◇立命館1-3東洋大<11月18日、明治神宮野球大会準決勝、明治神宮野球場>
立000 100 000…1
東010 002 00X…3
立)●藤原正-乗替、新田
東)○上野、内山-大野
チームの標榜する「日本一」まで、あと二つと迫った立命館。相手は覇者・東洋大である。ともにプロ指名を受けた上野、大野のバッテリーに加え、切れ目のない打線を兼備した穴のないチームだ。この最強の相手に対し立命館は全力で挑んだ。
立命館の先発投手は今や絶対的エースにまで成長した藤原正。前日に続いての連投ではあるものの、必勝を期してマウンドに上がる。しかし、序盤から制球が乱れ、犠打を挟んで4連続四死球。一死満塁とピンチを迎える。ここで犠牲フライで一点を先制される。
序盤、相手投手・上野に苦しんでいた打線。一死の場面で上内が四球を選び、大砲・柳田が打席へ。叩いたのは初球だった。打球は右中間を深々と破る三塁打。一気に上内がホームへ生還し試合は振り出しに戻る。なおも逆転のチャンスであったが、後続が倒れ同点のまま六回を迎える。
ここまで相手の攻撃を凌いでいた藤原正。しかし六回、大野のタイムリーヒットを皮切りに2失点を喫する。このまま反撃の糸口すらつかめない立命館は王者に力負け。優勝まであと一歩と迫りながら敗退を余儀なくされた。
大学球界の横綱相手に真剣勝負での敗北。充実のシーズンを締めくくるにふさわしい王者との“有終”の大一番であったことに違いはない。「完敗です。だけど悔いはない。この一年やることはやった」という乗替主将の弁がそれに集約されているだろう。スタメンに若い選手が残る来年以降。必ずやこの経験が彼らを頂点へと導くに違いない。


