関西学生野球春季リーグは第4節を終了した。立命館はここまで6戦全勝、勝ち点3と優勝へ向けて着実に進んでいる。5月4日から始まる次節の相手は近大。最近5年間、10シーズンでは立命館が4回、近大が6回リーグを制しており、毎シーズンのように覇権を争っている。立命館にとってはここで勝ち点を奪い、優勝に向けて大きく前進したいところだ。今回は決戦を間近に控えた近大戦のプレビューをお届けする。


〈今季の近大〉
 今シーズンの近大はここまで2勝2敗の勝ち点1。第2節の京大戦では連勝したが、続く第3節で関学に2連敗。2004年春から昨秋まで20連勝中だった得意の相手に2試合続けて0-1で星を落とす痛恨の連敗だった。立命館から勝ち点を落とすと優勝の可能性が消滅するだけに、近大にとっては正念場となる。


〈近大の戦力分析と試合のポイント〉
 投手陣はここまで4試合で失点4と安定している。先発が予想されるのは武内、森田の右投手が二枚。リリーフでは左の中後を筆頭に宮本、東山らが控える。昨年の主力投手が大幅に抜けたためリーグ戦の経験が少ない選手がほとんどであり、背水の陣とも言える今の状況でどれだけ自分のパフォーマンスが発揮できるかは未知数だ。立命館は6試合で42得点と打線が好調であり、特筆すべきはすべての試合で先制点を奪っているところである。近大の若い投手陣を早い段階でとらえることができれば自ずと勝利は見えてくるはずだ。

 一方の打撃陣は経験豊富な選手が揃い、今年のドラフト候補が多数名を連ねる。一発長打を秘め俊足、強肩と三拍子揃った藤川、足の速さに定評があり出塁率の高い岡澤、勝負強いバッティングが魅力の溝端には特に要注意だ。そして、故障のため出遅れていた主将の荒木貴が次節に復帰予定。大学No.1遊撃手の呼び声も高い彼の復帰によってチームのまとまりも増すであろう。ここまでの4試合は関学戦で連続完封負けを喫するなど打線がつながりを欠いており、4番を固定できていないのも大きな課題だ。しかし、一歩間違えれば大量失点の危険があるのも事実である。立命館投手陣はこの打線を眠らせたまま抑え切りたいところだ。


 関西学生野球春季リーグ第5節、立命館vs近大の注目の対決は5月4日13:30~、5月5日11:00~、いずれも皇子山球場で行われる。


春季リーグ順位表(第4節終了時点)
①立命館 6試合6勝0敗 勝ち点3 (近大、同志社)
②同志社 5試合4勝1敗 勝ち点2 (京大、近大、立命館)
③近 大 4試合2勝2敗 勝ち点1 (立命館、同志社、関大)
④関 大 7試合3勝4敗 勝ち点1 (関学、近大)
⑤関 学 6試合2勝4敗 勝ち点1 (関大、京大)
⑥京 大 6試合0勝6敗 勝ち点0 (同志社、関学)
      ※カッコ内は残り対戦カード、勝ち点が同じ場合は勝率の高いチームが上位

このページの先頭へ