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貴重な先制打を放った中小路
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先制点に盛り上がる立命館ベンチ

◇立命館7ー2同志社 〈5月15日(木) 第66回関西地区大学準硬式野球選手権大会3位決定戦 @舞洲ベースボールスタジアム〉

立 004 011 001…7
同 000 100 100…2

立)○小田ー中小路
同)●清瀬、福留、下田ー松本

「全国大会に出るのは難しい」

試合後に主将の柴田がこう漏らした。春季リーグまで公式戦無敗を続けていた立命館だったが、準決勝の兵教大戦でまさかの敗北。無傷で全日本大学準硬式野球選手権大会(通称:全日)出場を決めることができなかった。勝てば全日出場、負ければ第5代表決定戦に回る大事な一戦の相手は同じ関西六大学に所属する同志社。リーグ戦では勝っている相手だが、2年ぶりの全日出場にかける思いは強く、総力戦が予想された。

立命館の先発は小田。初回の先頭打者にいきなり四球を与えるも、牽制死で相手のチャンスを封じ、得点を許さない。打線は3回に連投の清瀬を捉える。堀井と小平の安打などで、2死満塁のチャンスを掴むと、3番の中小路が捉えた打球はライトの頭上を超え、走者一掃のタイムリーツーベースとなった。これで一気に試合の流れを掴んだ立命館は続く柴田もタイムリーを放ち、この回に4点を先制する。

この後も立命館は2本のスクイズなどで着実に加点。投げては小田が、10安打を許しながらも要所をおさえるピッチングで同志社打線を2点に抑えた。3回の大量得点が効いた立命館が7ー2で完勝。2年連続となる全日への出場権を獲得した。

4回生に残された大会は8月に岡山県倉敷市で行われる全日のみである。新チーム結成以降、全国制覇を目標に取り組んできた立命館。全国制覇を達成すれば、創部以来初の快挙だ。悲願達成に向けて本当の戦いがこれから始まる。

○コメント
芝田監督

「小田が打たれながらも、自分のピッチングをしてくれた。中小路の一発でチームが活気づいた。スクイズなどで小刻みに点を取れて、いつもにはない点の取り方ができた。全日でもこれができるようにしていきたい。昨日の敗戦を選手は糧にしてくれた。うちは軟投派の投手に弱いので、夏に向けて打ち込む必要がある。昨日は2点取れていけると思ってしまった。反省や課題が見つかり、良い敗戦だったと思う。今日は切り替えていたし、打線は明るい材料。小田と現在も悪いとは思わないが堺の復調がカギになるだろう」

柴田主将
「全日出場は通過点にしようと言っていたものの全国大会に出るのは難しい。今日はみんながよくやってくれた。何としてでも勝とうというのが見えたし、朝からみんなの顔が違っていた。今日は各々の力に任せて信じた。昨日はフライアウトが多かったので、フライアウトはやめようと言っていた。中小路が3回のあの場面でよく打ってくれた。個人的には次の自分も打たないといけないと思った。良い流れでいけば打てるが、打ちあぐねた時にどう攻略するかが課題。もう一回、スイング量を増やして技術、体力をもう一段階上げる必要がある。全日で目指すはもちろん優勝。今はやっとスタートラインに立てたという段階」

中小路選手
「昨日の負けをバネにやるしかないという気持ちで臨んだ。(3回のタイムリーは)伸びながら切れてくれた。超えた瞬間はやったぞという気持ちだった。チームの雰囲気は明るくなったと思う。負けたら終わりなので何とか勝利に貢献しようと思っていた。2度目の全日となるが、今年はチームの主となったので、チームを引っ張れるようにしていきたい」

小田投手
「全体的に荒れずにまとまっていたので要所で抑えることができた。今日はとりあえず勝とうという気持ちだった。ゲッツーが欲しい時に取れたし、失投もあったが、最少失点でいけたのでとりあえずホッとしている。全日では全員で一勝ずつ積み重ねて優勝したい」

堀井選手
「(4安打の活躍について)特に考えずに気持ちで打った。冷静に後ろに繋ごうと思っていた。昨日はスタメンを外れたので意地でも打ってピッチャーを助けたかった。同志社とは何度も対戦してるので狙い球を絞って思い切り打った。全日ではチームの勝利に導くバッティングをしたい」

春名学生コーチ
「昨日で決めたかったが、良かったというのが素直な気持ち。昨日は変な負け方をして落ち込むかと思っていたが、逆にいつもより盛り上がっていて、安心して見ていられた。学生コーチという立場でみんなと同じことができないのが辛かったが、みんなが頑張ってくれているのでやりがいになっている。アドバイスよりも練習から雰囲気作りを大事にしていきたい」

松本慎学生コーチ
「全日に行けて良かったということだけ。打つべき人間が打ってエースが抑えるとこういう試合ができる。これまで特に大変と思うことはなかった。みんなと同じように全力でやっている。的確な指示や助言はできていないが、苦しい試合で必要かなとは思っている。下回生に良い選手がいるので適材適所で見て、キャプテンが遠慮なく使えるようにして、総力戦で勝ちきれる戦力を作っていきたい」

[記事、写真:馬場遼]

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