にどこで何をしているかということを、選手ひとりひとりにイメージしてもらうためにも、そこはしっかりとやっています」
――そういった部分に選手経験があることも生かされていますか?
「自分が選手だったらここはやりにくいんちゃうかなぁっていうのはわかる部分もあるし、自分の考えだけじゃなくて、実際に選手に聞いてみたりもします。僕ら裏方とヘッドコーチだけでなくて選手の方にも意見を聞いてみて、選手が一番動きやすいということになれば、やはりそれでやります。様々なところから意見を取り入れてベストなスケジュールを組むようにしています」
――今までマネージャーをされてきて、一番印象に残っていることは何ですか?
「一番の思い出は去年日本一になった試合よりも、関学戦の方が印象に残っていますね。大学日本一になった時よりも、ライスで日本一になった時よりも、何より関学に勝ったときの方が今になって振り返れば一番嬉しかったです。それはそれまでの2年間関学に負け続けていたという思いもあったんですけど、あのユニバで関学に勝てたということが一番印象に残っていて、それが今の一番のモチベーションになっていますし、それを糧にしてやっています。もともと人をうまく仕切りたいであるとか、仕事をバリバリこなしてチームを引っ張るという目的で入ってきたわけではなくて、アメフトをするために入ってきて、ここで選手としてやっていくのを第一目標としていたので、今の自分がやっている役職は一切フィールドでプレーすることはないですし、僕のプレーで試合が決まるとかいうこともありません。あえて今、なんで仕事が出来ているのかということを考えたら関学に勝ちたいからっていうのと、今年、このポジションになって思ったのは選手のあいつらを勝たせてやりたいということがあります。試合が始まったら全然無力なんですけど、試合が始まるまではいくらでも動けるし、いくらでも影響力があると思っているので試合中でも自分に出来ることは絶対何かあるので、やはり、その中でフィールドに立てない分自分に出来ることをそのほかの部分で自分に出来ることを最大限にやってあいつらを勝たせたいというのはありますね」
――前年の主務の渋田さんというのは、どのような存在でしたか?
「ただただすごい人で・・・本当に去年は目標でしかなかったですし、ひたすら渋田さんの仕事の細かさであったりという部分を盗むことしか考えてなくて、全然自分の色というのは意識していなかったです。でも今年チームが始まるときに、ミーティングをしているのと並行して仕事をしていてやはり今年連覇するためにはチーム的には越えないといけない。僕の中では渋田さんを越えないと連覇はできないという思いを持って今年スタートしたということがあります。ですから、目標でもあるんですが、越えなければならない存在だとは今でも思っていますし、何より尊敬できる人。本当に僕の上が渋田さんでよかったなと思います」
――主務という仕事を引き継ぐにあたって、伝えておきたいことは何ですか?
「仕事は誰でも出来ると思うんですけど、何よりも、気持ちの部分で幹部の一人であるという自覚を強く持つこと・・・仕事のやり方は去年が正しいわけでも、今年が正しいわけでもない。その年の主務のスタイルに合わせたやり方でいいと思っているので、仕事以外の部分のプラスαで、自分が主務として何ができるのかという部分をとことん追求してやってもらいたいなと思っています」
――では最後に、関学戦を見に来るファンに一言お願いします。
「僕らパンサーズとしては他のチームの成績がどうとか、関学がどうとかは全く関係ないです。米倉さんも仰っていたんですが、関学に勝つことだけがパンサーズがパンサーズである存在意義を証明できる唯一のことだと思っています。その相手に向けてこの1年間ないし、4回生はこの4年間やってきたことを全て出し切って、最後には絶対勝って校歌を歌いたいと思っています。自分たちがやってきた取組みを全て出して、とにかくどんな勝ち方でもいい、何点差でもいいので、それで最後を迎えたい。選手のみんなはフィールドでは思い切ってプレーしてくれると信じています。絶対に勝つのでみんなで一緒にグレーター立命を歌いましょう。応援よろしくお願いします!」
