今年の立命館は、細かくつないで1点ずつ取っていくスタイルだ。しかし、3~5番のクリーンアップがランナーを返すスタイルも兼ね備えている。リーグ開幕直後は3、4番が不振だったが、下位打線が好調だったために点を取ることができた。京大、近大戦を経て主軸の2人が復調し、理想の打線になりつつある。
俊足と粘り強いバッティングが持ち味の3番・藤原大。序盤はなかなか快音が聞かれず苦しんだが、フォームを試行錯誤するなどして徐々に調子を上げてきた。近大戦の3試合では11打数6安打5打点の大当たり。特に3回戦では、初回、5回とタイムリー2本を放つ大活躍を見せ、勝利に大きく貢献した。
4番・柳田は、チーム屈指の長打力を持つ強打者だ。ここまで打率は低いものの、2本塁打で、四死球も10個あるため出塁率は高い。今シーズンの彼のハイライトは近大1回戦の初回、二死1塁の場面。ここで彼は近大のエース・巽からレフトスタンドに先制ツーランを放つ。チームの勝利には結びつかなかったものの、今年のドラフト目玉投手からの一撃は今後のさらなる活躍を期待させるものであった。
シュアな打撃が光る5番・乗替。序盤からヒットを量産し、立命打線の牽引役となっている。現在の打率はリーグ2位の.387。首位打者も十分射程圏内だ。加えて、チャンスメーカーとしての役割も果たしている。その象徴的な試合は関学2回戦、彼が放った3本のヒットがいずれも後続選手のタイムリーで得点につながった。そのため、ランナーがいない場面でも相手バッテリーは気が抜けない。
【立同戦の見所】
藤原大は、チャンスでの打席に注目したい。得点圏打率は.500と勝負強く、期待が持てる。柳田も同じくチャンスでの打席がポイントになりそう。彼はここまで6打点を挙げているが、タイムリーでの打点がないのが気がかりだ。藤原大の次を打つだけに、好機で一本が出るとビッグイニングとなる可能性も十分考えられる。乗替は首位打者争いをしているのに加え、彼の出塁が得点に絡むことが多い。そのため、ランナーの有無にかかわらず1打席1打席から目が離せない。近大戦は3試合で11打数1安打と打撃ではあまり活躍できなかったが、中軸として、そして主将として人一倍強い気持ちを持って立同戦に臨むだろう。クリーンアップの出来の如何(いかん)が勝敗に大きく影響するのは間違いない。


