%E9%85%92%E4%BA%95%E3%80%800403.jpg
投打に活躍を見せた酒井
%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E8%B7%AF%E3%80%800403.jpg
この日も中小路の一打が試合を決めた

◇立命館5―2阪大 〈4月3日(金) 関西六大学準硬式野球春季リーグ第3節2回戦 @皇子山球場〉

立 000 100 103=5
阪 000 000 020=2

立)酒井、○村上―中小路
阪)秋山、●加藤、山本―佐々木

現在3連勝中と波に乗っている立命館。この日の先発マウンドには前節の関学戦で好投している成長株の酒井(産2)が抜擢された。しかし、「初回は落ち着かなかった」と先頭打者に三塁打を打たれて先制のピンチを招く。それでも続く打者をサードゴロに打ち取ると、四球で一、三塁となってから4番の佐々木から三振を奪う。「良いところに決まったのでいけると思った」と落ち着きを取り戻した酒井はこの回を無失点に凌ぐと、尻上がりに調子を上げ、阪大打線を抑え込む。

ピッチングでリズムに乗った酒井は打席でも躍動する。4回に2死満塁のチャンスで打席が回ってくると初球を振り抜き、三遊間を破る適時打となり、1点を先制。さらに7回には1死二、三塁から4番に定着した中小路(法3)の犠飛で1点を追加する。酒井は7回を投げて被安打3の無失点と好投。初回のピンチを凌いでからは完全に立命館ペースで試合は進み、このまま逃げ切るかと思われた。

しかし、8回に落とし穴が待っていた。この回から登板した村上(スポ2)が2死一、三塁と攻め込まれると、佐々木にライトの頭上を超える適時二塁打を打たれて同点とされてしまう。優勝するためには引き分けも致命的な状況なだけに一気に追い込まれた。

追い詰められた状況で立命館は最終回に驚異的な集中力を見せる。1番の松本(産4)が四球を選び出塁すると、続く田中(スポ4)が一球できっちりと犠打を決め、得点圏に走者を進める。3番の大角(法4)も内野安打で続き、1死一、二塁で最も頼りになる中小路に打席が回る。スタンドからは部員考案のオリジナル応援歌が響き渡り、球場は最高潮の盛り上がりを見せる。中小路はこの場面から登板した山本の投じたカーブを振り抜き、センターオーバーの適時二塁打を放って、勝ち越しに成功。さらに二、三塁に残った走者を藤原(産2)がレフトへの2点適時二塁打で返してこの回に3点を勝ち越す。9回の村上は安定した投球を見せ、三者凡退で試合を締めくくった。

今節の阪大戦は2戦とも苦戦しながらもきっちりと連勝し、優勝へ望みを繋いでいる。打線に後一本が出ない状況が続いているが、各打者の調子は決して悪くない。次週の神大戦でもきっちり連勝して優勝の可能性を残して最終節の同志社戦に挑みたいところだ。

<コメント>
芝田監督
「酒井は1、2回とびびっていたが、尻上がりに調子を上げてくれた。試合前にもう少し投げ込みをしてくれれば最初からビシッといってくれるだろう。酒井にも使える目処がついている。今日は野手がしっかり守ってくれていた。早めに打線にもう一本出ていればもっと楽に勝てた。今日のように中小路の前にランナーを出せれば期待に応えてくれる。神大戦も二つ勝って同志社戦に繋げたい」

大角主将
「8回までは普通にやれば勝てる流れだったけど一球で流れが変わった。追加点を取れなかったのが同点に繋がった、ランナー三塁でセーフティスクイズを試みたが、それが決まっていれば目指している野球に近づける。来週もやることは変わらない。地道に確実に1点を必死になって取りにいきたい」

酒井投手
「試合前から状態が悪いなと思っていたので初回は落ち着かなかったが、4番に三振を取れて落ち着けた。三振を取ったボールが良いところに決まったのでいけると思った。長いイニングを投げられたのは良かったが、できれば8回まで投げて村上の負担を減らしたかった。4回の打席は二遊間が詰まっていたので一二塁間か三遊間を狙っていた。点が取れて楽になった。もう負けたら終わりなので状態を上げて安心して任せられるようになりたい」

中小路選手
「9回に打ったのはカーブ。ここまで最低限の仕事しか出来ていなかったので決めてやろうと思っていた。打つ自信はあった。酒井はツーシームが良かった。2回までは苦しかったが、後は落ち着いて投げられるようになっていた。全日に行きたいので残りの試合は全部勝ちたい」

[記事、写真:馬場遼]

このページの先頭へ