関学戦は選手だけでなく、スタッフにとっても特別な戦い。主務として関学勝利の礎を築く。(取材・構成/大杉枝里)
2連覇を目指し臨んだ全日本選手権。12日からの予選リーグを経て本日、全日本社会人選手権で優勝した名古屋フラーテルホッケーチームとの決勝戦を迎えた。
前半5分、フラーテルにPS(ペナルティーストローク)であっさり先制されてしまう。立命館は反撃を試みるも相手の好守に阻まれ、なかなか得点のチャンスを作れない。PC(ペナルティーコーナー)からの攻撃も、サークル外からのゴールであると見なされ無得点で前半を終える。後半も再び開始3分で2点目を追加され、勢いづいたフラーテルにその後も立て続けに3点目、4点目を奪われてしまった。しかし昨年覇者の立命館もこのままでは終わらない。31分に#9田中健のアシストで#7白和が決め、遂に1点を返すと、33分には#7白和のアシストで#9田中健がゴール。ようやく立命館も流れが掴めてきたところだったが、時すでに遅く4対2で敗戦を喫し、準優勝に終わった。
この試合を振り返って山口監督は「後藤、田中翼などキーとなる選手が大会中にケガをしたことが厳しかった。PCのディフェンスが敗因。また来季に向けて立て直す」と話した。
名古屋フラーテルの堅守を前に攻めきれなかった立命館。相手に傾いた流れを変えることができず、2連覇の夢は果たせなかった。
いよいよ残り3試合となった今シーズン。立命館は今節、7位の桃山大と対戦した。
試合は開始1分に先制点を許すも、49分の佐原の今季初ゴール、83分の福本の2試合連続ゴールで逆転勝ち。大きな勝利となった。
これで優勝争いは立命館に加え、明日直接対決を残す関大と関学、そして王者・阪南大に絞られた。
]]>前半6分に摂南大に先制された立命館は、13分に中央ラックから左に展開しTB多田がトライ。さらにFW片岡のトライでリードを奪う。後半に入りペナルティーゴールとTB谷崎のトライでさらにリードを広げた。しかし、その後摂南大に3連続でトライを奪われ同点とされてしまう。ペナルティーゴールで3点差とするも相手に今試合5本目のトライをされ万事休す。リーグ制覇を目指す立命館にとって痛い黒星となった。
]]>前節を終えて立命館は3位、同志社は5位、両者の勝ち点差は3。インカレ出場権獲得に向けての大一番を迎えた。立命館は今季、3度同志社と対戦しているが、結果は1分け2敗(1得点4失点)と、苦手としている。特に攻撃陣が相手DFに封じられる展開が多く、この日も苦戦が予想された。
試合は序盤に立命館が仕掛ける。開始わずか2分に左サイドから相手DFを崩し、加藤のクロスを内田が頭で合わせる。大きな先制点を挙げた。前半はその後、やや同志社ペースで進む。
後半に入ると立命館が攻勢に出る。FWが積極的にDFラインの裏に飛び出し、相手のファールを誘う。ボールキープをしながら有効に時計の針を進めた。再三のセットプレーのチャンスを生かしたのは78分。ゴール中央からのFKを福本が鮮やかに決めた。その後も安定した守備で逃げ切り、3試合ぶりの白星をとなった。
この勝利で5位同志社との勝ち点差は6に広がり、直接対決でライバルを3位争いから後退させた。4位阪南大の勢いは凄まじく、インカレ出場に向けて試練は続くが、残り3試合を残して有利な立場に立ったことは間違いない。また、首位関学が敗れたことで、優勝の可能性も見えてきている。
<選手のコメント>
主将・福本「同志社は今年勝ち切れなかった相手。とにかく集中して試合に入ろうと思った。開始早々に1点取れて流れに乗れた。ここ2試合はチャンスで決められず苦しんでいたので、決められてよかった。(残り3試合は)1試合1試合が大切。丁寧に試合をしていきたい。」
<立命館出場メンバー>
GK:鈴木
DF:前野、藤原、小関、篠原
MF:加藤、内田、福本、是井
FW:坂本(→伊藤)、佐原(→登)
<順位表>(19節終了時点)
順位 チーム 勝点 得失差
1 関西大 38 +16
2 関学大 36 +16
3 立命館 36 +13
4 阪南大 33 +15
5 同志社 30 +2
6 大院大 30 +1
7 桃山大 28 -2
8 びわこ大 23 -7
9 大産大 20 -7
10 大教大 18 -15
11 大体大 13 -15
12 京産大 13 -17
関西リーグは残り2試合。最大のライバル関学との試合を前にパンサーズは神大との一戦だ。今節は同じ会場で先に関学が京大と対戦。残り時間17秒でFG決められ逆転を許すも、関学はわずか17秒でFGを奪い返し劇的な勝利を収め、関学の底力を目の前で見せつけられた。
関学を倒すためにもいい形で勝利を収めたいパンサーズ。試合開始早々のキックオフリターンで神大にビッグゲインを許し、FGを決められ先制点を献上する滑り出しとなった。しかし、すぐにQB#15谷口の45ヤードTDランで逆転。ここから怒涛のTDラッシュとなった。1QにはさらにRB#39川端の52ヤードTDラン、2Qには再び谷口、RB#10北川瞬、そしてこの試合からスターターに復帰したQB#11松田大からWR#1田中翔への28ヤードTDパスと次々に得点。前半だけで大量35点を奪った。
前節の京大戦も前半だけで大量に得点を奪ったものの、後半では無得点に終わったことが課題としてあげられていた。しかし、この試合では後半も攻撃の手が休まることはなかった。3Qには今やパンサーズのエースRBとなった#27高野橋のラン、4Qには松田大からTE#89安藤へのパス、そして極めつけは北川瞬の73ヤードの独走TDランでダメを押した。
あとは関学との試合を残すのみとなった。米倉ヘッドコーチは「関学を倒すことがこのチームの存在意義」と話し、関学とのビッグゲームへ並々ならぬ決意を見せた。両者の力は互角。11月23日、パンサーズはフィロソフィーである“オーバーパワー”を遂行し、“パンサーズの存在意義”を示すことができるか。
]]> 9試合負けなしの立命館。
中2日で迎えた今節は下位に低迷するびわこ成蹊スポーツ大と対戦したが、69分に失点を喫するとそのまま完封負け。下位チーム相手に2試合続けて勝ち点3を逃してしまった。
今節終了時点での首位・関学、2位・関大の安定感を考えれば、優勝に向けてあまりに痛い一敗となった。
次節はインカレ出場権獲得のライバル・同志社との直接対決。今季、最も重要なゲームといっても過言ではない。後半戦好調な阪南大も猛烈な追い上げを見せており、是が非でも勝ち点3が欲しい試合となる。
<順位表>(18節終了時点)
順位 チーム 勝点 得失差
1 関学大 36 +18
2 関西大 35 +14
3 立命館 33 +11
4 阪南大 30 +10
5 同志社 30 +4
6 桃山大 28 ±0
7 大院大 27 -1
8 びわこ大 20 -11
9 大教大 18 -10
10 大産大 17 -8
11 大体大 13 -12
12 京産大 13 -13
神宮大会への出場権をかけた大一番、立命館は初回、上内が二塁打で出塁すると次打者の2球目に盗塁。一死後、柳田が犠飛を放ち来年のドラフト候補と目される佛教大先発のエース左腕・大野から1点を先制する。立命館の先発は同志社戦で大活躍を見せた澁谷。2回、安打と死球でピンチを招くと大野のセンターへのライナーを福田が落球、ミスで同点に追いつかれる。主導権を握りたい立命館は5回、二塁打で出塁した新田を三塁に置いて澁谷がスクイズを決め1点を勝ち越した。これで流れは立命館かと思われたがその裏、一死から大野の外野への飛球が強風にあおられ、レフトが捕球できず二塁打となる。すると連打を浴び同点とされ、さらに主将の西田修にもタイムリーを打たれ逆転されてしまう。ここで立命館は二番手の永田にスイッチするが流れを止められず、連続タイムリーでさらに2失点。1点のリードが逆に3点のビハインドとなった。打線は終盤、幾度とランナーは出すものの大野をとらえることができない。7回には野選で追加点を奪われてしまい万事休す。この秋何度も逆境をはね返してきたチームだったが投打ともに精彩を欠き、あと1勝にまで迫っていた神宮への切符を逃した。
この試合の敗戦をもって4回生は引退となった。近年では屈指の戦力を誇り期待されたチームだったが、全国の舞台を踏むことなく1年を終えた。それでも、リーグ戦では春秋ともに最後まで優勝争いに加われたこと、そして澁谷をはじめとする新戦力の台頭は今後に向けて大きな財産になるであろう。創部以来未だ成し遂げられていない全国制覇の夢は来年以降に持ち越されることになった。
大学三大駅伝、伊勢路を舞台とした全日本大学駅伝が行われ、立命館は、前回大会の順位を3つ上げ、11位でのフィニッシュとなった。
1区は藤原が本来の力を出し切れず先頭に2分近く離され、11位という苦しいスタート。2区ではさらに3分以上の差をつけられ13位まで転落し、3区の今崎は区間2位の快走を見せるも順位は12位に留まった。4区は順位をキープするも5区で再び13位まで後退。6区は寺崎が区間6位の走りで11位まで挽回し、7区で12位へ落ちるも8区アンカーの西野が11位まで押し上げゴールした。
4区以降は1位との差が開いていく一方だった今大会。しかし箱根駅伝出場を決めている関東勢にも引けを取らない走りだった。レースについて水瀬監督は、「上手く流れが掴めなかったが、力はついてきた。目標はあくまで入賞だけに悔しいが、それが狙える位置で走れたのは良かった」と話している。総合タイムは前回大会に及ばないものの、入賞圏内、8位とのタイム差は確かに縮まった。今季、上昇気流に乗った立命館が目標を達成する日は近いかもしれない。
明治神宮野球大会の出場権をかけた代表決定戦が開幕、立命館は関西六大学野球連盟代表の龍谷大と対戦した。
降りしきる雨の中行われた試合は立命館が先手を取る。2回、この試合一塁でスタメン起用された垂井の安打などで一死満塁とすると、新田がライトへ犠牲フライを放ち1点を先制した。その後5回まで毎回得点圏に走者を進めたが、龍谷大先発の松岡を打ち崩すことができないまま試合は進んでいく。立命館先発の藤原正は序盤から三振の山を築く快調なピッチング。6回まで許した走者はエラーの1人のみ、奪三振は10を数えた。大記録も視界に入った7回、先頭打者がセーフティーバントを仕掛けこれが内野安打に。初安打を許しその後ピンチを迎えるが後続を抑え事なきを得る。8回、9回にもランナーを出したものの無失点で切り抜け、2回の1点を守り抜いた立命館が勝利、準決勝にコマを進めた。藤原正は被安打4、12個の三振を奪う力投で完封勝利。負ければ今シーズンが終わるというプレッシャーのかかる試合で今季最高のピッチングを見せた。
「(藤原正は)大事な試合でこのようなピッチングができたのが良かった。秋は今日が一番の出来だったと思う。野手では体調不良の選手に代わって起用した西山、垂井が(先制点の起点となり)良い活躍をしてくれた」と松岡監督。藤原正は「同志社戦でつかんだ感覚を生かせた。力を抜いてもキレの良い球を投げることができた。左右のバランスが取れた龍谷大打線を抑えられたのが自信になる」と話した。
神宮行きをかけた準決勝の相手は佛教大に決まった。今日の試合で打線は7安打を放ちながら1得点に終わり、6回以降は淡白な攻撃で1人も走者を出すことができなかったため、打撃陣の奮起が勝利へのカギとなるだろう。
2連勝中の立命館は下位に低迷する大体大と対戦。前期の対戦では3ー4と敗れている。
試合は23分にDF前野のアシストからFW坂本が今季3点目を奪って先制したが後半に同点とされた。
上位4チームがいずれも勝ち点3を逃し、リーグはさらなる混戦模様に。
立命館は残り5試合を残して、首位・関学と並ぶ勝ち点33で2位。
<順位表>(17節終了時点)
順位 チーム 勝点 得失差
1 関学大 33 +17
2 立命館 33 +12
3 関西大 32 +13
4 同志社 30 +5
5 桃山大 28 +3
6 阪南大 27 +7
7 大院大 26 -1
8 大産大 17 -7
9 びわこ大 17 -12
10 大教大 15 -11
11 大体大 13 -11
12 京産大 12 -13